話題のキーワード

琴浦熱中小学校マタギ授業日本自分山形県高畠町仕事

熱中ブログ

丸森復興分校第2回授業2020.6.27

丸森復興分校第2回授業2020.6.27

梅雨の晴れ間の宮城県丸森町で、齋理屋敷会場リアル35名、ZOOMバーチャル10名が参加し、第2回授業が行われました。1限目の田子みどり先生からは、「起業とコミュニケーション」と題し、自ら学生時代に起業された経験から、コミュニケーション力の重要性のお話があり、後半ではグループワークとして、丸森復興分校の盛り上げ策を話し合い、1分間のプレゼンに挑戦。2限目の山田玲子先生からは、「食活」のあれこれ、そして小さな外交官となりうるおにぎりについて。さらに、事前案内で生徒のみなさんが握って持ち寄った「マイおにぎり」の紹介を参加者全員で行いました。今回も楽しく、そしてタメになる授業、ありがとうございました!

亀田 俊 2020年06月30日

252View

「What’s オリンピック ~知られざるオリンピックアスリートの世界~」

「What’s オリンピック ~知られざるオリンピックアスリートの世界~」

「What’s オリンピック ~知られざるオリンピックアスリートの世界~」 今回の授業をご担当いただいたのは池田めぐみ教諭。池田教諭はフェンシングの日本代表として2006年ワールドカップ準優勝。アテネ、北京のオリンピックに出場し、北京では日本勢過去最高の15位。10年広州アジア大会のエペ団体では金メダルを獲得されています。現在は「YAMAGATAドリームキッズ」チーフアドバイザー、日本アンチ・ドーピング機構アスリート委員、山形大学地域教育文化学部非常勤講師、日本サッカー協会「夢先生」を務め、スポーツを通じた社会貢献活動に取り組んでいます。 What’sフェンシング、What'sオリンピックフェンシングのユニフォームをつけて登場いただいた池田教諭から、まずはフェンシングで使う道具についてご紹介いただきました。ユニフォームは防弾チョッキと同様の素材というお話や、フェンシングのサーベルは週間少年ジャンプと同じくらいの重さといったお話を実物と共にご説明いただきました。 「何のためにオリンピックってやるの?」を考えた時メダルをいくつ取ったかという事やどこの国が強いかという事に目が生きがちだと思いますが、実はオリンピック憲章にはそういった事は書かれていません。オリンピック憲章にはスポーツを文化教育と融合させ、生き方の創造を探求するため、または人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会の推進を目指すために、スポーツを役立てようという事が書かれています。東京オリンピックの延期決定の話や来年の実施やアスリートについて、皆さんに意見を聞きながら実施しました。フェンシングの道具について紹介する池田教諭オリンピックの裏話実際にオリンピックに出場した経験から、試合に向かうまでと試合の様子を写真や動画を交えて紹介いただきました。入場行進の裏話や、選手村での部屋の様子や食事の様子、実際の試合の動画まで紹介いただきました。東京オリンピックの実施にあたってのお話やフェンシングを始めたきっかけ等個別の質問に回答していただきました。 池田教諭入場行進時の写真←アテネオリンピック →北京オリンピック強くなるための条件池田教諭はフェンシングに取り組んでいて、実はセンスがなくても強くなる方程式を導きだしたそうです。それは「トレーニング×準備×考える=強さ」という事だそうです。試合の前には今まで関わった人や出会った人の事を思い出すそうです。多くの人の想いを感じる事で心を崩さないように取り組めるのだそうです。池田流 強くなるための方程式トレーニング以外で気を使っている事実際に試合で活躍するためには自分で様々な管理をしていく必要があります。ドーピング検査のためスケジュール登録、食事や体重コントロール、海外遠征のためのスケジュール管理、想定外の対応や渡航先の安全管理、予算や投資などのマネジメントまで、試合に向かうまでは様々な障害があります。試合だけではなくそこに向かう道筋も自分で探求して獲得していく事が重要です。スポーツの未来を考える昨今のスポーツを見るとやはり優勝劣敗主義、悪しき勝利至上主義、拝金主義というのが加速している中、新しいスポーツの理念の模索、新しいスポーツの価値の模索、というのが必要になってきています。 2時間目の授業は起業コース2時間目は山形大学産学連教授を務める柴田孝教諭に「マインドセットと企業家精神」の授業を実施いただきました。 起業コースの目的である、アントレプレナーシップ(企業家マインド)を身に着けるためには物の見方や考え方を変える事が重要で、それを実現するためにの手法「マインドセット」についての授業でした。授業ではキャロル・ドウィックさんのTEDトークでのお話や身近な心理テストを交えながら成長型のしなやかなマインドセットを身に着ける事の大切さを学ぶ授業でした。インターネットやテクノロジーの進歩が引き起こす、新習慣や新常識の中で、心身ともにしなやかでたくましく生き抜いていきたいですね。 今回も茶目っ気たっぷりにお話いただきました。 今回の授業も放送部企画という事で、生徒にナビゲートをご協力いただきました。次回も少しずつ個性のあるオンライン授業を実施していきます。本来であればオリンピック目前での授業でオンライン間近のトピックスや聖火リレーのお話を交えて実施いただく予定でしたが、今回は延期になったオリンピックの行く末やスポーツの形について議論のある授業となりました。来年無事オリンピック開催となったらまた池田教諭のお話をお伺いしたいですね。NPO法人はじまりの学校:長谷川今回から別室に放送席を設けて進行協力いただきました。授業記録5月23日(土)10:00~11:00 新入生交流課11:00~12:00 最新ソフト体験会13:30〜14:401時間目 通常授業 池田めぐみ 教諭「What’s Olympic ~知られざるオリンピックアスリートの世界~」(山形県スポーツ協会スポーツ指導員/フェンシング競技オリンピアン))15:00〜16:302時間目 起業コース 柴田 孝 教諭「マインドセットと企業家精神」(山形大学産学連携教授)

