103 view | 2018/10/09 00:00

都会のマタギと田舎のマタギ その27 高知の特産品は’しあわせ’です。

都会のマタギと田舎のマタギ -その27 高知の県産品は、‘しあわせ’です。


熱中小学校の11番目の学校となる‘越知ぜよ 熱中塾’の開校式に参加した。

高知は2年ほど前から、開催地の話があっては消えるという県だったが、ついに日本一の清流、仁淀川中流の町、越知町が決断してくれたのだ。


きっかけは日銀の高知支店長だった河合祐子さん(現在日銀ロンドン駐在)の熱意で、NPO土佐山アカデミーさんや、越知出身の能勢秀樹さん(住友林業顧問、塾長に就任)

黒笹慈幾さん(教頭先生に就任)、そして越知町の小田(こだ)保行町長や役場のスタッフや地域起し隊の皆さん等、鮮度の高い方達にめぐりあう事ができた事だ。‘越知ぜよ’の名前のこだわりも小田町長のお考えだった。


すでに80人の定員を超えていながら、その開校式前夜に主として若い農業者の入学希望者を求めて特別セミナーが行われた。ここの学校はなんといっても教頭先生を務める、黒笹慈幾さん((株)南国生活技術研究所所長)の発想がユニークだ。

黒笹さんは、元Bepalの編集長としてより‘釣りバカ日誌’の主人公である、‘浜ちゃん’のモデルになった話で有名な方だ。

その黒笹さんが、高知には東京より幸せな生活があるはずだと、‘人生2毛作’の実践に自ら移住して熱中小学校プロジェクトに出会い、熱中のしくみを使って高知の‘しあわせ’度を皆で描こうとしている。

高知は国民一人あたりの所得とか、統計的には最下位をさまよっているが、黒笹さんに言わせると、それでも高知の県産品は‘しあわせ’だという。

前夜の車座になって開かれたパネルディスカッションでは台風接近の多忙の中、農業従事する若い方たちが、熱い視線を私たちに向けている。そこで、パネラーの私ははっきりとした思いに気が付いたのだ。

「人口減、移住の推進というが、まずは現在生活をしている皆さんが、健全な危機感を持つと同時に、自分の仕事、住んでいる地域の価値を再認識し、それを愛し、助け合って、そして学びの心を持って支えあうコミュニティーを作ろう。」

さらに言葉が自然につながって来た。「不足しているスキルや人材は共同で外部資源を使って学ぶシェアリングの仕組みがある。そうしたコミュニティーはいずれ移住者をひきつけ、学びの場、成長の機会が保証されていることで、他の仲間を呼び寄せることになる。」

自分の土地を愛して助け合っているコミュニティー創り、成長する場の形成がまず大切だという事を、11番目の学校が教えてくれた。

最終的に入学者は93人までになり平均年齢は49.7歳、熱中小学校プロジェクトの新しいビジョンで仮定した、平均年齢が40-60歳、人数は70-100人という仮説に入る学校が始めて誕生したのだ。

最初のきっかけを作ってくれた、河合祐子さんが一時帰国するにあたり、10月20日(土)

に’越知ぜよ熱中塾‘で授業をするそうだ。そして、授業の為に、食で地域起しの世界的な成功例である、サンセバスチャンを訪れ、授業のパッケージを推敲されているという。

なんと高知県の熱中塾生は‘しあわせ’なのだろう。

各地の生徒さんも、熱中パスポートを使って聞きに行くに値する授業になるだろう。

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0堀田 一芙


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