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大原美術館の歴史と取り組み

大原美術館の歴史と取り組み

大原美術館の歴史と取り組み~熱中小学校修学旅行事前説明会(仮)~2月22日(土)1時間目の授業を担当いただいたのは公益財団法人大原美術館理事長の大原あかね教諭。「今日は朝、倉敷を出て高畠までお昼に着いたので、意外と近いなぁと感じている所です。今回の授業テーマは熱中小学校修学旅行事前説明会(仮)と題してますので是非遊びに来てくださいね」そんなお話で笑いが起こり、授業が始まりました。 岡山県や倉敷市について紹介する大原教諭熱中小学校との出会いとローカルサミット「ローカルサミットin倉敷おかやま」で十勝さらべつ熱中小学校の方と出会った事がきっかけで教諭として全国の熱中小学校を回らせていただいています。ローカルサミットは元々2008年に行われた洞爺湖サミットの際に始まりました。「世界中の偉い人が考える事も大事だけれど、実際の生活に関係してくるのは一般の市民がどれだけ町の事を考えるかという事が重要だよね」という考えの下十勝で第一回が始まっています。 第9回となるローカルサミットは倉敷市を中心に行ったのですが、倉敷市は高梁川の流域に歴史文化経済ともに繋がってきており、高梁川流域連盟が中心となって地域づくりを考える取り組みとなりました。そんな中、岡山大学で行われたのが、中学生高校生大学生会議。これからの世界を考える子供達が集まって地域づくりを考える会を通じてLS宣言というものが生まれました。 2016年11月5日 LS宣言大人は本気の想いを伝えてほしい大人と意見交換する場がほしいそのために私たちは力を付けたい大人はその環境を整えてほしい私たちの意見を社会に反映して欲しい そんな地域づくりを考える取り組みから熱中小学校とのご縁が始まったとのお話でした。 大原美術館について大原美術館は日本で最初に西洋・近代美術を展示した私立美術館かつ印象派からポップアート、児島虎次郎を始め日本の画家、現代アート、民藝運動の作家の作品、古代西アジアエジプトなど、様々なジャンルの作品のある総合美術館です。「ずっとコンテンポラリー」「心のたかなりにまっしぐら」という理念の下運営を続けています。大原美術館展示のワクワク感を感じる逸話があります。神戸から夜行列車に乗ってやってきた少年が、こっそり絵の端っこをペロリと舐めました。その少年が後に洋画家として名をはせる小磯良平というお話です。今年は大原美術館開館90周年となり記念特別展倉敷の奇跡「泰西名画がやってきた!」を実施します。初めて西洋絵画を見た時のワクワクやドキドキを皆様と共有したいと考えています。 大原美術館の始まり元々美術品の収蔵が好きだった大原孫三郎は、親友で画家の児島虎次郎の西洋絵画の買い付けを援助していました。虎次郎は日本の画学生へ本物の西洋画を見てもらいたいという思いから、買い付けと展示会を行っていました。しかし虎次郎は47歳の若さで亡くなります。いつか一緒に美術館を作りたいと考えていた孫三郎は虎次郎の死を悼んで、翌年1930年に大原美術館建造します。その後息子の總一郎の代に移り変わりましたが、戦時中には金属品の供出や近隣への空襲等もあり、大変な苦労の中美術品を守ってきました。時代が移り変わっても引き続き「同世代の作家と歩む」の理念の下、今を生きる現代作家の作品を中心に収蔵を行っています。  大原美術館と地域のつながり大原美術館では地域や芸術を志す方と広くつながりを持って活動しているそうです。若手作家に倉敷に滞在して製作を行っていただく取り組みや子供達に絵をみて自分の絵で表現してもらったり、芸術大学の学生さんにはしっかりと模写をしていただいたりしています。他にも学校まるごと美術館という取り組みで倉敷市立倉敷東小学校、倉敷西小学校の全校児童が、休館日を活用して来館し美術館で授業を行っています。その他にも美術館という舞台を活用して、夏休み期間のワークショップ、展示場の中でのコンサート、ビジネスパーソンの研修、結婚式の会場としても活用していただいているとのお話でした。 授業ではスケッチを体験するワークショップ等を交えながらの和気あいあいとした授業となりました。大原美術館のコピーは「キテ、ミテ、カンジテ。大原美術館」との事で熱中小学校の皆さんも是非遊びに来てくださいと結びました。授業記録2月22日(土)高畠熱中小学校 天気は晴れ※新型コロナウィルスへの懸念からおもてなし部と謝恩会は中止。1時間目 美術 大原あかね教諭 (公益財団法人大原美術館理事長)2時間目 第4期入学生 卒業式卒業式では第4期入学生9名が卒業となりました。時沢の啓翁桜で彩られました授業後は第4期入学生の卒業式も実施