高畠熱中小学校 2020年06月05日

386View

未来のスポーツの形、スポーツ共創の作る未来

未来のスポーツの形、スポーツ共創の作る未来

未来のスポーツの形、スポーツ共創の作る未来 5月9日(土)は体育の授業を担当いただいている犬飼博士教諭(一般社団法人運動会協会理事)に授業を実施いただきました。犬飼教諭は元々テレビゲームの制作をされていたのですが、eスポーツ関係での取り組みを経て現在は運動会という日本人なら誰もが知っている文化を切り口にスポーツやゲームとは何かを探求されています。 スポーツとゲームについて語る犬飼教諭放送部企画という事で生徒の池田めぐみさんに進行協力いただきました。スポーツの進歩と未来のスポーツ数年くらい前からeスポーツというものがメジャーになってきましたが、そもそもテクノロジーとスポーツの変化を考えると、狩猟採取時代には棒や弓で狩猟の技術を競い合う競技、農耕時代にはサッカー等の集団ゲームや体を使うお祭り、工業時代にはモータースポーツを中心として競技、現在の情報社会においてはコンピューターゲームやeスポーツというものが生まれて来たと言えます。そこで犬飼教諭もコンピューターを使いながら身体を動かす競技として「eスポーツグラウンド」や「スポーツタイムマシン」といったものを手掛けられたそうです。テクノロジーとスポーツの相関図未来の運動会プロジェクトについて未来の運動会は「最新の道具を使う」という事ではなく、「未来に向かって自分で少しずつ変化させていこう」とする未来志向の運動会です。「UNDOKAI」文化を中心に全世界でスポーツを作取り組みが広がっていったら面白いなと考えて取り組んでいるそうです。高畠熱中小学校でも2016年、2018年に2度実施、姉妹校でも「熱中運動会」として取り組んでいます。最近では外出自粛を受けてビデオ会議システムを用いた「オンライン運動会」も未来の運動会の一環として行われています。この取り組みはスポーツ共創という考えに基づいて実施しており、スポーツ共創ワークブックは無料でダウンロードできます。スポーツ共創ワークブック(スポーツ庁HPより):https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/sports/mcatetop05/list/detail/1415532.htm 授業後半ではスポーツ共創の実践されている、今辻 宏紀 さん(横浜市立保土ケ谷小学校 教諭)、三浦 大輝さん(一関工業高等専門学校 電気情報工学科)2名にオンライン上で参加いただき、事例を紹介いただきました。小学生との未来の運動会プロジェクトについて今辻さんは小学校教諭として小学生にも主体的に未来の運動会をトライしてもらいたいと考え、授業の一環として未来の保土ヶ谷の運動会を実践されています。実際に楽しい運動会をやるというだけでなく、なぜこの運動会をやるのか、どうやって運動会を作るのかみんなで考えて企画して行いました。運動会当日は子供たちが考えた5つの競技が地域の企業を巻き込んで行われ大変盛り上がりましたが、ただ楽しい取り組みを作れてよかったというだけではありません。運動会終了後がスタート地点と考えて、その後の授業でも自分たちがこの取り組みを通じて町や人に対して何が出来たのかを考え直す時間を設けています。子供達が一つの楽しい社会の在り方や作り方を子供達に学んでもらいたいと思い取り組まれているとのお話でした。取り組みの記事はこちらhttps://spotsuku.jp/column/751小学生と運動会づくりを通じて地域の文化を考えています岩手県超人スポーツの取り組みを通じて三浦さんは高等専門学校の学生として岩手県が主体となって行っている超人スポーツプロジェクトや高等専門学校での超人スポーツ開発について取り組まれている事をお話いただきました。岩手県超人スポーツプロジェクトは2017年に岩手国体を機にスタートした取り組みで、言語だったり身体的だったり人と人との壁をテクノロジーやアイディアを使って取り除いていこうという取り組みです。また超人の名の通り人体の機能を拡張したスポーツを作っています。三浦さんはイベントや学校での研究を通じてドローンやVRゴーグルを使った競技を作っており今回はその紹介をしていただきました。研究としては色んな機器を使って面白いと思うものを作っていきたいのですが、好きなスポーツを専門的に作れば作るほど長期スパンの取り組みとなり、社会との接点を結ぶのが難しく、プロジェクトマネジメントの部分が今後の超人スポーツ開発の課題とのお話でした。VRゴーグルを用いた鬼ごっこ「赤鬼」の紹介2時間目「スポーツって生活に必要?」元々2時間目は現地にて新しい運動会競技を考える「運動会ハッカソン」を実施する予定でしたが、自粛生活の長引く状況を受けて「スポーツって生活に必要?」というテーマで自由に話し合う場としました。オンライン運動会の取り組み、テレワーク時に運動不足について、自粛環境で思うスポーツの必要性、高畠での運動会ハッカソン開催について、テレビ通話やチャットを交えての授業となりました。   教諭、生徒、事務局を交えてのディスカッション今回の授業では「スポーツの成り立ち」や「運動会を作る事」の紹介から始まり、実際に未来のスポーツを探求されているお二人の実践のお話をいただきました。ディスカッションではスポーツやゲームそして教育分野等様々な方面での議論が行われました。運動が嫌いでゲームエンジニアからスポーツを作る取り組みを始めた犬飼さん、運動が好きでアスリートとしてスポーツのあり方を考える池田さん、お二人の話す理想のスポーツのあり方が似たような着地点に進むのがとても印象的でした。「本を読む運動会があったっていいじゃないか」とそんなセリフが授業の中で犬飼教諭よりありましたが、素晴らしい発想だなと感じます。運動会というのは地域にとって大きな文化的イベントで普遍の物ではありません。地域の運動会のお話を聞くと張り切っている人といやいや付き合っている人の温度差をすごく感じます。あまり既存の「運動会像」にばかりとらわれず、地域の状況や興味に応じてみんなで考えて楽しめる取り組みに運営する人が、どんどんアップデートしていけばいいとそんな風に思います。実は今回の授業では高畠の地区民運動会を題材に「運動会ハッカソン」を行い地元の運動会を主催する皆さんもご招待する予定でした。残念ながら今回現地での開催が出来ませんでしたが、来年以降実現していきたいですね。NPO法人はじまりの学校:長谷川授業記録5月9日(土) 高畠熱中小学校授業10:00~12:00 フリートークルーム開設※zoomのテストや活用について話す場となりました。13:30〜14:401時間目 体育:犬飼博士教諭(運楽家/一般社団法人運動会協会理事 )「未来のスポーツの形、スポーツ共創が作る社会」15:00〜16:002時間目 パネルディスカッション「スポーツって生活に必要?」 ・犬飼 博士 (運楽家/一般社団法人運動会協会理事)・今辻 宏紀 (横浜市立保土ケ谷小学校 教諭)・三浦 大輝 (一関工業高等専門学校 電気情報工学科)・池田めぐみ (山形県スポーツ協会スポーツ指導員/フェンシング競技オリンピアン)16:00~16:30 オンライン茶話会

