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熱中ブログ

熱中ライブラリー その2  田澤由里社会科教諭 在宅勤務が会社を救う

熱中ライブラリー その2 田澤由里社会科教諭 在宅勤務が会社を救う

2014年2月出版されたテレワーク草分けの書、現在AMAZON Kindle版が無償で提供されています。2014年山形県高畠町の廃校再生資金を得るために、総務省のサテライト実証実験に役場と応募して出会ったのは、全国のプロジェクト責任者だった田澤さん。この本を読み、何回もご指導を受けてなんとか7つある2階サテライトオフィスやWIFIなど整備して、現在も満室となっている。当たり前のことですが国の実証実験の後もちゃんと継続しているのは高畠熱中小学校の頑張りです。この本でいくつかのテレワークの必要性の一つとして取り上げられている‘災害時の事業継続’がコロナの影響で一気に来てしまったが、テレワークの目的や導入プロセスなど、この本を読んだほうがよろしいでしょう。田澤さんは、北海道教育委員会委員に就任以来、教育のネット利用にも取り組んでおられます。高畠、更別、口熊野の熱中小学校で授業していただきました。

堀田 一芙 2020年08月08日

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【高知県】越知ぜよ!熱中塾第3期スタート!

【高知県】越知ぜよ!熱中塾第3期スタート!