高畠熱中小学校 2020年03月24日

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「老後資金2,000万円不足問題から考える 資産寿命の延ばし方」

「老後資金2,000万円不足問題から考える 資産寿命の延ばし方」

 「老後資金2,000万円不足問題から考える 資産寿命の延ばし方」2月8日(土)1時間目の授業を実施いただいたのはセゾン投信株式会社代表取締役社長中野晴啓教諭。中野教諭は1987年にセゾングループに入社後、運用関係の部署に配属され16年間取り組まれました。「実はデパートで婦人服でも売りたいなと考えていたんですが・・」そんな話で笑いがおきました。当時は大手の金融業界とお付き合いする事が多く、会社の利益目先の損得に走る姿をみていて、その取り組みがおかしいんじゃないかと想いが大きくなってきたそうです。その中で生活者の目線で資産運用に取り組んでいきたいと考え、現在のセゾン投信を2007年に立ち上げ13年になります。現在14万5千人の長期投資家仲間と3000億円の資産運用に取り組んでいるそうです。高齢社会と投資の問題にズバッと言及する中野教諭 皆さんは「年金2000万円報告書」で大きく話題になった元々の報告書を呼んだことありますか? 実は中野教諭は「年金2000万円報告書」で大きく話題になった文書の制作に有識者として大きくかかわられたそうです。当時マスコミに一部切り取られた報道で真意が伝わっていないと思いますが、我々日本の生活者がこれまで享受してきたそれなりに豊かな暮らしを続けるために、長期資産形成という行動は絶対に必要不可欠ですという事が書いています。当然投資なので将来の結果が不確実であるのですが、現実的に個人個人が豊かな暮らしを続けるための行動として皆さんにも知っていただきたいとの事でした。実際の報告書は「高齢社会における資産形成・管理」という文書で金融庁HPにアップされているので必見です。金融庁HP:https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/tosin/20190603.html人生100年時代の人生設計日本で60歳から80歳まで生きる確率は現在のデータで8割近く、60歳から90歳まで生きる人が3人に1人、95歳まで生きる人が4人に1人くらい生きるという統計があり、今後どんどん伸びていきます。2007年生まれの人は将来高齢者になった時、平均寿命は107歳という予想が出ています。びっくりするほど寿命が延びていくのがこれからの高齢社会です。我々はこれまで人生80年となんとなく考えて来たけれど、人生100年というスパンで生き方や暮らし方を考えなくてはいけません。定年後、退職金や貯蓄そして年金を浪費して80歳くらいで寿命を迎えるそんなイメージだったかと思いますが、100歳までに生きるためにはこれまでと異なる20年分のリビングコストが必要になってきます。そのためには0金利で預金として資産を持つだけでは不十分で、仕事は辞めたとしても運用は継続する事でお金には元気に働いてもらう事が重要です。 年金制度と私たちの暮らし現在あまり知られていないかもしれませんが、国会では大きな社会改革が行われています。それは年金改革法案です。現在の年金制度は60歳から受給できますが、70歳まで待つと42%増しで貰える公的年金の繰り下げ制度というものがあります。今後は75歳まで84%増しになる法案が提出されています。これは定年が60歳とされていた時代から70歳までは現役世代ですよという事を暗に国が提案しています。70歳でおじいちゃん、おばあちゃんとして隠居生活をすると思われていたのが、いつまでも現役世代として社会とかかわって働いていこうという時代に突入していくのではないでしょうか。そもそも年金というのは個人個人が一円でも多くお金を受け取ろうという制度じゃありません。公的年金はあくまで社会保障であって、老後体が動かなくなってもギリギリ最低限生きていくお金を保証しますという保険です。今ある年金だけで豊かに暮らせるイメージは一時代たまたまラッキーだと考えてほしいです。これまでと同じような豊かな暮らしを望むのであれば各々自助自立をして、考えて行動する事が大事です。増やしながら使っていけば資産は減らないので一生続く投資活動をしていきましょう。 長期投資と資産形成の考え方そもそも株式ってなんで上がったり下がったりするかわかりますか?実は特に理由はありません、あえていうのであれば人の欲望と感情であって、もっと儲けたいと人が動けば価格は高くなるし、損したくないと思えば価格は下がる。ただそれだけです。しかし短期的には価格はでたらめに推移していくのですが、長期的にはあるべき値段に収束していくという特徴的な動きがあります。アメリカのダウ平均株価は歴史上最高値です。なぜかというと今も引き続き経済成長を続けている社会の株式市場は最高値を更新しつづけているというだけのことです。しかし日経平均株価はここ30年間ほぼ横ばいです。これはなぜかというと平成時代はほとんど経済成長ができなかったからです。成長しない経済に立脚した株式市場はやはり上がりません。ただし世界の経済は毎年安定的に成長を続いており、これからも引き続き成長を見込まれています。この流れに乗って投資していくのが国際分散投資といいます。最後に長期投資、積立投資、国際分散投資この3つの投資行動が生活者の資産形成をかなえますと結びました。投資の考え方や年金について、参加者の皆さんも興味深々でかなり具体的な質問まで飛び交う授業となりました。 授業記録令和2年2月8日(土)高畠熱中小学校天気は晴れ、午前中はおもてなし部によるワンプレート献立1時間目 社会 中野 晴啓 教諭 (セゾン投信株式会社 代表取締役社長)2時間目 選択授業・起業柴田 孝 教諭 山形大学客員教諭、リーンアプローチ代表・里山とワイン四釜 紳一 教諭 株式会社高畠ワイナリーおもてなし部のワンプレートランチ