高畠熱中小学校 2020年05月18日

714View

これからのコミュニュケーションを考える

これからのコミュニュケーションを考える

これからのコミュニケーションを考える~オンラインとリアルの上手な使い分け~ 4月25日(土)高畠熱中小学校授業オンラインへ移行して2回目となる今回の授業を担当いただいたのは福田幸志郎教諭、福田教諭は2010年より生きるための知恵を身につけるための塾「勉強を教えない塾 福幸塾®」を立ち上げ現在も引き続きじゅくちょうとして活動されています。今回は大阪からオンラインでの授業を実施していただきました。 大阪よりオンラインでご参加いただきましたこれからのコミュニュケーションを考える今回も「Zoom」上で授業を行ったのですが、新型コロナウイルスの影響も長引きそうでオンラインでの授業を意外といけるぞとか楽しいぞというのを感じる授業を実施いただきました。「おたがい」を知る、「自分」を表現する、「これから」を描く、大きくこの3つをオンライン上で体験してもう事をゴールとして授業が始まりました。 教わるから考えるへこれからの学びとして先生からただただ教わるのではなく、皆さん自身考えて先生へ質問していくという事を実践していって欲しいという事で今回の授業ではそれをオンラインで実践すべく授業を実施しました。今回の授業は3つの議題についてチャットで回答してもらい、それについて深堀りして福田教諭と考えていく授業を実施しました。流れとして・チャットに参加者皆でアイディアを出す・福田教諭より議題についての解説・チャットやトークを通じて知恵を分かち合うこの3つの手順で下記の議題について考えました。 ①自己紹介まずはじめにアイスブレイクを兼ねて、チャットでの自己紹介を実施していただきました。主に第10期新入生の方を中心にzoom上でマイクとカメラを共有しオンラインでのコミュニュケーションを体験しました。②オンラインのメリット、デメリット現在はオンラインはリアルの代わりとしてしか考えられていないのですが、オンラインのいいところ悪いところ、リアルの良いところ悪いところがあるはずで今回それについてみんなで考えました。昨今の外出自粛を受けてこれまであまり注目されていなかったオンラインのメリットについてみんなが興味を持っている時期なので、どんどん学んで発展させていくのはどうでしょうとのお話をいただきました。授業で集まったアイディア(抜粋)③これからについてこれからの世の中の変化について悲観的に捉えている人もいれば、いやいや新しい事を始めるチャンスだよと捉えている人どちらもいると思います。今回はそんな考えを集めて考えました。福田教諭の考えるオンライン上でのインプットやアウトプットの変化について、実際に今起こっている出来事の例を交えてお話いただきました。ただリアルでしかできない事や体験というのは結構あって、全てオンラインに移行するとはならないだろうともお話いただきました。授業で集まったアイディア(抜粋)熱中小学校らしくポジティブな意見が多く集まりました。生徒を交えてのディスカッション今一番やるべきではないのは自粛だからといって、何もしないという事。せっかく世の中が今の環境で出来る色んな取り組みへ興味が向かっているので自分なりに様々考えてトライしていくのが大切ではないでしょうかとお話いただきました。2時間目は起業コースの授業今回から全員参加できるようになった選択授業起業コースの授業、授業をご担当いただくのは引き続き柴田孝教諭、山形大学産学連携教授として経営・生産革新・戦略論、リーダーシップ論の教鞭をとられています。今回柴田教には73歳にして初のオンライン授業へ挑戦いただきました。授業ではスティーブジョブズの名スピーチ等を引用し、起業家精神とは何かを学ぶ授業を実施いただきました。生徒さん手作りで寄付いただいたマスク着用にて今回はまた前回とは違った形でコミュニュケーションを重視したオンライン授業を実施させていただきました。今回から中々ITに苦手意識があって手を出していなかったかたも、少しずつ参加してみようとかチャレンジしてみようという声が聞こえてきて嬉しい限りです。オンライン飲み会やオンライン部活動なんかも企画が少しずつ形になってきており、高畠熱中小学校から新しい学びと交流の形がどんどん実現できるようこれからも皆さんと取り組んでいければ幸いです。NPO法人はじまりの学校:長谷川授業記録4月25日(土) 高畠熱中小学校第10期2回目天気は快晴、午前中にはFacebookやZoomの使い方のガイダンス、生徒有志とオンライン課外活動についてのディスカッションを実施。 10:00~10:30 facebook講習会、生徒会グループへの参加方法について10:30~11:00 zoom利用法ガイダンス、実際に色々試してみよう11:00~12:00 オンライン課外活動についてご連絡、フリートークタイム12:00~13:30 休憩 13:30~14:40 1時間目 道徳:福田幸志郎 教諭「これからのコミュニケーションを考える」(株式会社福幸塾代表取締役、勉強を教えない塾じゅくちょう)15:00~16:30 2時間目 起業:柴田孝 教諭「創造的思考法① 0→1を作る考え方」(山形大学 産学連携客員教授)16:30~17:00 オンライン茶話会

