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「日本酒文化の楽しみ方」/「デザインと大学の役割」

「日本酒文化の楽しみ方」/「デザインと大学の役割」

「日本酒文化の楽しみ方」7月6日(土)1時間目の授業を担当いただいたのは新城猪之吉さん、新城さんは末廣酒造株式会社代表、また會津熱中塾塾長、酒造りをなりわいとしながら人材育成にも力を入れて様々な活動をされています。末廣酒造の長男として生まれた新城さん、子供のころから跡継ぎという言葉を言われてきたのですが、実は跡継ぎになるのが嫌で俳優や医者なんかを目指した時もあったと言います。しかしながら小さいころから身近にあったお酒は大好きで、大学卒業後協和発酵へ就職しワインの販売を担当する事になったそうです。それからはやっぱりワインも大好きで、会社には日本酒がたくさんありますが、自宅にはワインが沢山あるそうです。その後醸造試験所での経験を経て末廣酒造で酒造りを始めます。ジョークを交えながらお酒について語る新城さんお酒が出来るまでブドウ糖を発酵させてアルコールと炭酸ガスをつくる酵母菌は自然界の至る所に生息しています。特にぶどうはそのままブドウ糖を含んでいるので、自然界の酵母に触れさせて放置するだけでワインを作る事が出来ます。また酵母菌と呼ばれる菌にも沢山種類がありそれぞれ異なる味や風味を生み出します。麦芽やお米については含有するでんぷん質を分解して麦芽糖やぶどう糖を作ってから、酵母によって発酵を促しビールやウイスキー、日本酒を作ります。古来日本ではでんぷん質を分解するために唾液を用いました、口噛み酒なんてのはそこから生まれた文化です。ただその後麹菌がでんぷん質を分解する事がわかり、麹菌を繁殖させた麹を使った酒造りが始まります。麹も米麹、麦麹など様々種類があり、お酒のできも大きく異なるそうです。おいしいお酒ってなんだろう新型コロナウイルスの影響で家庭内でのお酒の消費量は増えてきているけれど、やっぱり安いお酒ばかり売れているそうです。日本酒は飲食店や現地で買われる事が多くやはり大変な状況との事です。新城教諭が酒業界で働き始めたころ三増酒(さんぞうしゅ)という日本酒に醸造アルコールを加えたものが流行っていました。当時新城教諭もこれが流行っているのはおかしいと唱えたけれど、みんながおいしいおいしいと飲んでいるじゃないかと皆に言われたそうです。食べなれたものがおいしい、飲みなれたものがおいしい。そう感じてしまうと気づいたそう。最近はそういうのに取って代わってより安価に違和感なく飲める、第3のビール等の新しい商品が出来ています。一方で伝統的な酒蔵では若い人を中心に新しい価値を提供しようという発想も生まれてきているので古き悪しき蔵元の自己満足文化に囚われず、安酒とは違う価値の提案をしていきたいとのお話でした。赤玉ポートワインや粕取り焼酎といった昔のお酒の話から生活文化の話まで、酒蔵の歴史から今の酒文化の動きまで、日本酒の種類や種類毎の作り方美味しい飲み方等幅広くジョークを交えながら日本酒文化を楽しむ授業となりました。「デザインと大学の役割」2時間目の授業を担当いただいたのは中山ダイスケ教授、中山教授は東北芸術工科大学の学長としてデザイナーとしても現役で活躍されています。20代の頃からニューヨークでアーティストとして活動していた中山教授ですが、永住も考えて活動の拠点としていたNYで同時多発テロが起こります。NYのスタジオでは道に迷った留学生たちへアートだけでなくキャリアについて、相談に乗ったりする事も多かった中山教授は同時多発テロ以降NYが殺伐としてきた事もあり、日本に戻り知人と共に仕事をしたり講師として活動したりする事になります。中山教授の出身は香川県の丸亀市という事で東北にはあまり縁がなかったとの事ですが、東北芸術工科大学でも講師として仕事をするようになり現在に至ったそうです。デザインについて愛嬌たっぷりに語る中山教授山形でのデザインの仕事フルーツジュース、お菓子、お米や野菜、観光、スポーツや音楽関係、学校等、色んな分野で実際に手掛けられたデザインの仕事のお話でした。中山教授の手掛けたお仕事は取り組みの魅力を引き出して多くの方に知ってもらうため、実際に人に関わってもらい有意義な取り組みをつくるため、デザインの力を最大限に活用されているのが印象的でした。ニューヨークでお金持ちのためにアート作品を作る頃から、日本に来て最初にジュースのデザインを作り始めて大きく変わったそうです。ゴミ箱に自分の作ったデザインの空き缶を見て、実際に色んな人の目に触れて手に届いた事を想像して、なんだか楽しくなってきたなんてお話もありました。東北芸術工科大学の目指すところ昔は人の営みの中で何かを思いついて表現する事はデザインもアートも区別なく1つでした。現在それらは表現としてのアートと商業としてのデザインが2つに分かれていますが、未来それらが一つに繋がっていってより大きな存在になるのではないか。そんな想いが東北芸術工科大学のロゴには込められているそうです。また東北芸術工科大学の英語名は、「TOHOKU UNIVERSITY OF ART&DESIGN」という事でデザインも名前に入っています。芸術大学の英語名にデザインが入っているのは実は珍しいそうで、ここからもデザインとアートを繋げていくそんな想いが垣間見えます。公設民営の大学として始まり現在30年目になり、実は建設時の想いなどがわかる資料等はあまり残っていないのですが、デザインに込められた意味や想いをくみ取って、中山教授もそれを実現すべく大学での取り組みを行っていきたいとのお話でした。東北芸術工科大学のロゴデザインと込められた想いデザインに求められるチカラデザインはモノとコトに分けられる事が多いけれど、モノもコトもどちらか一方だけでいいという事はありません。広義に考えれば法律や経済、インフラにもデザインの力が必要なはずで問題点は多く指摘されながらも相変わらず無計画な建設や営みが続いています。東北芸術工科大学では芸術、デザイン教育を通じて想像的な人材を輩出する新型の芸術大学を目指しているそうです。これは中山教授自身が東京の芸術大学にいた経験からデザインやアートをする人だけを育成すると、どうしても少数成功者とそれを恨む大多数の人が生まれてしまうのを感じており、そんな経験から創造的な人材にもっと多岐にわたる分野で活躍してほしいとのお話でした。山形は課題先進地域これまでは都市部が先進的な取り組みをしてきたわけですが、実はこれからの時代様々な課題にすでに直面している山形のような場所こそ、それを解決する方法を考えて生み出すのにうってつけの地域だと言います。そしてそれをちょっと変わった創造的な人材が解決していくのではないでしょうか。そうしてできた魅力的な地域の小さな暮らしの哲学や、自慢の地域を見せ合いっこするような時代がやってくるのではないか。地域で活躍できるよう東北芸術工科大学でも取り組んでいきますとお話をいただきました。高畠熱中小学校も里山の小さな学校という事もあり地域の課題や問題が見えてきます。柔軟に創造的に発想する人が集まり新しい発想を生み出す学び舎として活動していきたいですね。午前中はワインぶどう園地実習放送席を務めていた地域おこし協力隊の鈴木さんも今回で退任、おつかれさまでした!授業記録 7月6日(土)今回はオンラインオープンスクールという事で、山形県内外、シアトルからも一般の方にもオンライン参加いただきました。10:00~11:30 ワインぶどう園地実習今回は剪定、誘引、摘芯作業、草取り、園地整備全般を行いました。 13:00~13:20 一般向けガイダンス熱中小学校の概要や来期の取り組みについてご紹介しました。13:30~14:40 1時間目 新城 猪之吉(會津熱中塾塾長/末廣酒造株式会社 代表取締役社長)「日本酒文化の楽しみ方」15:00~16:10 2時間目 中山 ダイスケ(東北芸術工科大学学長)「デザインと大学の役割」