高畠熱中小学校 2020年02月28日

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現時点で地域と農業を考えるために

現時点で地域と農業を考えるために

現時点で地域と農業を考えるために1月25日(土)2時間目の授業を実施いただいたのは食と農の記者として活動される榊田みどり教諭。榊田教諭は30年以上全国の農村を歩き回り現地での取材を続け、高畠町にも有機農業の関係の取材で何度も足を運んでいただいております。農政と地域での暮らしについて語る榊田教諭エニアグラムタイプ1改革の人、榊田です。そんな自己紹介から授業が始まりました。(エニアグラムは1時間目授業でお話があった自己分析の手法) 最近の農政に対して感じている事2013年農業の成長産業化を掲げて始まった現政権の農業施策ですが、3つの柱の立案から7年、今どうなっているか考えてみましょう。1、農地集積:2023年までに担い手に8割の農地を集めて収益を上げる。→現状5割程度、離農者の地域外流出や後継者不足が顕在化。 集積した農地の荒廃の危惧も。2、6次産業化を推奨:1次、2次、3次産業といった枠にとらわれず、生産、加工、販売について多角的に農業を産業化していく事を目指す事。→鳴り物入りで始まったA-five(官民ファンド)破綻。3、海外への農業輸出の拡大:農業関係輸出の金額を1兆円規模に拡大する。→当初の5000億から9000億以上に増えたが、真珠やホタテ等も含む水産物が1/3、アルコールなど加工食品が1/3を締めており、取り組みの意義は疑問視される。全体的に決してうまくいっているとは言えないのかなと感じます。集約した農地が世代交代をする事によってどの土地がだれのものかわからないという事も起きたりしています。国の農政と地域毎の農政というのは違ってくるのかなと考えています。 農業だけでない地域との関わり方これまでは農業専業じゃないといけないとか、土地を集約して大規模化しないとという動きが大きかったのです。しかし昨今はパラレルキャリア、マルチワーカーと呼ばれる農業専業ではなく多業による就農への希望も増えてきています。総務省でもそういった動きを推奨するため、2009年から始まり当初100名くらいでしたが、地域おこし協力隊は現在では5500人をくらい。今後8000人まで増やそうと計画は進んでいます。最近は受け入れ側の体制も整ってきており、そういった動きがより顕著になっています。 関係人口という考え方3.4年くらい前から登場した言葉なのですが、最近は政策等でも用いられるようになりました。2017年には「関係人口を作る」という本を島根県の地方記者だった方が出しています。関係人口とは観光人口と、定住人口の中間のような存在で、地域をもう一つのふるさとの様に考えて何度も訪れてくれたり、行事に参加いただいたりと居住は別の所にあっても地域の一員の様に振舞う方の数を意味しています観光等で地域を訪れてくれる不特定多数の人が、またその地域に訪れたり、移住をきめたりするのは中々難しい。そこで関係人口を増やして地域の困りごとを解決したり、まずは地域の一員として暮らしを共有したりする人を増やそうというのがよく言われています。熱中小学校に通う皆さんも関係人口に当てはまるのかもしれません。また若い人を中心に2地域居住(デュアラー)という暮らし方も新しいライフスタイルとして広がりつつあります。 地域経済「漏れバケツ理論」地方自治体にとっての産業振興は企業誘致や補助事業を誘致してくるかという事にあったと思います。地域の産業振興というのは2000年以前は企業誘致、補助事業を取ってくるかという所にありました。2000年以降は小泉政権下で公共事業が減少し、より安い労働力を求めて企業はどんどん海外に流出してしまいました。地域の産業が縮小し獲得できる外貨が減る現代においては水漏れバケツの穴を塞いでいくように地域外へ獲得した外貨が流出しないよう地域内経済を回す事が重要です。地域の農産物を地域で食べることもそうですが、バイオマス発電、建材の活用等様々な点で見直しが出来るのではないでしょうか。 半農半Xという暮らし方東日本大震災、リーマンショックを受けて実体経済に関わりたいという方が増えたように思えます。地域での新しい暮らしを考える時に半農半Xという言葉があります。これは2003年に塩見直紀さんが「半農半Xという生き方」という本を書かれて暮らしが広がっています。島根県などそういう移住希望者を受け入れる支援事業を行う自治体も登場しております。半農半XのXの部分には介護、酒蔵、半カメラマン、半デザイナーetc..農業に関わりながらも様々な形で地域に必要な産業に従事しています。農業だけでなく地域づくりのマネジメントを行う農業法人も出てきています。また地産地消という言葉に対応して地消地産という言葉が出てきました。これは地域で消費される産業を地域で作りだしていくべきという考え方を示しています。食の経済規模における、生鮮食品の割合は年々減少し外食や加工食品の割合が大きくなってきています。食のみならずですが、地域内経済をいかにうまく回していくかというのが今後重要ではないでしょうかとお話をいただきました。 当日は高畠共生塾の渡部務さんもお越しいただき、有機農業発祥の地の一つである高畠町で農業と暮らしについて考える講義となりました。 令和元年1月25日(土)高畠熱中小学校一番積雪がある時期だけれど雪が全くなく天気も晴れ、午前中はおもてなし部による恵方巻献立。 1時間目 社会神山 恵美子 教諭 コア学園グループ取締役副社長2時間目 共生(農業)榊田 みどり 教諭 食・農の記者、明治大学客員教諭