高畠熱中小学校 2020年04月30日

804View

オンラインでも「動画力!」 高畠熱中小学校ウェブ式典/授業

オンラインでも「動画力!」 高畠熱中小学校ウェブ式典/授業

オンラインでも「動画力!」 ~高畠熱中小学校ウェブ式典/授業~ウェブ授業の実施にあたって4月11日(土)高畠熱中小学校のウェブでの入学式/始業式、および授業を実施させていただきました。当初は例年通り現地で新入生の皆さんを交えてぶどうの苗植えイベントから始まり、大人が学ぶ小学校とはどんなところだろうと期待に胸を膨らませていただいた新入生にとってのハレの日となる予定でした。新型コロナウイルス拡大の情勢を受けて実際の所授業実施の1カ月くらい前から事務局内の会議ではメインのカリキュラムはウェブ授業実施の方向性で進めてたのですが、ぶどう苗植えは楽しみにしていた方も多く、野外でのプログラムはぎりぎりまで実施の方向で検討していました。しかし開催の1週間前には、山形での発症者が発見され、警戒レベルが強化されたため、現地でのプログラムについては全て中止し、ウェブでの式典、授業を実施する事となりました。ウェブ授業実施にあたって不幸中の幸いだったのは今期のトップバッターをご担当いただいていたのは中村寛治教諭。中村教諭は全国熱中小学校のプロモーションビデオ製作を手掛け、各地で行う「動画力」講座をきっかけに全国の熱中小学校で数々の動画やスターが誕生しています。中村教諭に高畠熱中小学校での事情とやりたい事をお話させていただき二つ返事でご快諾いただき実施に至りました。ウェブ入学式/始業式についてそろそろ一般的になってきましたが、「zoom」というソフトとその中の「ウェビナー」という拡張プラグインを使って配信を行いました。zoomが使えないという人の為にウェブ授業の様子はyoutubeでライブ配信と録画の限定公開もしています。楽しいライブ配信というのを考えてみるとやっぱり一緒に放送を作っている感覚だろうと思います。また熱中小学校の楽しさを考えた時、教室の雰囲気や熱も重要です。そんな事を想いながら事務局内で、機材やソフトをどうしようとか、見せ方をどうしようとか、装飾をどうしようとか、挨拶をどうしようとか、みんなにとってほとんどはじめての取り組みでしたがあれこれ知恵を出し合ってウェブ式典という形で実施させていただきました。ウェブでの式典という事で新入生代表挨拶、在校生代表挨拶は山形県内外の生徒とテレビ通話画面をお繋ぎして実施しました。ガイダンスに関しては普段より文字説明多めのスライドを用いて、当日スライド投影と後日資料の郵送という形に代えさせていただきました。事務局よりご挨拶させていただきました。新入生挨拶もオンラインにて オンラインでも「動画力!」中村教諭とは事前にテレビ会議を通じて授業の内容をご相談させていただきました。中々イメージのつきにくい所で、中村教諭のご提案とご厚意で53分の「熱中小学校が10倍わかる「動画力」講座」を事前に製作いただき今回の授業に繋がります。授業では全国熱中小学校の過去の動画のご紹介から始まり、製作にかかわる技術や方法、想いをお話いただきました。上板町のマスコットキャラクター「かきじい」のなまめかしいPVや、ヤンキー風の男が小林市須木を叫ぶPV。ユーモアたっぷりの動画を交えつつ、動きのある授業を作っていただきました。そしてあの合言葉「動画力」、ライブで参加した皆さんからチャット上で「動画力」のコメントが集まりました。授業後は中村教諭がご自宅からビデオに入り、zoomの機能を使って文字でのQ&Aやビデオチャットでの質問タイムが行われました。今回の授業実施にあたってのお話や、動画制作についての質問が飛び交いました。授業終了後は教諭を交えてzoom上での記念撮影、最終的にカメラやマイクONで入れた方は25名程度(ライブでの視聴者全体は65名程度)でしたが、今後より増えると良いなと思っています。中村教諭お忙しいところ本当にありがとうございました。 オンラインでも「動画力」!第10期高畠熱中小学校 集合写真今回の取り組みを通じて視聴いただいた方からは結構好評で事務局内でもほっとした反面、まだうまく見れていない、楽しめていない人がいるのだろうなと心配していた所です。改めてよく考えると日々結構動画を見てますが、普段どんな工夫がされているかなんて考えません。既存のものなぞる事は安心で当たり前で失敗しない、新しいものを作るのは不安で未知で失敗ばかり。どちらにも学びがあるかもしれませんが、自分にとって本当の学びはどちらにあるのだろうと考えます。生徒の中にはITが苦手な方もいらっしゃいますが、興味を持って入校いただいた方、継続いただいた方に出来る限り一緒に学べるよう注意をしつつオンラインでの授業を続けたいと思っております。なんとなく長期戦となりそうな現状を見ながらも、現地でまた生徒、教諭、関係者の皆さんとお会いできる日に希望を寄せつつ。今この時、この場所でしか得られない学びをみなさんと作っていければ幸いです。NPO法人はじまりの学校事務局:長谷川授業記録4月11日(土) 高畠熱中小学校第10期1回目天気は少し肌寒くも快晴、午前中に予定していた苗植えイベントは中止し、事務局と地元の農家さんにて実施しました。授業式典共にオンラインにて、放課後はオンライン茶話会を実施。 1時間目 オンライン入学式/始業式2時間目 放送室:中村 寛治 教諭(株式会社ヒューマンセントリックス代表取締役社長) 