高畠熱中小学校 2020年09月01日

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「パーソナルプロジェクトをはじめよう」/転換期を迎えた世界の宇宙活動

「パーソナルプロジェクトをはじめよう」/転換期を迎えた世界の宇宙活動

「パーソナルプロジェクトをはじめよう」6月13日(土)1時間目の授業をご担当いただいたのは遠藤諭教諭、遠藤教諭はパソコン総合誌『月刊アスキー』編集長を長く務め、ミリオンセラーとなった『マーフィーの法則』や経済学者の野口悠紀雄氏による『「超」整理手帳』も手がけました。現在は角川アスキー総合研究所主席研究員として活動をされており、最近では耳栓コレクターとして『マツコの知らない世界』に出演されています。遠藤教諭はオンラインにて授業いただきました。今回からは現地を開放してのハイブリッド授業趣味でも仕事でもないプロジェクトそんなパーソナルプロジェクトを皆さんはじめてみませんかというお話をいただきました。パーソナルプロジェクトをつくるコツとしては「できれば、世界中で自分しかやってない小さいけれど歴史を作りだすこと。」だそうです。企業内でやれることはどうしても制限があります。ただ何かやろうと思った時学校でおしえていることが古すぎるので実際に使いにくい知識が多い。そうすると専門家や友人から話を聞きながらプロジェクトを進めていく事になる。ごちゃ混ぜにしてやっているとごっこになってくる。でもごっこあそびでいい。それが学びになる。そして学びは自分もなにかできるという勇気になる。そんなパーソナルプロジェクトのススメのお話をいただきました。 地域にこそパーソナルプロジェクトを最近はプロジェクトをやるのに都合のよい道具やサービスが出てきています。たとえば「本」を作るのは昔から比べれば手間もお金もかからなくなった。企業のエンジニアが自身の技術の同人誌を作って交流会をおこなっている事例からパーソナルプロジェクトでの自身のスキル向上や新しいつながりづくりのお話をいただきました。遠藤教諭のパーソナルプロジェクトとして、フローティングペンというものがあるそうです。とりくみは子供に戻った気持ちでどきどきしながらクラウドファンディングで始めたのですが、メディアにもとりあげていただき小説の1シーンにも登場したりするようになったそうです。フローティングペンの詳細は下記から:http://www.mm-m.ne.jp/jajamaru/index-j.html 新型コロナウイルスの影響で変わってきた生活様式やニューノーマルとなる取り組み、遠藤教諭の身近な話や最近の話を交えながらの授業となりました。どうしたら実際に地域でパーソナルプロジェクトを始められるか具体的な質問が飛び交いました。 転換期を迎えた世界の宇宙活動6月13日(土)2時間目の授業は斎藤紀男教諭、斎藤教諭は1970 年宇宙開発事業団(現JAXA)へ入り、ロケット開発・打上げ、人工衛星開発、きぼう開発・利用、宇宙実験、地球観測や調査国際関係等に携わった後、地球科学技術推進機構常務理事、日本宇宙少年団(YAC) 専務理事を経て、現在はイベント等次世代へ宇宙への夢を育てる活動に関わられています。 斎藤教諭も今回はオンラインにて授業をいただきました。少し前までは宇宙って変わり者とか別世界というイメージだったのが、社会的な認知も高まってきてビジネスとかそういうイメージも強くなってきました。最初は宇宙クイズという題してお話をいただきアポロ計画で月面に着陸した宇宙飛行士の人数や、土星の輪は何でできているかというお話をユーモアたっぷりにお話いただくところからスタートしました。 宇宙クイズから授業スタート宇宙とは?言葉的な意味を捉えると「宇・・空間(四方上下)」「宙・・時間(往古来今)」という事で私たちは地球に住んでる宇宙人かもしれませんね。宇宙の定義としては上空100kmからというお話があり、普段車で走る距離を考えるとそこまで遠くないように思えてきます。人類から見た宇宙を3つに分けて考えると特徴が違い分かり易く、1地球近傍、2太陽系、3太陽系を超えた宇宙に分けられるとの事で、今の子供達が働き盛りの頃は宇宙で働く時代が来るかもしれません。 1、地球近傍について水星、金星、地球、月、太陽、火星、小惑星が地球近傍の惑星とされています。火星は環境が地球に似ているという事もあり、積極的に探査が行われており生命または生命の痕跡がいないかどうかは世界中で興味を持って探査している内容です。星同士を比較してみた場合「地球は生きている!」とみる事ができるそうです。大気循環、水循環、海・深層流、地下の動き、エネルギー収支といった環境問題というのは星の生態かもしれません。太陽は地球の約109倍の大きさで温度も表面温度が6000℃、コロナは100万℃以上と何となく適当に見ていますが、途方もないスケールです。太陽の中心は核融合反応し、表面は常に小爆発しており、そのたびに地球にも太陽フレアとして降り注いでいます。ほとんどは大気や地場によって守られて届きませんが、大きな動きがあれば磁場にも影響を与えます。 2、太陽系について上記以外の木星、土星、天王星、海王星、冥王星は太陽から地球までの距離を1AU(天文単位)とすると木星は5倍以上離れています。(地球近傍の惑星は0.4~2倍の範囲内)10万AU程度の所が太陽の重力の及ばない太陽系の果てとされています。また太陽系の外側にも宇宙空間が同様に広がっており、お隣の恒星系として観測されるケンタウルス座α光の速さで4.3年くらいかかる距離です。火星と木星には結構距離がある 3、太陽系を超えた宇宙太陽系が属する銀河系(天の川銀河)の広さは光の速さで10万年位離れています。そして星系も銀河も宇宙に普遍的に存在する事は観測されています。1/3から半分くらいは惑星を持つ恒星があるとされており、E.T.のような地球外生命体の存在は可能性として示唆され続けています。宇宙活動略史ガガーリンが有人飛行したのが1961年アポロ11号が月に着陸したのは1969年、そこから考えると人類の宇宙活動は50年程の歴史しかなく実はまだまだ発展途上の分野です。 最近であれば今年の5月に米国のクルードラゴンが有名で、中国の新型有人宇宙船は無人で初打ち上げに成功し、インドも宇宙開発本格化、民間主体の宇宙開発が盛んに行われ宇宙ビジネスがゴールドラッシュ化しています。 2020年から宇宙進出は第3フェーズへ移行しています。宇宙開発から宇宙活動の時代へ、国主導から民間主体へ、宇宙開発の研究は地上での生活にも役に立つことが多く新宇宙ビジネスにも期待されています。特にwithコロナ時代において密閉空間での健康や精神状態の研究は有効活用できるのではないかと捉えられています。第3フェーズ、人類の宇宙進出本格期途中クイズや素朴な疑問を投げかけながらユーモアたっぷりの授業をいただきました。特に男性陣はさながら小学生の様に目を輝かせながら質問しているのが印象的でした。午前中はワインぶどうの園地実習を実施しました誘引作業をメインに行いました6月13日(土)高畠熱中小学校授業記録10:00~12:00 ワインぶどう園地作業13:30〜14:401時間目 通常授業 遠藤 諭 教諭角川アスキー総合研究所 取締役主席研究員「パーソナルプロジェクトをはじめよう」15:00〜16:102時間目 通常授業 斎藤 紀男 教諭スペースゼロワン代表、日本宇宙少年団(YAC)相談役、JAXA 元副本部長「転換期を迎えた世界の宇宙活動」