高畠熱中小学校 2020年02月07日

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コミュニュケーションは自身を知る事から、エニアグラムを体験してみよう!

コミュニュケーションは自身を知る事から、エニアグラムを体験してみよう!

1月25日(土)1時間目の授業を実施いただいたのはコア学園グループ取締役副社長の神山恵美子教諭。神山教諭は大学卒業後日本アイ・ビー・エム株式会社で働いていたのですが、ソニー創業者の一人である井深大さんの「胎児から」という本にその当時出合った事がきっかけで教育に興味を持ち始めたそうです。その後父が専門学校を経営している事からコア学園グループへ関わる事になり、現在も専門学校での人材教育へ取り組まれているそうです。教育について語る神山教諭 コア学園グループについてコア学園グループは現在全国9の都道府県に13の専門学校があります。元々は高等教育機関の無い自治体にコンピューターの専門学校として発足しましたが、現在はその地域地域に応じて必要とされる学科を増やして特色に合わせた専門的な内容を教えています。山形県の新庄市にある新庄コアカレッジではITと介護と医療ビジネスの3分野の専門学校として運営しています。学校の運営を通じて「学ぶ楽しさと成長の喜び」、「高校までの学校教育の延長ではなく、社会の入り口」「主役はあくまで学生、教員は授業のサポート」という事を大切にしているそうです。 全国の熱中小学校をめぐって現在も十勝さらべつ熱中小学校の生徒5期目として在籍しているとの事で、十勝の生徒として授業やクレヨン部、グラノーラ部、ボードゲーム部等、課外活動についてもご紹介いただきました。そんなご縁から宮崎こばやし熱中小学校でも授業を行う事になり、各地の取り組みにも参加する事で素晴らしいつながりや出会いがあったとのお話をいただきました。今回高畠はオープンスクールという事もあり、初めて訪れた方にも熱中小学校の魅力をお伝えいただきました。 エニアグラムの体験毎年新入社員に重視する事のアンケート調査をするとやはりコミュニュケーション能力という回答が多いそうです。そんな背景もあり神山教諭は学校でもコミュニュケーションやコーチングについて調べたり教えたりしています。今回はその中からエニアグラムという手法を用いて実際に自分自身を知る診断を体験させていただきました。 授業では簡単な2つの質問に答える事で9つのグループに分かれてもらいました。会場内では同じグループに分かれた人同士自己紹介をしたり話し合ったりしながら、自分のグループはどんな人が集まってるだろうかと考える授業を実施しました。エニアグラムの分析は正確というよりは自分の本質的な部分なのだそうです。タイプ毎に物事の受け入れ方や反応が違うので、それを知って違いを受け入れていく事が大事なのだそうです。生徒の皆さんも「あー」「うんうん」と声を漏らしながら興味深く聞いているのが印象的でした。 オープンスクールに合わせて熱中小学校の魅力をお伝えいただき、参加した皆さん自身への新たな発見のあるそんな授業を実施していただきました。グループワークの様子授業記録令和2年1月25日(土)高畠熱中小学校一番積雪がある時期だけれど雪が全くなく天気も晴れ、午前中はおもてなし部による恵方巻献立。 1時間目 社会神山 恵美子 教諭 コア学園グループ取締役副社長2時間目 共生(農業)榊田 みどり 教諭 食・農の記者、明治大学客員教諭

高畠熱中小学校 2020年01月31日

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ワインは最強のコミュニケーションツール!

