386 view | 2020/08/24 09:55

いじめをテクノロジーで解決できるか/ハイブリッド終業式,卒業式

いじめをテクノロジーで解決できるか

8月8日(土)1時間目の授業をご担当いただいたのは、隈有子先生。

隈先生は株式会社マモル代表取締役CEOとして

「こどもがいじめで悩まない社会を目指して」

をキャッチコピーに活動されております。

元々IT関係の事業開発ディレクターとして、

中高生向けサービスをリリースしていたそうですが、

当時多くの保護者や子供と接点が多く、

以前より関心があった「いじめ」を少しでもなくしたいという想いから

株式会社マモルを立ち上げ現在も引き続き代表として活動されています。

今回は先生はオンラインにて、生徒の皆さんは人数を制限して現地での授業となりました。


オンラインから会場と議論しながらの授業


いじめを取り巻く最近のお話

SNS上でのいじめ、SNSでの誹謗中傷が増えてきており、

隈先生もことあるごとに記事を書いたり、

相談に乗ったりしているそうです。

また子供を狙ったデジタル犯罪についても、

やはり最近は相談の件数が増えています。

海外の方から日本のいじめについて聞かれる事もあり、

自殺率が高いからなのかいじめが多いのではないかと、

海外からは思われたりすることが多いとのこと。

実際にデータとしても、日本でのいじめの件数や自殺は近年増加傾向にあり、

過去最悪の件数を更新し続けています。


いじめについてみんなで考える

2つのテーマについて生徒の皆さんと議論しながらの授業となりました。


質問①:あなたが思う子どものいじめってどんなものですか?

会場からの意見

・その子がやってほしくないと思うことを、継続的に行うこと

・無視すること、仲間外れにすること

・ みんなと同じでなくてはならない、という意識がいじめを生んでいると感じる。

・いじめの標的が、瞬間にして変わるのは、昔から変わらない。対象になる理由は特にない。

・いじめが目に見えなくなって複雑化して難しくなっている。

そんな意見が集まりました。


法律的ないじめの定義

いじめ防止対策推進法の第2条には

「当該行為の対象となった児童などが心身の苦痛を感じているもの」

とされていますが、心身の苦痛といっても人それぞれで大小さまざまで、

実際の現場ではやはりなかなか判断と対応が難しいのが現状だそうです。


質問②:いじめをテクノロジーで解決するってどんな方法があるんでしょう?

会場からの意見

・カメラ等でいじめの現場を監視する事

・チャットで誹謗中傷の文字を検知する

・感情を体験するテクノロジー

・アナログな日常会話とかそちらのほうが実は大事なのでは

・チャットなどが盛んだが文字でのコミュニュケーションは誤解を生む原因ではないか

そんな意見が集まりました。


隈先生からいじめを解決するテクノロジーの実例を紹介

・トイレの騒音やたばこの煙を感知するテクノロジーでいじめを予防する

・いじめを克服するゲームを通じていじめを学ぶ

・人を傷つける言葉をポジティブな言葉に変換する「善意のキーボード」

・悩みを話せる仮想空間を作っていこうという取り組み

・AIを利用してネットいじめの言葉を探知する取り組み

・脳波を測定してストレスを可視化するテクノロジー

・防犯カメラをたくさんつけるのがいいという声もある

そんな実例を交えていじめを解決するテクノロジーについて紹介いただきました。


マモレポについて

色んな学校を見ている中でいじめが少ない学校や雰囲気のいい学校に共通していたのは、

相談が先生にできるか、先生が状況を把握できているかという部分だそうです。

また海外ではスマートフォンで匿名で生徒からいじめ通報アプリというのがあります。

そんな状況を受けて隈先生も独自に「マモレポ」を作られたそうです。

マモレポは今生徒を取り巻く状況や困っていることを聞き取ると共に、

チャットで相談にのっていくそんなアプリです。

テクノロジーもそうですが顔を合わせて話し合う事も大事にして、

予防×対策の2本立てのアプローチでいじめ問題に取り組みたいとのお話でした。


その他にも会場からは

「最近はいじめも多様化していてチャットツールでの仲間外れ等難しい事が多い」

「カメラを設置して監視しすぎるのはプライバシー的にどうなんだろう」

「テクノロジーだけでなくコミュニュケーションについて考える必要がある」

「実は昔いじめられていた時こんな風に乗り越えた」

そんな話が飛び交い深い議論が行われました。


ライフスタイルや価値観の多様化でいじめの問題についても、

複雑化しており一概に解決するのは難しいかもしれません。

それでも命に係わる問題をしっかりとらえて悲しい出来事が起こらないように、

知恵を出し合っていけたらいきたいですね。


2時間目は第10期終業式/第5期生卒業式

今期は4月からオンライン授業、

6月からは現地とオンラインでのハイブリッド授業という事で実施してきました。

今期の式典もハイブリッドな形で実施しました。

今年はイベントも少なく少しでもハレの日を楽しんでいただくために、

現地参加の希望者で和装で集まる式典となりました。

今回の卒業生は第5期の入学生8名、その中の6名が現地会場にお越しいただきました。

第5期は地域のお祭りを復活させようという「熱中ブドウ祭り」からスタートしました。

あれから3年経つと思うと早いもので懐かしいですね。

今年は地域に人を招いてのお祭りの実施は難しそうですが、

来年にはまた楽しく集まりたいものです。


事務局としては暗中模索の中の第10期でしたが、それ故新しい取り組みも生まれました。

生徒の皆さんとオンライン授業を作る「放送部」の取り組みを筆頭に、

zoom勉強会、最新ソフト体験会、オンライン飲み会、オンライン茶話会、シアトルと交流授業、

オンライン料理教室、大間ジロー先生の特別ネットライブ。

授業以外でも逆に今の時期しかできないイベントや体験、そして学びがありました。


来期の開始は10月からとなりますが、

今の時世だからこそできる事や学べる事が実は沢山あると感じています。

第11期もさらにパワーアップして活動していきますので、

また10月から来期も皆さんと学び挑戦していきたいですね。

9月末まで新入生も募集しておりますので、是非ご入学お待ちしております。


来期の入学の情報はこちらからご覧ください。

https://www.takahata.necchu-shogakkou.com/recruiting-new-students


式典の様子

理事長佐藤よりごあいさつ


校長あいさつはオンラインにてユーモラスに


教頭あいさつは現地にて式典が引き締まります


今回の放送部は池田さん、豊嶋さんに担当いただきました。


卒業生を交えて記念写真


今期卒業生のみなさん


授業記録

8月8日(土)

10:00~12:00 ワインぶどう園地作業

 

13:30~14:40 1時間目授業 隈 有子 教諭

(株式会社マモル代表取締役CEO)

「いじめをテクノロジーで解決できるか」

 

15:00〜16:30 第5期生卒業式/第10期終業式

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