高畠熱中小学校 2020年04月20日

1314View

大原美術館の歴史と取り組み

大原美術館の歴史と取り組み

大原美術館の歴史と取り組み~熱中小学校修学旅行事前説明会(仮)~2月22日(土)1時間目の授業を担当いただいたのは公益財団法人大原美術館理事長の大原あかね教諭。「今日は朝、倉敷を出て高畠までお昼に着いたので、意外と近いなぁと感じている所です。今回の授業テーマは熱中小学校修学旅行事前説明会(仮)と題してますので是非遊びに来てくださいね」そんなお話で笑いが起こり、授業が始まりました。 岡山県や倉敷市について紹介する大原教諭熱中小学校との出会いとローカルサミット「ローカルサミットin倉敷おかやま」で十勝さらべつ熱中小学校の方と出会った事がきっかけで教諭として全国の熱中小学校を回らせていただいています。ローカルサミットは元々2008年に行われた洞爺湖サミットの際に始まりました。「世界中の偉い人が考える事も大事だけれど、実際の生活に関係してくるのは一般の市民がどれだけ町の事を考えるかという事が重要だよね」という考えの下十勝で第一回が始まっています。 第9回となるローカルサミットは倉敷市を中心に行ったのですが、倉敷市は高梁川の流域に歴史文化経済ともに繋がってきており、高梁川流域連盟が中心となって地域づくりを考える取り組みとなりました。そんな中、岡山大学で行われたのが、中学生高校生大学生会議。これからの世界を考える子供達が集まって地域づくりを考える会を通じてLS宣言というものが生まれました。 2016年11月5日 LS宣言大人は本気の想いを伝えてほしい大人と意見交換する場がほしいそのために私たちは力を付けたい大人はその環境を整えてほしい私たちの意見を社会に反映して欲しい そんな地域づくりを考える取り組みから熱中小学校とのご縁が始まったとのお話でした。 大原美術館について大原美術館は日本で最初に西洋・近代美術を展示した私立美術館かつ印象派からポップアート、児島虎次郎を始め日本の画家、現代アート、民藝運動の作家の作品、古代西アジアエジプトなど、様々なジャンルの作品のある総合美術館です。「ずっとコンテンポラリー」「心のたかなりにまっしぐら」という理念の下運営を続けています。大原美術館展示のワクワク感を感じる逸話があります。神戸から夜行列車に乗ってやってきた少年が、こっそり絵の端っこをペロリと舐めました。その少年が後に洋画家として名をはせる小磯良平というお話です。今年は大原美術館開館90周年となり記念特別展倉敷の奇跡「泰西名画がやってきた!」を実施します。初めて西洋絵画を見た時のワクワクやドキドキを皆様と共有したいと考えています。 大原美術館の始まり元々美術品の収蔵が好きだった大原孫三郎は、親友で画家の児島虎次郎の西洋絵画の買い付けを援助していました。虎次郎は日本の画学生へ本物の西洋画を見てもらいたいという思いから、買い付けと展示会を行っていました。しかし虎次郎は47歳の若さで亡くなります。いつか一緒に美術館を作りたいと考えていた孫三郎は虎次郎の死を悼んで、翌年1930年に大原美術館建造します。その後息子の總一郎の代に移り変わりましたが、戦時中には金属品の供出や近隣への空襲等もあり、大変な苦労の中美術品を守ってきました。時代が移り変わっても引き続き「同世代の作家と歩む」の理念の下、今を生きる現代作家の作品を中心に収蔵を行っています。  大原美術館と地域のつながり大原美術館では地域や芸術を志す方と広くつながりを持って活動しているそうです。若手作家に倉敷に滞在して製作を行っていただく取り組みや子供達に絵をみて自分の絵で表現してもらったり、芸術大学の学生さんにはしっかりと模写をしていただいたりしています。他にも学校まるごと美術館という取り組みで倉敷市立倉敷東小学校、倉敷西小学校の全校児童が、休館日を活用して来館し美術館で授業を行っています。その他にも美術館という舞台を活用して、夏休み期間のワークショップ、展示場の中でのコンサート、ビジネスパーソンの研修、結婚式の会場としても活用していただいているとのお話でした。 授業ではスケッチを体験するワークショップ等を交えながらの和気あいあいとした授業となりました。大原美術館のコピーは「キテ、ミテ、カンジテ。大原美術館」との事で熱中小学校の皆さんも是非遊びに来てくださいと結びました。授業記録2月22日(土)高畠熱中小学校 天気は晴れ※新型コロナウィルスへの懸念からおもてなし部と謝恩会は中止。1時間目 美術 大原あかね教諭 (公益財団法人大原美術館理事長)2時間目 第4期入学生 卒業式卒業式では第4期入学生9名が卒業となりました。時沢の啓翁桜で彩られました授業後は第4期入学生の卒業式も実施