高畠熱中小学校 2020年08月28日

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「What’s オリンピック ~知られざるオリンピックアスリートの世界~」

「What’s オリンピック ~知られざるオリンピックアスリートの世界~」

「What’s オリンピック ~知られざるオリンピックアスリートの世界~」 今回の授業をご担当いただいたのは池田めぐみ教諭。池田教諭はフェンシングの日本代表として2006年ワールドカップ準優勝。アテネ、北京のオリンピックに出場し、北京では日本勢過去最高の15位。10年広州アジア大会のエペ団体では金メダルを獲得されています。現在は「YAMAGATAドリームキッズ」チーフアドバイザー、日本アンチ・ドーピング機構アスリート委員、山形大学地域教育文化学部非常勤講師、日本サッカー協会「夢先生」を務め、スポーツを通じた社会貢献活動に取り組んでいます。 What’sフェンシング、What'sオリンピックフェンシングのユニフォームをつけて登場いただいた池田教諭から、まずはフェンシングで使う道具についてご紹介いただきました。ユニフォームは防弾チョッキと同様の素材というお話や、フェンシングのサーベルは週間少年ジャンプと同じくらいの重さといったお話を実物と共にご説明いただきました。 「何のためにオリンピックってやるの?」を考えた時メダルをいくつ取ったかという事やどこの国が強いかという事に目が生きがちだと思いますが、実はオリンピック憲章にはそういった事は書かれていません。オリンピック憲章にはスポーツを文化教育と融合させ、生き方の創造を探求するため、または人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会の推進を目指すために、スポーツを役立てようという事が書かれています。東京オリンピックの延期決定の話や来年の実施やアスリートについて、皆さんに意見を聞きながら実施しました。フェンシングの道具について紹介する池田教諭オリンピックの裏話実際にオリンピックに出場した経験から、試合に向かうまでと試合の様子を写真や動画を交えて紹介いただきました。入場行進の裏話や、選手村での部屋の様子や食事の様子、実際の試合の動画まで紹介いただきました。東京オリンピックの実施にあたってのお話やフェンシングを始めたきっかけ等個別の質問に回答していただきました。 池田教諭入場行進時の写真←アテネオリンピック →北京オリンピック強くなるための条件池田教諭はフェンシングに取り組んでいて、実はセンスがなくても強くなる方程式を導きだしたそうです。それは「トレーニング×準備×考える=強さ」という事だそうです。試合の前には今まで関わった人や出会った人の事を思い出すそうです。多くの人の想いを感じる事で心を崩さないように取り組めるのだそうです。池田流 強くなるための方程式トレーニング以外で気を使っている事実際に試合で活躍するためには自分で様々な管理をしていく必要があります。ドーピング検査のためスケジュール登録、食事や体重コントロール、海外遠征のためのスケジュール管理、想定外の対応や渡航先の安全管理、予算や投資などのマネジメントまで、試合に向かうまでは様々な障害があります。試合だけではなくそこに向かう道筋も自分で探求して獲得していく事が重要です。スポーツの未来を考える昨今のスポーツを見るとやはり優勝劣敗主義、悪しき勝利至上主義、拝金主義というのが加速している中、新しいスポーツの理念の模索、新しいスポーツの価値の模索、というのが必要になってきています。 2時間目の授業は起業コース2時間目は山形大学産学連教授を務める柴田孝教諭に「マインドセットと起業家精神」の授業を実施いただきました。 起業コースの目的である、アントレプレナーシップ(起業家マインド)を身に着けるためには物の見方や考え方を変える事が重要で、それを実現するためにの手法「マインドセット」についての授業でした。授業ではキャロル・ドウィックさんのTEDトークでのお話や身近な心理テストを交えながら成長型のしなやかなマインドセットを身に着ける事の大切さを学ぶ授業でした。インターネットやテクノロジーの進歩が引き起こす、新習慣や新常識の中で、心身ともにしなやかでたくましく生き抜いていきたいですね。 今回も茶目っ気たっぷりにお話いただきました。 今回の授業も放送部企画という事で、生徒にナビゲートをご協力いただきました。次回も少しずつ個性のあるオンライン授業を実施していきます。本来であればオリンピック目前での授業でオンライン間近のトピックスや聖火リレーのお話を交えて実施いただく予定でしたが、今回は延期になったオリンピックの行く末やスポーツの形について議論のある授業となりました。来年無事オリンピック開催となったらまた池田教諭のお話をお伺いしたいですね。NPO法人はじまりの学校:長谷川今回から別室に放送席を設けて進行協力いただきました。授業記録5月23日(土)10:00~11:00 新入生交流課11:00~12:00 最新ソフト体験会13:30〜14:401時間目 通常授業 池田めぐみ 教諭「What’s Olympic ~知られざるオリンピックアスリートの世界~」(山形県スポーツ協会スポーツ指導員/フェンシング競技オリンピアン))15:00〜16:302時間目 起業コース 柴田 孝 教諭「マインドセットと起業家精神」(山形大学産学連携教授)