ワインは最強のコミュニケーションツール!

ワインは最強のコミュニケーションツール! 1月11日(土)1時間目の授業を実施いただいたのは「株式会社たべるの」代表取締役社長沢樹舞教諭、沢樹教諭は、ファッションモデルとしての活動を経てワインソムリエの資格を取得、その経歴を活かして現在は料理研究家として食にまつわる様々な活動をしています。素敵な笑顔で授業いただきました。沢樹教諭はワインソムリエとして雑誌、教室、レストラン等を通じて全国でワインの啓蒙活動をしていた所、ふともっと日常の食事あうお酒としてワインを親しんでいただけないかと考えるようになりました。そんなことを考えて料理人の方とワインに合う日常食について調理にとりくんだそうです。しかしながら日常で食べる料理としてはちょっと手間がかかったりするなと思う事も多いなと感じ、女性ソムリエとしての経験を活かして独自でワインに合う家庭料理を作るようになったそうです。そういった活動を通じて作られたワインにあう日常料理のレシピを本として執筆されており、また「たべるの」のWebサイトにも掲載されています。「20代の頃は年間1000本のワインを飲んでいました」そんなエピソードもあり会場に笑いとどよめきがおこりました。たべるの:https://taberuno.com/気持ちを伝えるための食やワイン食について考えた時、おなかが膨れればそれでいいのか、ただ栄養があればいいのかなんて考えた時に、実際そうではなくおいしさやたのしさ、そして自分の為に作る事もあれば誰かの為に作る事もあります。食卓をにぎやかにしようとか豊かにしていこうとという家庭は健全だと思います。義務や仕事の様になってしまうと、日々とても大変になってしまうのでそういうお手伝いをしていきたいと考えております。ワインは普段の食事にいつもなくてはならないものではないかもしれませんが、そういった日常の食を豊かにするものの一つとしてとらえていただけたらよいとのお話でした。 ワインブームとソムリエを目指すきっかけマテウスロゼ、赤玉ポートワイン、ボージョレ―ヌーボー等ワインブームの変化、その後テレビ番組で取り上げられたことから健康ブームのワインが起こりました。そんなワインブームを感じる時期にモデルから次のキャリアとしてワインソムリエを目指す事になったそうです。 ソムリエのお仕事についてお店に仕入れるワインについて考えたり、ワインの管理をしたり様々ありますが、一番肝心なのは訪れたお客様にワインを楽しんでいただく事です。お客様によってワインについての知識が深かったり浅かったり、様々なので少ない情報から一番満足していただくものを選ぶのが重要なのだそうです。 授業後半はテイスティングをしながら、ワインの見分け方についてお話をいただきました。ワインのテイスティングはまずは「見る」ところから、ワインは人と違って正直なので色の濃淡で個性がわかります。次は「香り」ワインはぶどうを原料に作られているのですが実際にはお花や果物等の香りが広がります。そして最後に「味」アルコール感を味覚や胃の腑でも感じていきます。こういった違いはぶどうの品種と樽の種類そして製造の方法によって変わってくるとの事です。授業では高畠ワイナリーの赤白4つのワインを実際に見て、嗅いで、飲んでワインの見かたと楽しみ方を教えていただきました。 ワインテイスティングの様子授業終盤ではワインの香りが教室に広がり、暖かく和やかな雰囲気でワインを通じたコミュニュケーションを実際に体験する授業となりました。授業記録令和2年1月11日(土)高畠熱中小学校今年は積雪が全くなく天気は晴れ、午前中はおもてなし部による芋煮献立。1時間目 家庭科沢樹 舞 教諭 株式会社たべるの 代表取締役社長2時間目 選択授業・起業柴田 孝 教諭 山形大学客員教諭、リーンアプローチ代表・里山とワイン今田 幸宏 教諭 東日本旅客旅客鉄道株式会社 IT・Suica事業本部 決済事業部長