高畠熱中小学校 2020年03月24日

1349View

「かに飯」に「カニ酢」に「蟹汁」まで!!  この日の宴は「蟹」、「カニ」、「かに」の蟹三昧!!!

「かに飯」に「カニ酢」に「蟹汁」まで!!  この日の宴は「蟹」、「カニ」、「かに」の蟹三昧!!!

年に何度か蟹を食べたくて食べたくてたまらなくなる時があるんですよね・・・・・。いわゆる「蟹」中毒?そんな中毒症状がそろそろ顔を覗かせるんじゃないかと感じ始めたころに、とあるサイトを発見!!それは『熱中通販』!で、その中にある『さかい大黒屋』で美味しそうな「紅ズワイガニ」を発見!!思わず「ポチッ」と押しちゃいました!!数日後に無事到着。 丁度この頃、「蟹」食べたい度MAX!!! 抜群のタイミングですね!!「ボイル紅ズワイガニ」2杯です。早速こいただきます!!メインは「カニ飯」!土鍋に「ボイル紅ズワイガニ」を放り込んで炊き上げます。出来上がった土鍋ご飯の中に「蟹」の身をほぐして混ぜあげます。「カニ飯」の完成です。「蟹」の旨味が浸み込んだご飯ですからたまりません。タップリの「蟹」の身と共にいただくと「蟹」の旨味が五臓六腑に染み渡ります。「蟹中毒」も一発で解消です。実は「カニ飯」が炊き上がる前にお酒とともに楽しんでいたのが「カニ酢」!お酒のいいお供になりますね・・・・。「蟹」の旨味と「胡瓜」の食感が堪らない!!美味いです!!まだまだ「蟹」を楽しみましょう!「蟹」はどんな料理にしても美味いんですから!「蟹」の甲羅に「蟹味噌」と「蟹の身」を詰めてグリルで焼き上げました。旨味が凝縮されています。これはたまりません。 酒が進み過ぎます!!で、この後、最初にお見せした「カニ飯」が炊き上がり、満を持していただいたのでした。もちろん「カニ飯」のお供も添えさせていただきます。「カニ汁」です。「蟹」の旨味がお出汁の中に滲み出ています。「カニ飯」と一緒にいただくと幸せの極みです!!「蟹」を喰い尽くした「蟹三昧」の宴でした。年に何回か出る「蟹中毒」も、こういう風に対処すると全く怖くありません。それどころか大満足となります。年に数度の自分へのご褒美に、『熱中通販』でポチッとボタンを押すのもいいのではないでしょうか?幸せの極みがあなたに訪れますよ!!提案させていただきます!

