1676 view | 2019/06/15 08:57

熱中小学校に地域分校ができる話


 

私が関係している熱中小学校はこの秋国内14、海外1校の計15校になります。

岩手県遠野市は内閣府や自治体の資金を使わない、いわば私立学校が始めて誕生します。

遠野には若者の移住や農家民宿の実績もあり、震災復興の要の役割も果たしたNPO―遠野山・里・暮らしネットワークの菊池新一会長を中心にクラウドファンディングによ

って10月開校を目指しています。

 

一方、既存校では十勝さらべつ熱中小学校は200人近くの生徒さんが集まる学校になり、遠隔地からの生徒さんも増える勢いを持ち広い北海道にはいくつかあってもいいのではないかと先生である札幌在住の浅田一憲さんと話していました。そのご縁からいくつかの町を訪ねましたが、行政のしくみにうまく乗ることはできませんでした。

 

そこへ、美食家の浅田さんが愛してやまないブルーチーズを開発した伊勢昇平さんという若者が、どうしても熱中小学校を自分の集落―江丹別(旭川市内)で開きたいというので訪ねてくれないかという話があり、翌日授業がある十勝更別まで車で4時間かけて送ってくれるという事で、旭川空港に降り立った。

 

伊勢さんに連れられて、江丹別に行ったら彼が車中話したとおりのガランとしたところだった。数十人の集落の真ん中に郵便局がある。後ろに小学校、中学校合併校があって生徒はわずかに7人。親たちが生徒が4人に減った時でもあきらめなかったそうだ。失礼ながら郵便局にお客さんの姿はない中で2人の方が仕事をし、生徒さん以上の教職員がおられるこの地は生産性からいえば日本で最低の集落に入るだろう。

 

でもそこに世界一のブルーチーズをつくること、江丹別を世界一の村にすることが夢という若者がいて、2011年春から江丹別の青いチーズを製造開始。国産の食材において史上初、ANAとJAL国際線ファーストクラス機内食に採用されたのだという。

 

そのチーズを使ったレストランを開設するという嵯城要介さんというシェフが建設中のレストラン‘Chirai’の前でにこにこして、白樺を使った内装です、大きな白樺の木を皆で探して倒し、今大テーブルにすべく待っているのだそうだ。それが来ればこの地で開店してチーズの商品開発を一緒にやるのだ。

 

もう一人、静岡から旭川に移住してさらべつ熱中小学校に4時間通っている松本浩司さんは別の場所でゲストハウスを建設中。

彼の軽トラで送ってもらいながら、収入は減ったが幸福度は3倍以上、さらべつに通うのは熱気を感じたいからだそうだ。呼吸をしにさらべつに行くんですか。

 

夜は伊勢さんの仲間が集まって、私も分校ならばという話をした途端、自分たちの力で熱中小学校を開校することに決まってしまった。皆でお金出してもペイする素晴らしい投資だそうです。

 

藤原立人さんは嵯城さんのレストランの建設をしている社長さんだが大テーブルの白樺の板が乾燥し加工完成するタイミングが8月ということで、オープンスクールとレストランのオープンを一緒にして8月10日に決まってしまう。

 

半年近く役場の中の分厚い関係資料として眠っているケースがある一方で1日で開校が決まる学校がある。

 

江丹別の熱中症注意がでるくそ暑い8月10日に熱中小学校江丹別分校(仮称)のオープンスクールが始まる。

地元で2つ目の小学校誕生はもう止まらない。

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0堀田 一芙


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