高畠熱中小学校 2020年01月31日

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50歳からのFormaggio

50歳からのFormaggio

50歳からのFormaggio2時間目の授業を担当いただいたのは大窪和利教諭、大窪教諭は有限会社ダイワファーム代表取締役としてチーズを作る傍らで、宮崎こばやし熱中小学校の理事長を務めています。熱中小学校にはチーズを作るようになってから宮崎こばやし熱中小学校の原田校長先生と知り合いになって、原田さんのフェイスブックで熱中小学校の投稿を見てて楽しそうだなーと思って入り始めて今も理事長として楽しく関わっていますとのお話です。大窪教諭は宮崎県小林市で生まれ、農業高校を卒業後静岡の酪農家で1年研修した後、父の後を継いで酪農家の2代目として就農。1996年にダイワファームを設立しアイスクリームの製造販売を始め、その後ナチュラルチーズの製造を開始し、現在に至ります。はじめてチーズを作ってチーズが伸びた時の感動が今でも忘れられずにチーズを作っているそうです。チーズは大別してナチュラルチーズとプロセスチーズの2種類に分けられます。途中で乳酸菌や酵素の働きで発酵させて固めるのがナチュラルチーズ。ナチュラルチーズを加熱して溶かし、乳化剤を加えて固めるのがプロセスチーズです。ナチュラルチーズは熱を加えていないため乳酸菌や酵素が活きており、そのまま置いておくとより熟成がすすみます。酸を用いた物以外は熱で良くとろけます。製法によって軟質~超硬質チーズまで様々な特色が出ます。一方プロセスチーズは熱を加えているため乳酸菌や酵素が失活しており、味が一定で保存性も高いです。ただ一旦凝固しているので熱であまりとろけません。色んなチーズの紹介リコッタチーズリコッタは2度煮るという意味でモツッアレラチーズを作る時にできるホエーと牛乳、食塩を加えて再度加熱すると自分の酸で固まってできるチーズです。美味しい食べ方・卵料理等にちょこっと混ぜて・クラッカーにのっけてカナッペで・リコッタにオリーブオイルをかけて塩コショウを少々・はちみつ等と一緒にウォッシュタイプのチーズ外皮を塩水や酒で洗いながら熟成させたチーズのこと。ダイワファームではロビダイワという名前で作っています。菌の特性上ちょっと癖のあるチーズになりやすいですが、ダイワファームの物は癖が少な目です。パスタフェラータタイプジューシーで繊維質で良く伸びるチーズでモッツァレラやカチョカバロ等のチーズもここに分類されます。カードと呼ばれるチーズの原材料を食塩等と混ぜて形を整える事でモッツァレラチーズになります。美味しい食べ方・カプレーゼトマトだけでなく季節の果物や黒コショウとあえて食べるのがおいしいです。非加熱圧搾・加熱圧搾タイプこちらは硬質、超硬質チーズになります。ダイワファームではトーマダイワ、ジンゼという名前で作っています。他にも青かびタイプのチーズも、少ないながら生産しているとの事。世界のチーズ生産量を見るとアメリカが一番大きいです。また年間消費量を見るとヨーロッパが大きく日本の10倍近くあります。日本のチーズ市場は小さいながらも最近伸びており、日本のチーズ工房も増えているそうです。酪農を始めた当時は横のつながりがほとんどなかったのですが、そんな中チーズを始めてからは多くの方とのつながりができ、いろんな事を教えてもらって今に至ります。最近は学生さんや一般の方でチーズを学びたいという方も増えてきており、これからは訪れてくれる人にチーズの作り方全部教えていって、私はもっと先をいくような取り組みをしていきたいですね。ダイワファームでは現地でしか食べられないソフトクリームがあったり、宮崎こばやし熱中小学校では肉肉コースというので生ハムを仕込んでいます。せっかくのご縁ですので宮崎まで足を運んでみてくださいねとのお話でした。授業後の忘年会ではダイワファームのカードを伸ばして裂けるチーズの実演と実食をさせていただきました。親しみ溢れる話し方と美味しいチーズで皆さんの笑顔溢れる授業でした。チーズへの想いを語る裂けるチーズを振舞っていただきました。授業記録令和元年12月7日(土)高畠熱中小学校天気は晴れ、午前中はおもてなし部によるひっぱりうどんづくり。3時間目に自由ディスカッション、授業後は忘年会を実施。1時間目 国語鈴木 晴彦 教諭 集英社クリエイティブ 代表取締役2時間目 給食大窪 和利 教諭 有限会社ダイワファーム 代表取締役3時間目 自由ディスカッション放課後はホールにてお楽しみ忘年会を実施。

高畠熱中小学校 2019年12月13日

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人生は漫画だ!

人生は漫画だ!