高畠熱中小学校 2020年08月28日

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いじめをテクノロジーで解決できるか/ハイブリッド終業式,卒業式

いじめをテクノロジーで解決できるか/ハイブリッド終業式,卒業式

いじめをテクノロジーで解決できるか8月8日(土)1時間目の授業をご担当いただいたのは、隈有子先生。隈先生は株式会社マモル代表取締役CEOとして「こどもがいじめで悩まない社会を目指して」をキャッチコピーに活動されております。元々IT関係の事業開発ディレクターとして、中高生向けサービスをリリースしていたそうですが、当時多くの保護者や子供と接点が多く、以前より関心があった「いじめ」を少しでもなくしたいという想いから株式会社マモルを立ち上げ現在も引き続き代表として活動されています。今回は先生はオンラインにて、生徒の皆さんは人数を制限して現地での授業となりました。オンラインから会場と議論しながらの授業いじめを取り巻く最近のお話SNS上でのいじめ、SNSでの誹謗中傷が増えてきており、隈先生もことあるごとに記事を書いたり、相談に乗ったりしているそうです。また子供を狙ったデジタル犯罪についても、やはり最近は相談の件数が増えています。海外の方から日本のいじめについて聞かれる事もあり、自殺率が高いからなのかいじめが多いのではないかと、海外からは思われたりすることが多いとのこと。実際にデータとしても、日本でのいじめの件数や自殺は近年増加傾向にあり、過去最悪の件数を更新し続けています。いじめについてみんなで考える2つのテーマについて生徒の皆さんと議論しながらの授業となりました。質問①:あなたが思う子どものいじめってどんなものですか?会場からの意見・その子がやってほしくないと思うことを、継続的に行うこと・無視すること、仲間外れにすること・ みんなと同じでなくてはならない、という意識がいじめを生んでいると感じる。・いじめの標的が、瞬間にして変わるのは、昔から変わらない。対象になる理由は特にない。・いじめが目に見えなくなって複雑化して難しくなっている。そんな意見が集まりました。法律的ないじめの定義いじめ防止対策推進法の第2条には「当該行為の対象となった児童などが心身の苦痛を感じているもの」とされていますが、心身の苦痛といっても人それぞれで大小さまざまで、実際の現場ではやはりなかなか判断と対応が難しいのが現状だそうです。質問②:いじめをテクノロジーで解決するってどんな方法があるんでしょう?会場からの意見・カメラ等でいじめの現場を監視する事・チャットで誹謗中傷の文字を検知する・感情を体験するテクノロジー・アナログな日常会話とかそちらのほうが実は大事なのでは・チャットなどが盛んだが文字でのコミュニュケーションは誤解を生む原因ではないかそんな意見が集まりました。隈先生からいじめを解決するテクノロジーの実例を紹介・トイレの騒音やたばこの煙を感知するテクノロジーでいじめを予防する・いじめを克服するゲームを通じていじめを学ぶ・人を傷つける言葉をポジティブな言葉に変換する「善意のキーボード」・悩みを話せる仮想空間を作っていこうという取り組み・AIを利用してネットいじめの言葉を探知する取り組み・脳波を測定してストレスを可視化するテクノロジー・防犯カメラをたくさんつけるのがいいという声もあるそんな実例を交えていじめを解決するテクノロジーについて紹介いただきました。マモレポについて色んな学校を見ている中でいじめが少ない学校や雰囲気のいい学校に共通していたのは、相談が先生にできるか、先生が状況を把握できているかという部分だそうです。また海外ではスマートフォンで匿名で生徒からいじめ通報アプリというのがあります。そんな状況を受けて隈先生も独自に「マモレポ」を作られたそうです。マモレポは今生徒を取り巻く状況や困っていることを聞き取ると共に、チャットで相談にのっていくそんなアプリです。テクノロジーもそうですが顔を合わせて話し合う事も大事にして、予防×対策の2本立てのアプローチでいじめ問題に取り組みたいとのお話でした。その他にも会場からは「最近はいじめも多様化していてチャットツールでの仲間外れ等難しい事が多い」「カメラを設置して監視しすぎるのはプライバシー的にどうなんだろう」「テクノロジーだけでなくコミュニュケーションについて考える必要がある」「実は昔いじめられていた時こんな風に乗り越えた」そんな話が飛び交い深い議論が行われました。ライフスタイルや価値観の多様化でいじめの問題についても、複雑化しており一概に解決するのは難しいかもしれません。それでも命に係わる問題をしっかりとらえて悲しい出来事が起こらないように、知恵を出し合っていけたらいきたいですね。2時間目は第10期終業式/第5期生卒業式今期は4月からオンライン授業、6月からは現地とオンラインでのハイブリッド授業という事で実施してきました。今期の式典もハイブリッドな形で実施しました。今年はイベントも少なく少しでもハレの日を楽しんでいただくために、現地参加の希望者で和装で集まる式典となりました。今回の卒業生は第5期の入学生8名、その中の6名が現地会場にお越しいただきました。第5期は地域のお祭りを復活させようという「熱中ブドウ祭り」からスタートしました。あれから3年経つと思うと早いもので懐かしいですね。今年は地域に人を招いてのお祭りの実施は難しそうですが、来年にはまた楽しく集まりたいものです。事務局としては暗中模索の中の第10期でしたが、それ故新しい取り組みも生まれました。生徒の皆さんとオンライン授業を作る「放送部」の取り組みを筆頭に、zoom勉強会、最新ソフト体験会、オンライン飲み会、オンライン茶話会、シアトルと交流授業、オンライン料理教室、大間ジロー先生の特別ネットライブ。授業以外でも逆に今の時期しかできないイベントや体験、そして学びがありました。来期の開始は10月からとなりますが、今の時世だからこそできる事や学べる事が実は沢山あると感じています。第11期もさらにパワーアップして活動していきますので、また10月から来期も皆さんと学び挑戦していきたいですね。9月末まで新入生も募集しておりますので、是非ご入学お待ちしております。来期の入学の情報はこちらからご覧ください。https://www.takahata.necchu-shogakkou.com/recruiting-new-students式典の様子理事長佐藤よりごあいさつ校長あいさつはオンラインにてユーモラスに教頭あいさつは現地にて式典が引き締まります今回の放送部は池田さん、豊嶋さんに担当いただきました。卒業生を交えて記念写真今期卒業生のみなさん授業記録8月8日(土)10:00~12:00 ワインぶどう園地作業 13:30~14:40 1時間目授業 隈 有子 教諭(株式会社マモル代表取締役CEO)「いじめをテクノロジーで解決できるか」 15:00〜16:30 第5期生卒業式/第10期終業式

高畠熱中小学校 2020年08月24日

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Charcoal-BASE~炭の可能性を広げるための拠点