中井 敏雄 2020年02月29日

119213View

「老後資金2,000万円不足問題から考える 資産寿命の延ばし方」

「老後資金2,000万円不足問題から考える 資産寿命の延ばし方」

 「老後資金2,000万円不足問題から考える 資産寿命の延ばし方」2月8日(土)1時間目の授業を実施いただいたのはセゾン投信株式会社代表取締役社長中野晴啓教諭。中野教諭は1987年にセゾングループに入社後、運用関係の部署に配属され16年間取り組まれました。「実はデパートで婦人服でも売りたいなと考えていたんですが・・」そんな話で笑いがおきました。当時は大手の金融業界とお付き合いする事が多く、会社の利益目先の損得に走る姿をみていて、その取り組みがおかしいんじゃないかと想いが大きくなってきたそうです。その中で生活者の目線で資産運用に取り組んでいきたいと考え、現在のセゾン投信を2007年に立ち上げ13年になります。現在14万5千人の長期投資家仲間と3000億円の資産運用に取り組んでいるそうです。高齢社会と投資の問題にズバッと言及する中野教諭 皆さんは「年金2000万円報告書」で大きく話題になった元々の報告書を呼んだことありますか? 実は中野教諭は「年金2000万円報告書」で大きく話題になった文書の制作に有識者として大きくかかわられたそうです。当時マスコミに一部切り取られた報道で真意が伝わっていないと思いますが、我々日本の生活者がこれまで享受してきたそれなりに豊かな暮らしを続けるために、長期資産形成という行動は絶対に必要不可欠ですという事が書いています。当然投資なので将来の結果が不確実であるのですが、現実的に個人個人が豊かな暮らしを続けるための行動として皆さんにも知っていただきたいとの事でした。実際の報告書は「高齢社会における資産形成・管理」という文書で金融庁HPにアップされているので必見です。金融庁HP:https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/tosin/20190603.html人生100年時代の人生設計日本で60歳から80歳まで生きる確率は現在のデータで8割近く、60歳から90歳まで生きる人が3人に1人、95歳まで生きる人が4人に1人くらい生きるという統計があり、今後どんどん伸びていきます。2007年生まれの人は将来高齢者になった時、平均寿命は107歳という予想が出ています。びっくりするほど寿命が延びていくのがこれからの高齢社会です。我々はこれまで人生80年となんとなく考えて来たけれど、人生100年というスパンで生き方や暮らし方を考えなくてはいけません。定年後、退職金や貯蓄そして年金を浪費して80歳くらいで寿命を迎えるそんなイメージだったかと思いますが、100歳までに生きるためにはこれまでと異なる20年分のリビングコストが必要になってきます。そのためには0金利で預金として資産を持つだけでは不十分で、仕事は辞めたとしても運用は継続する事でお金には元気に働いてもらう事が重要です。 年金制度と私たちの暮らし現在あまり知られていないかもしれませんが、国会では大きな社会改革が行われています。それは年金改革法案です。現在の年金制度は60歳から受給できますが、70歳まで待つと42%増しで貰える公的年金の繰り下げ制度というものがあります。今後は75歳まで84%増しになる法案が提出されています。これは定年が60歳とされていた時代から70歳までは現役世代ですよという事を暗に国が提案しています。70歳でおじいちゃん、おばあちゃんとして隠居生活をすると思われていたのが、いつまでも現役世代として社会とかかわって働いていこうという時代に突入していくのではないでしょうか。そもそも年金というのは個人個人が一円でも多くお金を受け取ろうという制度じゃありません。公的年金はあくまで社会保障であって、老後体が動かなくなってもギリギリ最低限生きていくお金を保証しますという保険です。今ある年金だけで豊かに暮らせるイメージは一時代たまたまラッキーだと考えてほしいです。これまでと同じような豊かな暮らしを望むのであれば各々自助自立をして、考えて行動する事が大事です。増やしながら使っていけば資産は減らないので一生続く投資活動をしていきましょう。 長期投資と資産形成の考え方そもそも株式ってなんで上がったり下がったりするかわかりますか?実は特に理由はありません、あえていうのであれば人の欲望と感情であって、もっと儲けたいと人が動けば価格は高くなるし、損したくないと思えば価格は下がる。ただそれだけです。しかし短期的には価格はでたらめに推移していくのですが、長期的にはあるべき値段に収束していくという特徴的な動きがあります。アメリカのダウ平均株価は歴史上最高値です。なぜかというと今も引き続き経済成長を続けている社会の株式市場は最高値を更新しつづけているというだけのことです。しかし日経平均株価はここ30年間ほぼ横ばいです。これはなぜかというと平成時代はほとんど経済成長ができなかったからです。成長しない経済に立脚した株式市場はやはり上がりません。ただし世界の経済は毎年安定的に成長を続いており、これからも引き続き成長を見込まれています。この流れに乗って投資していくのが国際分散投資といいます。最後に長期投資、積立投資、国際分散投資この3つの投資行動が生活者の資産形成をかなえますと結びました。投資の考え方や年金について、参加者の皆さんも興味深々でかなり具体的な質問まで飛び交う授業となりました。 授業記録令和2年2月8日(土)高畠熱中小学校天気は晴れ、午前中はおもてなし部によるワンプレート献立1時間目 社会 中野 晴啓 教諭 (セゾン投信株式会社 代表取締役社長)2時間目 選択授業・起業柴田 孝 教諭 山形大学客員教諭、リーンアプローチ代表・里山とワイン四釜 紳一 教諭 株式会社高畠ワイナリーおもてなし部のワンプレートランチ