人生は漫画だ!12月7日(土)1時間目の授業を実施いただいたのは鈴木晴彦教諭、鈴木教諭は集英社の編集者として、少年漫画、青年漫画、少女漫画の編集を経て、現在は集英社クリエイティブ代表取締役として漫画や書籍の出版に携わっています。「昨日いただいたお酒と緊張で今心拍数が170にまで上がっているので、最後まで話きれるかちょっと不安です。」そんなお話からドッと笑いがおきて授業がスタートしました。鈴木教諭が集英社に入社したのは昭和53年、物書きへのあこがれがきっかけでした。入社してからは「すすめパイレーツ!」、「リングにかけろ」、「風魔の小次郎」、「実録神輪会」の編集を担当。当時大学でて集英社へ入社してすぐの23歳の時、締め切りがぎりぎりになる先生の担当をする時は、金曜日から締切日まで作業場に張り付いて漫画家の先生が寝そうになったら机をたたいておこしたりと、徹夜が3日、4日続く事もあったそう。「リングにかけろ」の連載を通じてジャンプでは、トーナメント方式で敵役の一味と1対1で戦っていく王道の展開が生まれてきました。やっぱり読者は最後には必殺技で勝つのが好きですねとお話いただきました。キャプテン翼が誕生するまでそれから鈴木教諭は当時漫画家を志す高橋陽一先生と出会います。一本の電話から集英社へ持ち込みをしてくれた高橋先生は当時高校3年生、鈴木教諭は高橋先生の担当編集者としてSF漫画から、野球漫画、そしてサッカー漫画、高橋先生の数々のネームを見て話し合って二人三脚で歩んできたとのお話です。そしてキャプテン翼が世に出てくるのはそれから3年以上後の事になります。キャラの魅力を描いていく事や11人選手がいるサッカー漫画で1対1や2対2の場面を描くなど、これまで主流だった野球漫画ではなくサッカー漫画の世界で新しい風を吹かせます。JINとの出会いそれから10年程集英社で務めた後で、スーパージャンプの編集長に就任したことをきっかけに、村上もとか先生と一緒に新しい連載を始める事になります。鈴木教諭ご自身が村上先生へ長年惚れ込んで以前からラブコールを送っていた事が実を結んだそうです。JINは現代の外科医「南方仁」が江戸時代にタイムスリップして、当時を生きて病気やケガの治療に取り組むというお話ですが、テーマやアイディアは既に村上先生が持っており、鈴木教諭は徹底的に時代考証や医学的な内容の検証を行っていたそうです。特に外科手術や感染症の治療を行う場合抗生物質であるペニシリンが江戸時代に実在できる事は必須であり、実際に当時の技術で製造できるかという事を医学博士を交えて徹底的に調べて作り上げていったとの事です。その他にも少女漫画誌の編集長としてのお話や今の漫画業界のお話や、大英博物館での展示のお話等、貴重なお話を沢山いただきました。「僕は、マンガ好き、スポーツ好き、村上もとかのファン、好きなものが全部仕事につながった無理やり見つけたテーマであたりをとったことはなかった。好きなことにしか熱中できないそれが人間だと思います。」こういった講演を通じて少しでも漫画の素晴らしさを伝えていきたいと結びました。集英社全漫画部門担当常務取締役当時の名刺キャプテン翼を語る授業記録令和元年12月7日(土)熱中小学校天気は晴れ、午前中はおもてなし部によるひっぱりうどんづくり。3時間目に自由ディスカッション、授業後は忘年会を実施。1時間目 国語鈴木 晴彦 教諭 集英社クリエイティブ 代表取締役 2時間目 給食大窪 和利 教諭 有限会社ダイワファーム 代表取締役3時間目 自由ディスカッション 放課後はホールにてお楽しみ忘年会を実施。