Charcoal-BASE~炭の可能性を広げるための拠点

Charcoal-BASE~炭の可能性を広げるための拠点7月25日の1時間目を担当いただいたのは佐藤光夫さん、佐藤さんは宮城県で唯一の白炭職人としてすみやのくらしという取り組みを行っており、現在「Charcoal-BASE」という新たな拠点を作っています。炭の作り方を紹介する佐藤教諭佐藤さんとすみやのくらしすみやのくらしは東北、宮城県の七ヶ宿という高畠の隣町の山間の町で、炭(白炭)と炭のパウダーの入ったお菓子、パンの製造販売をメインに、自然の流れにそった世の中を願って暮らしている、佐藤光夫さんと佐藤円さん家族の屋号です。生まれは名古屋ですが、27年前に七ヶ宿の炭焼き職人と出会った事をきっかけに移住されたそうです。すみやのくらしのメインコンセプトとして「やさしく、なかよく、生きるために。やさしく、なかよく、暮らすために。」を掲げています。そんなすみやのくらしを取り巻く七ヶ宿の自然環境や蝶々や野生生物のお話から授業が始まりました。炭を使った色んな商品開発すみやのくらしでは炭自体はもちろんのこと、お風呂用炭、炊飯用炭、朴(ホオ)の木を使った炭(あかすり用)、防除等で用いる木酢液炭を用いたクッキー、炭を用いたパン等様々作っているそうです。すみやのくらしの商品はネットショップでも購入できます。すみやのくらしネットショップ:https://sumiyanokurashi.shop-pro.jp/白炭と黒炭の違い白炭は白と名前についているけれど、厳密には白くないとのお話。黒い炭の周りに灰が付着しており白く見えることから白炭と呼んでいます。周りの灰を払ってしまうとしっかり黒い炭が表れます。白炭の作り方は窯の中に木を入れて高温で炭化させるのは同じなのですが、白炭は高温で炭化させてすぐに外気を取り込んで冷やします。黒炭は炭化させたあと窯を遮断してしばらく置いておきます。白炭は火が付きにくいですが、火がつけば長い時間燃えます。白炭は黒炭より密度が高く硬質でガスが出にくいという特徴があります。火力は白炭の方がありそうですが、実は同じくらいとの事です。白炭のイメージ空き缶で作る炭実は身近に炭焼きというのは身近に体験できるとの事で、空き缶で炭焼きという動画を取ってきたものをご紹介いただきました。「空き缶で炭焼20200721ー杉の葉、松ぼっくり」https://www.youtube.com/watch?v=YMIh2aDByx0すみやのくらしのこれから炭出し見学、薪割り体験、半日火を見つめる、炭火料理を楽しむ、森への炭まき、炭染め体験、炭を用いるワークショップ等々、炭に触れてもらいながら新しい可能性を広げていく活動していく事を考えているそうです。その中心となる「Charcoal-BASE」は色んな方に協力いただきながら建設中で、今年の9月にオープン予定とのお話です。私たちの暮らしと森林のお話、炭と人の営みのお話、そして今の時代に合った自然と寄り添う暮らしとはなんだろうとそんな問いかけを交えながらやさしくお話いただきました。2時間目は起業コース今期4回目となる起業コースの授業、今回の授業も柴田孝先生(山形大学産学連携教授)にご担当いただきましたまずはパラダイムシフトという事で新型コロナウイルスの影響で激変する世の中の環境、実際にどのように生き抜いていくかそんなお話お話から始まりました。パラダイムシフトとは「その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や思想、社会全体の価値観など革命的にもしくは劇的に変化すること。」生徒の皆さんに質問を投げかけながらの授業これからのパラダイムシフトを生き抜いていく為にどんなビジネスを作っていくか、その手法としてpest分析、市場の再定義、スタートアップを考える上での注意点、スモールビジネスとスタートアップの違いについて、D2Cの販売方法等、多岐にわたるアイディアや実際に今成功している企業が用いている手法のご紹介をいただきました。柴田先生に担当いただいていた起業コースの授業は一旦今回で終了となりますが、生徒の皆さんからの個別の相談は熱中小学校2階のオフィス「リーンアプローチ」にて随時受付しているとのお話でしたので、御用の際は高畠熱中小学校へお問い合わせください。授業記録7月25日(土)10:00~12:00放送部部会※今期の放送部の取り組みを振り返りとこれからのオンライン企画を話す会を行いました。 13:30~14:401時間目 佐藤 光夫 宮城県で唯一となった白炭職人 「Charcoal-BASE~炭の可能性を広げるための拠点」 15:00~16:302時間目 起業 柴田 孝 山形大学産学連携教諭「リーンスタートアップ」