たくさんの記事からこの記事を選んでくださってありがとうございます!はじめまして、高知県の熱中小学校『越知ぜよ!熱中塾』の事務局長大鳥愛(おおとり あい)です。本来当塾は10月から第3期がスタートだったんですが、大型台風の影響で11月よりスタートとなりました。それでは、事務局長の感想も入っている授業レポートです。(レポートになっているのかな…)♡応援してもらえると、嬉しいです!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー第3期第一回目授業は、若宮正子さんからスタートです!  若宮正子先生のプロフィール 1935年東京生まれ。60歳からパソコンを独学で習得し、81歳となる2016年秋からiPhoneアプリの開発を始め、翌2017年2月にゲームアプリ「hinadan」をリリース。2017年6月には米国アップルによる世界開発者会議「WWDC 2017」に特別招待され、ティム・クックCEOから最高齢プログラマーとして紹介され一躍注目を集める。安倍政権の看板政策「人づくり革命」の具体策を検討する「人生100年時代構想会議」の最年長有識者議員に就任。2018年2月にはNY国連本部の社会開発委員会のイベントでスピーチを行う。  若宮先生の授業はとてもパワフルで、前向きでとてもパワーのもらえる授業でした。OfficeのアプリケーションであるExcel(エクセル)は計算やグラフなどをするものです。でも、皆さん「エクセルアート」はご存知ですか?なにそれ?!って思いますよね。それがめっちゃ素敵なんですよ!  若宮先生は60歳までバリバリ金融会社で働いていて、定年と同時にその2年前に発売されたばかりのパソコンを購入し、そのパソコンを使いこなすために既存でインストールされているエクセルを使うことを決めたんですが、面白くない…計算なんて頭でするし60歳の自分にはグラフもいらない。そこで、思いついたんですって…!すごすぎん?マスに色を塗って柄にするってどう考えてそうなったんやろう。しかも、その柄を印刷してグッズも作っていて、布にもプリントして服も作っちゃってるんです!▼布を使って巾着なども!めっちゃ素敵!       これだけじゃないんですよ。84歳のプログラマーってことは、スマホのアプリも作っちゃってるという…(もうどんだけすごいん。) ▼アプリhttps://apps.apple.com/jp/app/hinadan/id1199778491  エストニアのお話も…電子政府って知ってます?私は以前若宮さんとお話するまで知らなかったんです。住民票ってありますよね。そこに全て情報が入ってるんです。(語彙力。) エストニアの住民票を見せていただきました。そこには、かかりつけの医師の名前、そして個人で入っている保険会社の名前も入ってるんです。日本じゃありえないですよね でも、確かに日本でも保険証とかにそんなん記述してたらめっちゃ便利ですよね。若宮さんが見せてくれた「住民票」って『仮想住民票』なんです。 え!なにそれ、エストニアって実在せんの?!って最初私は思いました笑   「住民じゃなくても手続きをしたら入れるんですよ~!」電子政府ってなんか難しそうとか、お堅い感じかな~というイメージなくなりました。確かに手続きが必要ですが、パソコンの専用の読み取り機でいつでも見れるしめっちゃ便利で、考え方も素敵ですよね。   90分間若宮先生はずっと立ちっぱなしで、ずっとお話していただいて時間があっという間でした。     そして越知ぜよ!熱中塾の塾生ってほんと素敵って思うのが、質問の時間に手がすごくあがることです。質問をした生徒さんの前まで行って目を合わせて答えてくださる若宮先生もすごく素敵でした。若宮さんの授業ってなんでこんなにエネルギッシュで聞いていると、私も何かしたい!しないと人生もったいない!そう思わせてくれるんですよね。そして、年齢じゃない。思った時にやるか、やらないか。楽しめるように工夫をする。そして何よりも、若宮さんはすごく愛される方だと感じました。  アプリの開発も、エストニアも、周りの方が若宮さんと一緒にやりたいって思っているのがお話を通してすごく伝わってきました。   授業の次の日(2日目)に若宮さんとずっと一緒にいさせてもらっていてすごくポジティブで、頭の回転が早くって話しているとお友達みたいで、助手席で本当にお話いっぱいしてくださって若宮さんのことがもっと大好きになってまた会いたいなぁ。と帰りにつぶやきました。またお会いしたいです!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー2限目は倉崎憲先生です! NHKディレクター。京都出身の31歳。2011年NHK入局。ドラマ番組部に配属後、大河ドラマ「 平清盛」やテレビ60年記念ドラマ「メイドインジャパン」 を担当。ラジオドラマ「世界から猫が消えたなら」 でギャラクシー賞奨励賞、イタリア賞入選。他の演出作品に熱中小学校の発祥でもある山形県高畠町が舞台にしたドラマ「 私の青おに」。ドラマ以外の制作番組に「ドキュメント72時間」「 人生デザインU-29」「あさイチ」「小さな旅」など。現在は大河ドラマ「いだてん」を経て、2020年上半期朝ドラ「エール」を担当。  ”世界中のスタッフと共に 世界中の人を感動させる ドラマ・映画を作りたい ” 倉崎さんは、はじめにそう言いました。 倉崎さんの授業は人の心を動かすエネルギッシュで止まらない、常に変化のあるような素敵な世界でした。 特に、32才までの経験のお話がめちゃめちゃ興味深かったです!本当に何人かの人生を混ぜて話してるような経験がたくさんあってドラマの中の話を聞いているようでした。 自分を俯瞰していて、人生を面白くデザインしていて話を聞いているとこっちがウズウズするんですよ。 私もやらなきゃ、やりたい!行動へ!!!!という気持ちになってくるんですよね。 特に学生の時にラオスへ行って日本で何かできないかなと思ってラオスに学校を立てたという話がもう、、、信じられへん。しかも学生の時ですよ。お金は自分たちでライブを企画して資金調達したという…最高に素敵な青春ですよね。 そこで倉崎さんが、「アナログ的な体当たりでしかいいものは作れない」という言葉が印象的でした。本当にそうやと思います。面倒だな。しんどいな。と思ってしまうと思うんですけど、倉崎さんって自分が決めたこととか、やりたいことにまっすぐで少年のようにキラキラ話していて、、、めっちゃ素敵でした。 しかもその活動は映画になってるんです。僕たちは世界を変えることができない。https://cutt.ly/5e1J5tbアマゾンの評価めっちゃ高いです!私、学生の時に観ておきたかったなぁと思いました。  倉崎さんの生き方の話と加えて、ディレクターとして番組を作る際にやっていることもお話してもらいました。 NHKの番組を作るのはA4の1枚の紙で決まるそうです。だから、そのA4の1枚の紙に魅力を詰め込むことや、 頭の中を可視化する方法、 どれも、倉崎さんの経験を元に工夫されていました。     『自分がアクションを見せることで、人の心を動かす。』 本当にめっちゃかっこよかったです!  そして、もっと全力で人生を楽しんで、いっぱい行動しようと思わせてくれる素晴らしい授業でした。  倉崎さんは、NHKのディレクターをされていて人気の番組も担当されているんですけど、私は「NHKのディレクター」という肩書きでは倉崎さんの魅力はほんの3%しか伝わらないと思いました。   またお会いしたいです!

大鳥 愛 2019年11月28日

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10/17 熱中人ライブトーク!熱中人/佐藤史彬さんfrom高畠

10/17 熱中人ライブトーク!熱中人/佐藤史彬さんfrom高畠

今回のトークライブは、山形県高畠町のシフォンケーキ「にんまる」店主、佐藤史彬さんをお迎えして、地元高畠町の盛り上げ策についてディスカッションします。高畠を県内外からもっと人に来てもらえる場所にしたいと考えている佐藤さん。当日は、地元の仲間たちと「こんなことができたらいいのな」と考えるアイデアを披露いただき、構想をブラッシュアップしていきたいと考えています。iいつも通り熱中コミュニティよりライブ配信も行います!首都圏在住の生徒さんはもちろん、この日東京方面におられる方のご参加をお待ちしています。また、お知り合いでご興味がありそうな方がいらっしゃいましたら、是非ご案内お願いします!詳細&お申込みは以下リンクよりどうぞ。https://necchutl1910.peatix.com事務局 亀田

