391 view | 2019/09/15 08:08

全国熱中授業の旅―その1 紀州くちくまの編―熊野古道の入り口で

私は全国の熱中小学校の生徒として可能な限り授業に出かけるように努めている。

今期は「とっとり琴浦熱中小学校」と「紀州くちくまの熱中小学校」のダブル生徒であったが、9月14日は紀州の修了式授業で、ベンチャ―ビジネス担当の山寺純さん、理科の浅田一憲さんの授業に参加した。

 

山寺さんは株式会社Eyes, JAPAN代表取締役/ユニコーン 兼チーフ・カオス・オフィサー 地元の高校卒業後、東京ディズニーランドでジャングルクルーズの船長のアルバイトなどを経て、1993年、日本で初めてのコンピュータサイエンスの単科大学である会津大学の事務局で通訳翻訳員として働き、インターネットに出会う。1995年に大学生とともに会津大学初のITスタートアップ企業「あいづ・ジャパン」を創業。以来「2001年宇宙の旅」の著者でも知られるアーサー・クラークの「優れたテクノロジーは魔法と区別がつかない」をビジョンに掲げ、国内外問わずウェブ、コンピュータグラフィックス、オープンンソース、ハッカソン、ヘルスケア、セキュリティ、IoTなど様々な領域のテクノロジーのエッジで活躍。2013年には、アメリカ・カリフォルニアで行われた「Health 2.0」の第7回ハッカソンに日本代表として参加し、優勝。世界各国の77地区の代表チームの頂点に立った。

震災後にお会いしてからもう長いお付き合いを頂いている。

 

浅田さんは医学とメディアデザイン学の2つの博士号を持つ札幌在住の独立系研究者。

1997年に情報セキュリティ技術専門会社オープンループを起業、社長として2001年に同社を上場に導く。現在は複数の専門分野(IT、暗号学、医学、数学、メディアデザイン学、色彩学)をもつ独立系研究者として活躍。色弱の人ために色を見分けやすくする「色のめがね」、色弱の人の色の見え方がわかる「色のシミュレータ」、老視・白内障・弱視などの人ための視覚を補助する「明るく大きく」等のアプリを開発し、すべて無償でリリースしている。これらは、約100カ国で約90万人以上の人々に愛用されている。浅田さんには来年4月に開校する熱中小学校江丹別分校の校長先生に決まっている。

 

こうして偶然同じ時期にIT系の起業をされたお二人で、かつ会津若松、札幌と地方の先生がそろい踏みも珍しい。スタートアップの苦労の連続であったお二人だが、24年目に入って継続されている山寺さんと、途中で会社を渡して、エクジットした浅田さんの人生の対比も興味深く授業を聞くことができた。

共通しているのは、失敗に厳しい日本のあり方や会社の名詞で生きているビジネスマンの可笑しさなど。それに対して、挫折しそうになったら「俺はまだ旅の途中、継続していけばなんとかなるかなる」という気持ちと、それぞれの形で社会の変化を創ろうという精神の高さだろう。

 

紀州くちくまの熱中小学校の浦校長、長井教頭もまた起業精神の塊のようなお二人で、この講師と会食をセットしていただいた、佐多事務局長、足を準備してくれた生徒会の皆さんのお蔭でとても快適な生徒生活最終日を送らせていただいた。

来期は新設校に生徒として転校しますが、今期は1年半でここまでの学校に成長した学校の授業に参加できてよかった!というか、実は寂しい気持ちでもあります。

すでに10月からの来期には定員60人が埋まっているようだが、私のような首都圏からの生徒さんを追加募集するそうだ。

熊野古道を案内してもらい方にもお勧めですよ!

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