高畠熱中小学校 2020年08月20日

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ジャズから学ぶ人のいいとこ発見術

ジャズから学ぶ人のいいとこ発見術

ジャズから学ぶ人のいいとこ発見術6月27日(土)1時間目の授業をご担当いただいたのは名雪祥代教諭、名雪教諭は宮城県より全国に向けてジャズを発信し続ける女流サックスプレイヤー。現在、NHKラジオ第一「ゴジだっちゃ」水曜パーソナリティとしてレギュラー出演中です。笑顔たっぷりでお話いただく名雪教諭名雪教諭とJazzサックスは吹奏楽部で出会ってそこから始めたそうです。サックスを吹きたくて吹奏楽部に入ったというより、吹奏楽部の先輩だった姉からの勧めでサックスを始めました。当時田舎に住んでいたのですがたまたま地元で東京芸大へ進学した先輩がいて、大学も音楽の道を勧められた事が今の道に進んだ大きなきっかけだと言います。大学での音楽は非常にシビアであそこが悪い、ここを直そう、塩一つまみのさじ加減を朝から晩まで練習して修正していく様な日々でした。そんな日々を大学院を含めて6年間突き詰めて来たのですが、どこか自分の中の何かがプチっと切れてしばらく音楽から離れていました。ふとしたきっかけから定禅寺ストリートJazzフェスティバルに足を運んで、めちゃくちゃ楽しく音楽を演奏するおじさんに出会い、音楽って音を楽しむ事が元々だよなとハット気づかされました。演奏自体はへたくそだったんですが。。(笑)翌日には名雪祥代Jazz化計画という事で再始動しました。これまで楽譜どおりなめらかに演奏できることばかりをかんがえていたのですが、Jazzでは演奏しない音があるという事に気づいてかなりショックを受けた、そんなエピソードからJazzについてのお話がスタートしました。Jazzって難しい?Jazzって詳しい人じゃないと語ってはいけないような雰囲気がありますが、私としてはもっと気軽にJazzを楽しんで好きと言って欲しいとの事で、名雪教諭手作りの紙芝居を用いてJazzの簡単なルールとお作法についての授業でした。C Jamブルースから学ぶジャズC jamブルースという曲はメインのメロディにはソとドの2つの音しかありません。まずはこの曲を題材にジャズのテーマとアドリブについてお話いただきました。ジャズでは12小節毎にアドリブがあって会話の様にトレードを挟みながら、最後にまたメインテーマに戻ってくるそんなジャズの流れについて解説いただきました。他にもトルコ行進曲を題材に通常バージョンとJazzバージョンの実例も演奏いただきました。 録画と生サックスを合わせながらC jamブルースを演奏しました。「ジャズから学ぶ人のいいとこ発見術」クラシックをやっている時は良くない所を直すという練習ばかりだったのですが、Jazzを始めたての頃から「良いね!またやろうよ!」という言葉をもらって、ひとまず人のことを受け入れて肯定するところから始まるんだなぁと感じたそうです。これは人づきあいでも同じことが言えるなぁと思っており、今日のタイトル「人のいいとこ発見術」に繋がります。これは高畠でJazzを初めて演奏した時にもとても感じて、そんなご縁から今回の授業にもつながったとのお話でした。後半の授業では慣れ親しんだ曲を中心に親しみやすくJazzの歴史を解説いただきました。2時間目は起業コース第3回目となる起業コースですが今回の授業も柴田孝教諭(山形大学産学連携教授)の講義からスタートしました。新型コロナウイルスでの今の世の中の変化や、これからのものづくりのお話から始まり、そんな中小さな力で大きな取り組みを作る、「リーンスタートアップ」の考え方がやはり重要になるというお話をいただきました。近況とこれからを語る柴田教諭後半は新庄市を拠点に映像コンテンツの制作を主に手掛けている菅聡教諭(株式会社JPD代表取締役)に授業いただきました。菅教諭からは小さな力で大きな取り組みを作るその代表例のSNSについて、特にウェブマーケティングやSNS広告についてのお話をいただきました。facebook、youtube、twitterその他新しいSNSのお話、SNSごとに向いている広告の種類とそれに合う動画や画像、文字の出し方等について具体的なお話をいただきました。ハイブリッド授業会場での菅教諭午前中はオンライン料理教室を実施、午後からの授業は現地とオンラインで同時に授業を行うハイブリッド型で実施しました。少しずつですが新しい様式での授業や課外活動が始まっています。オンライン料理教室では山菜を使った郷土料理を作りました授業会場の熱量と共に配信すべく取り組んでいます授業記録6月27日(土)10:00~12:00オンライン料理教室13:30〜14:401時間目 通常授業 名雪 祥代 教諭(女流サックスプレイヤー、NHKラジオパーソナリティ)「Jazzから学ぶ人のいいとこ発見術」15:00〜16:302時間目 起業コース 柴田 孝 教諭(山形大学産学連携教授)菅 聡 教諭(株式会社JPD代表取締役)「リーンスタートアップ」

高畠熱中小学校 2020年08月19日

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未来のスポーツの形、スポーツ共創の作る未来

未来のスポーツの形、スポーツ共創の作る未来

未来のスポーツの形、スポーツ共創の作る未来 5月9日(土)は体育の授業を担当いただいている犬飼博士教諭(一般社団法人運動会協会理事)に授業を実施いただきました。犬飼教諭は元々テレビゲームの制作をされていたのですが、eスポーツ関係での取り組みを経て現在は運動会という日本人なら誰もが知っている文化を切り口にスポーツやゲームとは何かを探求されています。 スポーツとゲームについて語る犬飼教諭放送部企画という事で生徒の池田めぐみさんに進行協力いただきました。スポーツの進歩と未来のスポーツ数年くらい前からeスポーツというものがメジャーになってきましたが、そもそもテクノロジーとスポーツの変化を考えると、狩猟採取時代には棒や弓で狩猟の技術を競い合う競技、農耕時代にはサッカー等の集団ゲームや体を使うお祭り、工業時代にはモータースポーツを中心として競技、現在の情報社会においてはコンピューターゲームやeスポーツというものが生まれて来たと言えます。そこで犬飼教諭もコンピューターを使いながら身体を動かす競技として「eスポーツグラウンド」や「スポーツタイムマシン」といったものを手掛けられたそうです。テクノロジーとスポーツの相関図未来の運動会プロジェクトについて未来の運動会は「最新の道具を使う」という事ではなく、「未来に向かって自分で少しずつ変化させていこう」とする未来志向の運動会です。「UNDOKAI」文化を中心に全世界でスポーツを作取り組みが広がっていったら面白いなと考えて取り組んでいるそうです。高畠熱中小学校でも2016年、2018年に2度実施、姉妹校でも「熱中運動会」として取り組んでいます。最近では外出自粛を受けてビデオ会議システムを用いた「オンライン運動会」も未来の運動会の一環として行われています。この取り組みはスポーツ共創という考えに基づいて実施しており、スポーツ共創ワークブックは無料でダウンロードできます。スポーツ共創ワークブック(スポーツ庁HPより):https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/sports/mcatetop05/list/detail/1415532.htm 授業後半ではスポーツ共創の実践されている、今辻 宏紀 さん(横浜市立保土ケ谷小学校 教諭)、三浦 大輝さん(一関工業高等専門学校 電気情報工学科)2名にオンライン上で参加いただき、事例を紹介いただきました。小学生との未来の運動会プロジェクトについて今辻さんは小学校教諭として小学生にも主体的に未来の運動会をトライしてもらいたいと考え、授業の一環として未来の保土ヶ谷の運動会を実践されています。実際に楽しい運動会をやるというだけでなく、なぜこの運動会をやるのか、どうやって運動会を作るのかみんなで考えて企画して行いました。運動会当日は子供たちが考えた5つの競技が地域の企業を巻き込んで行われ大変盛り上がりましたが、ただ楽しい取り組みを作れてよかったというだけではありません。運動会終了後がスタート地点と考えて、その後の授業でも自分たちがこの取り組みを通じて町や人に対して何が出来たのかを考え直す時間を設けています。子供達が一つの楽しい社会の在り方や作り方を子供達に学んでもらいたいと思い取り組まれているとのお話でした。取り組みの記事はこちらhttps://spotsuku.jp/column/751小学生と運動会づくりを通じて地域の文化を考えています岩手県超人スポーツの取り組みを通じて三浦さんは高等専門学校の学生として岩手県が主体となって行っている超人スポーツプロジェクトや高等専門学校での超人スポーツ開発について取り組まれている事をお話いただきました。岩手県超人スポーツプロジェクトは2017年に岩手国体を機にスタートした取り組みで、言語だったり身体的だったり人と人との壁をテクノロジーやアイディアを使って取り除いていこうという取り組みです。また超人の名の通り人体の機能を拡張したスポーツを作っています。三浦さんはイベントや学校での研究を通じてドローンやVRゴーグルを使った競技を作っており今回はその紹介をしていただきました。研究としては色んな機器を使って面白いと思うものを作っていきたいのですが、好きなスポーツを専門的に作れば作るほど長期スパンの取り組みとなり、社会との接点を結ぶのが難しく、プロジェクトマネジメントの部分が今後の超人スポーツ開発の課題とのお話でした。VRゴーグルを用いた鬼ごっこ「赤鬼」の紹介2時間目「スポーツって生活に必要?」元々2時間目は現地にて新しい運動会競技を考える「運動会ハッカソン」を実施する予定でしたが、自粛生活の長引く状況を受けて「スポーツって生活に必要?」というテーマで自由に話し合う場としました。オンライン運動会の取り組み、テレワーク時に運動不足について、自粛環境で思うスポーツの必要性、高畠での運動会ハッカソン開催について、テレビ通話やチャットを交えての授業となりました。   教諭、生徒、事務局を交えてのディスカッション今回の授業では「スポーツの成り立ち」や「運動会を作る事」の紹介から始まり、実際に未来のスポーツを探求されているお二人の実践のお話をいただきました。ディスカッションではスポーツやゲームそして教育分野等様々な方面での議論が行われました。運動が嫌いでゲームエンジニアからスポーツを作る取り組みを始めた犬飼さん、運動が好きでアスリートとしてスポーツのあり方を考える池田さん、お二人の話す理想のスポーツのあり方が似たような着地点に進むのがとても印象的でした。「本を読む運動会があったっていいじゃないか」とそんなセリフが授業の中で犬飼教諭よりありましたが、素晴らしい発想だなと感じます。運動会というのは地域にとって大きな文化的イベントで普遍の物ではありません。地域の運動会のお話を聞くと張り切っている人といやいや付き合っている人の温度差をすごく感じます。あまり既存の「運動会像」にばかりとらわれず、地域の状況や興味に応じてみんなで考えて楽しめる取り組みに運営する人が、どんどんアップデートしていけばいいとそんな風に思います。実は今回の授業では高畠の地区民運動会を題材に「運動会ハッカソン」を行い地元の運動会を主催する皆さんもご招待する予定でした。残念ながら今回現地での開催が出来ませんでしたが、来年以降実現していきたいですね。NPO法人はじまりの学校:長谷川授業記録5月9日(土) 高畠熱中小学校授業10:00~12:00 フリートークルーム開設※zoomのテストや活用について話す場となりました。13:30〜14:401時間目 体育:犬飼博士教諭(運楽家/一般社団法人運動会協会理事 )「未来のスポーツの形、スポーツ共創が作る社会」15:00〜16:002時間目 パネルディスカッション「スポーツって生活に必要?」 ・犬飼 博士 (運楽家/一般社団法人運動会協会理事)・今辻 宏紀 (横浜市立保土ケ谷小学校 教諭)・三浦 大輝 (一関工業高等専門学校 電気情報工学科)・池田めぐみ (山形県スポーツ協会スポーツ指導員/フェンシング競技オリンピアン)16:00~16:30 オンライン茶話会