亀田 俊 2019年10月02日

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高畠熱中小学校に関わり、新たな道を切り開いた人物特集 鉄道模型商品開発 株式会社ル・セル 代表 小形真由美

高畠熱中小学校に関わり、新たな道を切り開いた人物特集 鉄道模型商品開発 株式会社ル・セル 代表 小形真由美

熱中小学校は廃校になった小学校を利活用して、「大人の学び舎」とする取り組みです。水谷豊主演のドラマ「熱中時代」のロケ地だった山形県高畠町旧時沢小学校を利用している事から「熱中小学校」と名付けられました。「もういちど7歳の目で世界を・・・」をテーマに起業家精神や最新技術を学び、交流する事で、今まで全くなかったものを創り出す「場」です。 高畠熱中小学校は山形県高畠町の旧時沢小学校を活動拠点とする熱中プロジェクト第1号。開校して4年。このプロジェクトによって新たな道を切り開いた人物に注目します。 1人目は2019年4月にスタートした株式会社ル・セルの小形真由美社長。鉄道模型関連の商品を開発・販売するユニークな会社の社長さんです。 株式会社ル・セルは高畠熱中小学校2階にオフィスを構えました。ここには「大人の学び舎」だけではなく、元給食室や教室にオフィスが入居しているのです。大人の授業がない日も新たなイノベーションを起こすべく企業が活動し、活気が溢れています。 トイレのそばにオフィスがあります。ごめんなさい。他の教室がすでに満室で、急きょ図書室を改装した部屋です。オフィスの壁には線路の模様が引かれ、車両が飾られています。もうそれだけで楽しげな雰囲気!そんな遊び心いっぱいの小形社長に話を聞きました。 「鉄道は好きですが、本格的な鉄ちゃんではないです。作った景色の中を車両が動いている姿が愛らしいです。」 目の前の鉄道車両が走る姿を愛おしく見つめる小形社長。ちょうど4年前、開校を控えた熱中小学校のオープンスクールに参加した小形社長。当時は山形大学工学部の産官学連携研究員として勤務していた小形社長は、地元、高畠で「面白い学校」ができるという噂を聞き参加したそうです。 熱中小学校が開校してほどなく、鉄道模型を作る選択授業「ものづくりコース」が誕生し、熱中小学校理科教諭で、ものづくり担当教諭の内海弦先生(Arm株式会社 代表取締役社長)のサポートとして小形社長が関わる事になります。 なぜ、サポートする事になったのですか?「ものづくりコース誕生の前の年、熱中小学校社会教諭の柴田孝先生(山形大学客員教授)から、山形に内海さんが来てるから、ご飯食べに行こうと誘われたのがきっかけです。」 小形社長は、もともとNECパーソナルコンピュータ株式会社(旧NEC米沢)にてノートパソコン開発のプロジェクトマネージメントに従事され、その当時インテルジャパン株式会社(現インテル株式会社)にて従事されていた内海さんとお仕事を一緒にされていたそうで、内海さんとのお付き合いはとても長い。その食事会で内海さんよりサポートの依頼があったのだとか。 高畠熱中小学校に関わる事になり、生徒としてサポートとして熱中小学校をどのように感じていましたか? 「豪華な講師陣が魅力的だと感じました。授業時は生徒さんから具体的な質問が飛び交い、すごい熱気を感じました。街はずれで周りには何もないこんな場所に、わざわざ通ってくる理由が分かりました。」 特に印象に残っている授業は?「若宮さんの授業『私は創造的でありたい』です」創造こそ、AIにはできない事。年齢に関係なく、創造は歓びと感動を生みます。 ものづくりが好きで、小学校と中学校の美術教員免許を持つ小形社長に通じるものがありそうです。企業、教員、大学と歩まれて、そして社長となられた今の思いは?「今が一番楽しいです。」「ここに定住して一緒に関わる人が増えて、いつまでも長く愛される鉄道模型を作り続けたいと思います。もちろん利益を追求して!」記事:事務局長 石黒悠起

石黒 悠起 2019年10月01日

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シアトル熱中小学校開校から見えてきたもの-リアルSNSの世界