高畠熱中小学校 2020年02月28日

1124View

現時点で地域と農業を考えるために

現時点で地域と農業を考えるために

現時点で地域と農業を考えるために1月25日(土)2時間目の授業を実施いただいたのは食と農の記者として活動される榊田みどり教諭。榊田教諭は30年以上全国の農村を歩き回り現地での取材を続け、高畠町にも有機農業の関係の取材で何度も足を運んでいただいております。農政と地域での暮らしについて語る榊田教諭エニアグラムタイプ1改革の人、榊田です。そんな自己紹介から授業が始まりました。(エニアグラムは1時間目授業でお話があった自己分析の手法) 最近の農政に対して感じている事2013年農業の成長産業化を掲げて始まった現政権の農業施策ですが、3つの柱の立案から7年、今どうなっているか考えてみましょう。1、農地集積:2023年までに担い手に8割の農地を集めて収益を上げる。→現状5割程度、離農者の地域外流出や後継者不足が顕在化。 集積した農地の荒廃の危惧も。2、6次産業化を推奨:1次、2次、3次産業といった枠にとらわれず、生産、加工、販売について多角的に農業を産業化していく事を目指す事。→鳴り物入りで始まったA-five(官民ファンド)破綻。3、海外への農業輸出の拡大:農業関係輸出の金額を1兆円規模に拡大する。→当初の5000億から9000億以上に増えたが、真珠やホタテ等も含む水産物が1/3、アルコールなど加工食品が1/3を締めており、取り組みの意義は疑問視される。全体的に決してうまくいっているとは言えないのかなと感じます。集約した農地が世代交代をする事によってどの土地がだれのものかわからないという事も起きたりしています。国の農政と地域毎の農政というのは違ってくるのかなと考えています。 農業だけでない地域との関わり方これまでは農業専業じゃないといけないとか、土地を集約して大規模化しないとという動きが大きかったのです。しかし昨今はパラレルキャリア、マルチワーカーと呼ばれる農業専業ではなく多業による就農への希望も増えてきています。総務省でもそういった動きを推奨するため、2009年から始まり当初100名くらいでしたが、地域おこし協力隊は現在では5500人をくらい。今後8000人まで増やそうと計画は進んでいます。最近は受け入れ側の体制も整ってきており、そういった動きがより顕著になっています。 関係人口という考え方3.4年くらい前から登場した言葉なのですが、最近は政策等でも用いられるようになりました。2017年には「関係人口を作る」という本を島根県の地方記者だった方が出しています。関係人口とは観光人口と、定住人口の中間のような存在で、地域をもう一つのふるさとの様に考えて何度も訪れてくれたり、行事に参加いただいたりと居住は別の所にあっても地域の一員の様に振舞う方の数を意味しています観光等で地域を訪れてくれる不特定多数の人が、またその地域に訪れたり、移住をきめたりするのは中々難しい。そこで関係人口を増やして地域の困りごとを解決したり、まずは地域の一員として暮らしを共有したりする人を増やそうというのがよく言われています。熱中小学校に通う皆さんも関係人口に当てはまるのかもしれません。また若い人を中心に2地域居住(デュアラー)という暮らし方も新しいライフスタイルとして広がりつつあります。 地域経済「漏れバケツ理論」地方自治体にとっての産業振興は企業誘致や補助事業を誘致してくるかという事にあったと思います。地域の産業振興というのは2000年以前は企業誘致、補助事業を取ってくるかという所にありました。2000年以降は小泉政権下で公共事業が減少し、より安い労働力を求めて企業はどんどん海外に流出してしまいました。地域の産業が縮小し獲得できる外貨が減る現代においては水漏れバケツの穴を塞いでいくように地域外へ獲得した外貨が流出しないよう地域内経済を回す事が重要です。地域の農産物を地域で食べることもそうですが、バイオマス発電、建材の活用等様々な点で見直しが出来るのではないでしょうか。 半農半Xという暮らし方東日本大震災、リーマンショックを受けて実体経済に関わりたいという方が増えたように思えます。地域での新しい暮らしを考える時に半農半Xという言葉があります。これは2003年に塩見直紀さんが「半農半Xという生き方」という本を書かれて暮らしが広がっています。島根県などそういう移住希望者を受け入れる支援事業を行う自治体も登場しております。半農半XのXの部分には介護、酒蔵、半カメラマン、半デザイナーetc..農業に関わりながらも様々な形で地域に必要な産業に従事しています。農業だけでなく地域づくりのマネジメントを行う農業法人も出てきています。また地産地消という言葉に対応して地消地産という言葉が出てきました。これは地域で消費される産業を地域で作りだしていくべきという考え方を示しています。食の経済規模における、生鮮食品の割合は年々減少し外食や加工食品の割合が大きくなってきています。食のみならずですが、地域内経済をいかにうまく回していくかというのが今後重要ではないでしょうかとお話をいただきました。 当日は高畠共生塾の渡部務さんもお越しいただき、有機農業発祥の地の一つである高畠町で農業と暮らしについて考える講義となりました。 令和元年1月25日(土)高畠熱中小学校一番積雪がある時期だけれど雪が全くなく天気も晴れ、午前中はおもてなし部による恵方巻献立。 1時間目 社会神山 恵美子 教諭 コア学園グループ取締役副社長2時間目 共生(農業)榊田 みどり 教諭 食・農の記者、明治大学客員教諭

高畠熱中小学校 2020年02月07日

1585View