高畠熱中小学校 2020年05月18日

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これからのコミュニュケーションを考える

これからのコミュニュケーションを考える

これからのコミュニケーションを考える~オンラインとリアルの上手な使い分け~ 4月25日(土)高畠熱中小学校授業オンラインへ移行して2回目となる今回の授業を担当いただいたのは福田幸志郎教諭、福田教諭は2010年より生きるための知恵を身につけるための塾「勉強を教えない塾 福幸塾®」を立ち上げ現在も引き続きじゅくちょうとして活動されています。今回は大阪からオンラインでの授業を実施していただきました。 大阪よりオンラインでご参加いただきましたこれからのコミュニュケーションを考える今回も「Zoom」上で授業を行ったのですが、新型コロナウイルスの影響も長引きそうでオンラインでの授業を意外といけるぞとか楽しいぞというのを感じる授業を実施いただきました。「おたがい」を知る、「自分」を表現する、「これから」を描く、大きくこの3つをオンライン上で体験してもう事をゴールとして授業が始まりました。 教わるから考えるへこれからの学びとして先生からただただ教わるのではなく、皆さん自身考えて先生へ質問していくという事を実践していって欲しいという事で今回の授業ではそれをオンラインで実践すべく授業を実施しました。今回の授業は3つの議題についてチャットで回答してもらい、それについて深堀りして福田教諭と考えていく授業を実施しました。流れとして・チャットに参加者皆でアイディアを出す・福田教諭より議題についての解説・チャットやトークを通じて知恵を分かち合うこの3つの手順で下記の議題について考えました。 ①自己紹介まずはじめにアイスブレイクを兼ねて、チャットでの自己紹介を実施していただきました。主に第10期新入生の方を中心にzoom上でマイクとカメラを共有しオンラインでのコミュニュケーションを体験しました。②オンラインのメリット、デメリット現在はオンラインはリアルの代わりとしてしか考えられていないのですが、オンラインのいいところ悪いところ、リアルの良いところ悪いところがあるはずで今回それについてみんなで考えました。昨今の外出自粛を受けてこれまであまり注目されていなかったオンラインのメリットについてみんなが興味を持っている時期なので、どんどん学んで発展させていくのはどうでしょうとのお話をいただきました。授業で集まったアイディア(抜粋)③これからについてこれからの世の中の変化について悲観的に捉えている人もいれば、いやいや新しい事を始めるチャンスだよと捉えている人どちらもいると思います。今回はそんな考えを集めて考えました。福田教諭の考えるオンライン上でのインプットやアウトプットの変化について、実際に今起こっている出来事の例を交えてお話いただきました。ただリアルでしかできない事や体験というのは結構あって、全てオンラインに移行するとはならないだろうともお話いただきました。授業で集まったアイディア(抜粋)熱中小学校らしくポジティブな意見が多く集まりました。生徒を交えてのディスカッション今一番やるべきではないのは自粛だからといって、何もしないという事。せっかく世の中が今の環境で出来る色んな取り組みへ興味が向かっているので自分なりに様々考えてトライしていくのが大切ではないでしょうかとお話いただきました。2時間目は起業コースの授業今回から全員参加できるようになった選択授業起業コースの授業、授業をご担当いただくのは引き続き柴田孝教諭、山形大学産学連携教授として経営・生産革新・戦略論、リーダーシップ論の教鞭をとられています。今回柴田教には73歳にして初のオンライン授業へ挑戦いただきました。授業ではスティーブジョブズの名スピーチ等を引用し、起業家精神とは何かを学ぶ授業を実施いただきました。生徒さん手作りで寄付いただいたマスク着用にて今回はまた前回とは違った形でコミュニュケーションを重視したオンライン授業を実施させていただきました。今回から中々ITに苦手意識があって手を出していなかったかたも、少しずつ参加してみようとかチャレンジしてみようという声が聞こえてきて嬉しい限りです。オンライン飲み会やオンライン部活動なんかも企画が少しずつ形になってきており、高畠熱中小学校から新しい学びと交流の形がどんどん実現できるようこれからも皆さんと取り組んでいければ幸いです。NPO法人はじまりの学校:長谷川授業記録4月25日(土) 高畠熱中小学校第10期2回目天気は快晴、午前中にはFacebookやZoomの使い方のガイダンス、生徒有志とオンライン課外活動についてのディスカッションを実施。 10:00~10:30 facebook講習会、生徒会グループへの参加方法について10:30~11:00 zoom利用法ガイダンス、実際に色々試してみよう11:00~12:00 オンライン課外活動についてご連絡、フリートークタイム12:00~13:30 休憩 13:30~14:40 1時間目 道徳:福田幸志郎 教諭「これからのコミュニケーションを考える」(株式会社福幸塾代表取締役、勉強を教えない塾じゅくちょう)15:00~16:30 2時間目 起業:柴田孝 教諭「創造的思考法① 0→1を作る考え方」(山形大学 産学連携客員教授)16:30~17:00 オンライン茶話会