高畠熱中小学校 2019年12月13日

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失敗から学ぶ事 スモークハウスファインの経営

失敗から学ぶ事 スモークハウスファインの経営

失敗から学ぶ事 スモークハウスファインの経営 11月23日(土)1時間目の授業を実施いただいたのは片平琢朗教諭、片平教諭は株式会社ファインの代表として高畠町で無添加にこだわったハム・ソーセージを作っており、IFFA、SUFFA等の国際コンテストでも多数メダルを受賞しています。本店工場はHACCP認定工場で加熱食肉製品製造、販売をおこない、高畠熱中小学校校内給食室でスモークハウスファインプレミアム非加熱製品製造もしております。高畠の第1期生徒で卒業生でもあります。スモークハウスファインHP:http://www.e86.jp/ 最初はファインの朝礼でやっている本気じゃんけんというもの皆さんとやってもらいます。勝ったら本気で喜ぶ、あいこでも本気で喜ぶ、まけたら本気で喜ぶ、では皆さんもやってみましょう!生徒の皆さんも本気になってじゃんけんする所から授業開始です。生徒の皆さんが本気で声を出し合う様子を見ていると開始5分くらいで会場の温度が2.3℃上がったような気がしました。 片平さんがハム・ソーセージを作り始めたのは18歳の時、親父さんに勧められて始めたそうです。当時は勤めていた大工より楽そうだなと安直に考えてだったそうです。元々ご両親が有機農業をやっていておかしなんかはほとんど食べさせてもらえない厳しい家庭だったそうですが、片平さんの親父さんが有機農業を始めたのも子供に良いものを食べさせてあげたいという想いからだったそうです。そんな教えを受けてはじめたハム、ソーセージ作りにおいて発色剤や増粘剤等を使う事は抵抗があったそうで、研修を受けた全国食肉学校では「無添加の色の無いハムは煮豚だよ」と言われながらも実家高畠で無添加にこだわってハム、ソーセージ作りを始めたそうです。今では実直な製品づくりが実を結び、IFFA、SUFFAという国際コンテストで多数の賞を受賞しています。 ファインの経営理念として一、私たちは「我以外皆師なり」の精神で検挙に学びます。一、私たちは損得ではなく善悪で判断します一、私たちは、自分となか間の価値に気づき、自分を信じそして愛します。一、私たちはいい人をつくり、いい商品をつくります上記の4つを掲げており、「縁ありて花開き、恩ありて実が結ぶ」そんな言葉を胸に常に学び続け、人を育てる事に力を入れているそうです。その他にも・実は研修マニアでいろんな研修を聞いてそこで出会う面白い人のお話・パン屋も始めたけれど、開店3日目からパン職人が来なくて困った時のお話・松下幸之助が成功した3つの理由・お子さんがフィリピンへ留学した事をきっかけに日々に感謝する事を思い返したお話・昔の悩みは今になってみると大した事ないと思えるお話・能力×熱意×考え方 考え方がマイナスだと能力があってもマイナスだというお話そんな実体験や研修を通じて片平さんが心に響いた内容についてユーモアたっぷりにお話いただきました。本気じゃんけんの様子経営理念に込められた想いを語る片平教諭授業記録令和元年11月23日(土)熱中小学校天気は晴れ、午前中は希望者対象にオリジナル鉄道レイアウト製作体験を実施。お昼は一部有志で時沢の散策とランチ企画も実施。1時間目片平琢朗 教諭 株式会社ファイン 代表取締役 2時間目 選択授業・起業柴田 孝 教諭 山形大学客員教諭、リーンアプローチ代表・里山とワイン村上 健 教諭 株式会社高畠ワイナリー代表取締役社長 放課後はフェイスブックガイダンスを実施

高畠熱中小学校 2019年11月29日

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見え方のいろいろ 多様性を受け入れる社会へ

見え方のいろいろ 多様性を受け入れる社会へ

見え方のいろいろ 多様性を受け入れる社会へ11月9日(土)2時間目の授業を実施いただいたのは浅田一憲教諭、浅田教諭は独立系研究者として医学、メディアデザイン学2つの博士号をもっており、『視力が弱い人のためのアプリ「明るく大きく」、色弱の人のためのアプリ「色のめがね」、色覚多様性理解のためのアプリ「色のシミュレータ」』等のスマートフォンアプリを無料で提供しています。アプリは世界100か国以上の国で90万回以上ダウンロードされています。また先日開校した熱中小学校江丹別分校の校長先生も担当していただいています。色弱について皆さんはご存知でしょうか。色弱の人は特定の色の組み合わせが見分けにくく、当然の様に同じ景色を見ているつもりがまったく違う風景を見ていたという事があり得ます。日本人男性の5%つまり20人に1人が色弱だと言われており、学校のクラスに1名はいるというイメージだそうです。ただ色弱の強弱は人それぞれで自分でもわかっていない人も多いとの事。さてここで疑問なのが色弱は障害なのでしょうか。そうでない人と比べて劣っているのでしょうか。ミクロネシアのある国では色弱の人の割合が高いとの事で、その理由は色弱の人の方が海の中で獲物の魚を視認しやすく漁がうまいからなのだそうです。環境が違えばどちらが劣っているかという考えは変わってくるという事例を挙げてお話をいただきました。ユニバーサルデザインという言葉があります。バリアフリーは障害者の方へ障壁を取り払おうという言葉ですが、ユニバーサルデザインは困っている人も含めて全員にとっていいデザインを作ろうという動きです。もしめがねの無い時代に視力の弱い人が生まれていたら、障害者として扱われていたかもしれません。社会が障害を作っているのであって、それはデザインや技術人の心によってなくすことが出来るとのお話でした。「見え方のいろいろ 多様性を受け入れる社会へ」というテーマで見え方の違いから、多様性を理解し個性を活かしていこうというお話でした。授業の流れはアプリの実演やクイズを交えながら、難しい内容を含む話を分かりやすく優しく伝えていただく講義でした。高畠熱中小学校事務局:長谷川浅田一憲教諭授業の様子アプリを使って千円札に隠された文字を探す様子高畠熱中小学校9期第2回 授業記録令和元年11月9日(土) 天気は晴れ時々くもり1時間目小林 健一 教諭 (パワープレイス株式会社 デザイナー)谷知 大輔 教諭 (パワープレイス株式会社 ウッドデザイナー)2時間目理科:浅田 一憲 教諭 (独立系研究者、熱中小学校江丹別分校校長)午前中はさつまいもづくしの料理教室、お昼に一部生徒は時沢の耕作放棄地の見学へ放課後は山形縁結び隊説明会を実施

高畠熱中小学校 2019年11月13日

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