高畠熱中小学校 2020年04月30日

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オンラインでも「動画力!」 高畠熱中小学校ウェブ式典/授業

オンラインでも「動画力!」 高畠熱中小学校ウェブ式典/授業

オンラインでも「動画力!」 ~高畠熱中小学校ウェブ式典/授業~ウェブ授業の実施にあたって4月11日(土)高畠熱中小学校のウェブでの入学式/始業式、および授業を実施させていただきました。当初は例年通り現地で新入生の皆さんを交えてぶどうの苗植えイベントから始まり、大人が学ぶ小学校とはどんなところだろうと期待に胸を膨らませていただいた新入生にとってのハレの日となる予定でした。新型コロナウイルス拡大の情勢を受けて実際の所授業実施の1カ月くらい前から事務局内の会議ではメインのカリキュラムはウェブ授業実施の方向性で進めてたのですが、ぶどう苗植えは楽しみにしていた方も多く、野外でのプログラムはぎりぎりまで実施の方向で検討していました。しかし開催の1週間前には、山形での発症者が発見され、警戒レベルが強化されたため、現地でのプログラムについては全て中止し、ウェブでの式典、授業を実施する事となりました。ウェブ授業実施にあたって不幸中の幸いだったのは今期のトップバッターをご担当いただいていたのは中村寛治教諭。中村教諭は全国熱中小学校のプロモーションビデオ製作を手掛け、各地で行う「動画力」講座をきっかけに全国の熱中小学校で数々の動画やスターが誕生しています。中村教諭に高畠熱中小学校での事情とやりたい事をお話させていただき二つ返事でご快諾いただき実施に至りました。ウェブ入学式/始業式についてそろそろ一般的になってきましたが、「zoom」というソフトとその中の「ウェビナー」という拡張プラグインを使って配信を行いました。zoomが使えないという人の為にウェブ授業の様子はyoutubeでライブ配信と録画の限定公開もしています。楽しいライブ配信というのを考えてみるとやっぱり一緒に放送を作っている感覚だろうと思います。また熱中小学校の楽しさを考えた時、教室の雰囲気や熱も重要です。そんな事を想いながら事務局内で、機材やソフトをどうしようとか、見せ方をどうしようとか、装飾をどうしようとか、挨拶をどうしようとか、みんなにとってほとんどはじめての取り組みでしたがあれこれ知恵を出し合ってウェブ式典という形で実施させていただきました。ウェブでの式典という事で新入生代表挨拶、在校生代表挨拶は山形県内外の生徒とテレビ通話画面をお繋ぎして実施しました。ガイダンスに関しては普段より文字説明多めのスライドを用いて、当日スライド投影と後日資料の郵送という形に代えさせていただきました。事務局よりご挨拶させていただきました。新入生挨拶もオンラインにて オンラインでも「動画力!」中村教諭とは事前にテレビ会議を通じて授業の内容をご相談させていただきました。中々イメージのつきにくい所で、中村教諭のご提案とご厚意で53分の「熱中小学校が10倍わかる「動画力」講座」を事前に製作いただき今回の授業に繋がります。授業では全国熱中小学校の過去の動画のご紹介から始まり、製作にかかわる技術や方法、想いをお話いただきました。上板町のマスコットキャラクター「かきじい」のなまめかしいPVや、ヤンキー風の男が小林市須木を叫ぶPV。ユーモアたっぷりの動画を交えつつ、動きのある授業を作っていただきました。そしてあの合言葉「動画力」、ライブで参加した皆さんからチャット上で「動画力」のコメントが集まりました。授業後は中村教諭がご自宅からビデオに入り、zoomの機能を使って文字でのQ&Aやビデオチャットでの質問タイムが行われました。今回の授業実施にあたってのお話や、動画制作についての質問が飛び交いました。授業終了後は教諭を交えてzoom上での記念撮影、最終的にカメラやマイクONで入れた方は25名程度(ライブでの視聴者全体は65名程度)でしたが、今後より増えると良いなと思っています。中村教諭お忙しいところ本当にありがとうございました。 オンラインでも「動画力」!第10期高畠熱中小学校 集合写真今回の取り組みを通じて視聴いただいた方からは結構好評で事務局内でもほっとした反面、まだうまく見れていない、楽しめていない人がいるのだろうなと心配していた所です。改めてよく考えると日々結構動画を見てますが、普段どんな工夫がされているかなんて考えません。既存のものなぞる事は安心で当たり前で失敗しない、新しいものを作るのは不安で未知で失敗ばかり。どちらにも学びがあるかもしれませんが、自分にとって本当の学びはどちらにあるのだろうと考えます。生徒の中にはITが苦手な方もいらっしゃいますが、興味を持って入校いただいた方、継続いただいた方に出来る限り一緒に学べるよう注意をしつつオンラインでの授業を続けたいと思っております。なんとなく長期戦となりそうな現状を見ながらも、現地でまた生徒、教諭、関係者の皆さんとお会いできる日に希望を寄せつつ。今この時、この場所でしか得られない学びをみなさんと作っていければ幸いです。NPO法人はじまりの学校事務局:長谷川授業記録4月11日(土) 高畠熱中小学校第10期1回目天気は少し肌寒くも快晴、午前中に予定していた苗植えイベントは中止し、事務局と地元の農家さんにて実施しました。授業式典共にオンラインにて、放課後はオンライン茶話会を実施。 1時間目 オンライン入学式/始業式2時間目 放送室:中村 寛治 教諭(株式会社ヒューマンセントリックス代表取締役社長) 

高畠熱中小学校 2020年04月20日

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