シアトル熱中小学校開校から見えてきたもの-リアルSNSの世界

都会のマタギと田舎のマタギーその37 シアトル熱中小学校開校から見えてきたもの-リアルSNSの世界皆様、本日はシアトル熱中小学校入学おめでとうございます。 日本も含めて13校目、海外では初めての学校に皆さんは最初の入学生です。 日本で最初の学校は山形県高畠町の廃校になった小学校を大人の学校として再生しました。 この元小学校が、俳優の水谷豊さん主演のドラマ「熱中時代」のロケ地であったという事から熱中小学校と命名されました。 今から3年半ほど前、その最初の入学式にお話ししたことを今日は皆様に贈ります。 ‘何事も最初というのは特別な事です。私達の人生にとって大切な‘好奇心’と少しの勇気を必要とするからです。1番!なんという響きのいい言葉でしょうか。あとあと、ご自分がこの学校の第一期生だったという事を誇りに思える日が必ず来るでしょう。 もういちど7歳の目で世界を! 今日は入学おめでとう! 清水校長、スタッフ、そしてボランティアの皆様と成長してゆく皆様にまたお会いすることがとても楽しみです。‘ わずか2分のスピーチだが、その朝、私に課せられた仕事は‘わざわざ日本から’だけではなく、熱中小学校の関係者としてその勇気をお見せすることだ、と気が付いた。 私は冒頭の日本語挨拶を、当日入学式直前に感じるところがあって皆に小さな勇気をお見せしようと不自由な英語でやることに変更した。日常は英語が普通の彼らにとって、日本語は緊張する環境なのだから、私が緊張する英語で話すことで溶け込みたいと思った。 シアトル熱中小学校が2月23日に開校した。 私の来賓挨拶は短くとも様々の人達の出会いがあってここまで来たという、‘人をつなげる熱中小学校’の初心に帰った思いがある。 第1番目の講義は日本からNHKのディレクターである、31才の倉崎さんが受けもってくれた。米国からは、コストコのチーフバイヤーだったハントーン寛子さん、村上春樹作品の翻訳家であるジェイ・ルービンさん、ゲゲゲの鬼太郎の翻訳者のザック・ダビッソンさんの午前、午後の2部制の授業を行った。 前日の準備の時間に清水校長に、山形新聞の記者さんから電話取材があったが、これが山形県高畠町とシアトルを繋ぐ話ばかりなのだ。 倉崎さんは、今年のNHK大河ドラマ‘いだてん’を担当されているが、山形支局時代に高畠町を舞台に‘私の青おに’いうドラマを制作されたことから熱中小学校に来られたご縁で当時最年少教諭として着任された。 清水校長が日本に行かれてたまたま熱中通販で発見した、‘くだもの畠’さんの葡萄ジュースも昔米沢市で教鞭をとっておられた清水校長の片腕である金先生の教え子の商品だった。高畠とシアトル校が人と商品で運命の糸のようにつながっている。 私達はこのプロジェクトを通じてSNSの未来形を作っているのだ。 お友達や知り合いの輪を超えたところー成長したいと真剣に考えている人達だけが知っている熱のある生身の人間同士の謙虚だがバランスの良い出会いとつながりの連鎖を創っているのだ。 日本の生徒さんが6月のシアトルのJapan Fairにちょっと無理して修学旅行で参加するのも、成長する自分を確かめに行くのだ。もう‘いいね’の世界は遠い後ろにある。ビッグデーターもAIもきっと同じように大したことではない。 ダイナミックでリアルな人間集団には見えないが果てしのない成長の夢が広がってゆくのだから。

堀田 一芙 2019年07月05日

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都会のマタギと田舎のマタギ その32 「デザインに感性はいらない」

都会のマタギと田舎のマタギ その32 「デザインに感性はいらない」

都会のマタギと田舎のマタギ その32 「デザインに感性はいらない」「デザインに感性はいらない」というテーマで開校したばかりの山形県高畠町の熱中小学校の教壇に立ち、その後高岡熱中寺子屋を起ち上げ、全国の熱中小学校のデザイン戦略を一手に手掛けていただいた、前田一樹先生が逝ってしまった。デザイン界の大御所である先生には2011年、東日本大地震をきっかけに立ち上げた’オフィスコロボックル‘のロゴを無償で作って頂き、その作品は私がお話をした内容よりずっと先まで考えておられた。「真ん中にある鍵穴は人です。人が中心。周りはらせん状に縁のある人達が共に昇ってゆく将来の方向があります」竹村さんが考えた‘他力創発’のキャッチフレーズを表して、やがて熱中小学校のプロジェクトでも、全体デザイン設計をやって頂いた。「熱中小学校のロゴマークのパーツは小学校の教科を色と形で表しています。このパーツを組み合わせて将来いろいろな発展があります。」デザインには概念が大切で、生活者の為に新しい価値を作り出すものだという講義は厳しいロジカルなデザインの世界を初めて知ることとなった。3週間前ほど前に手術入院されて以来、先生からコンタクトがあった。初対面のご子息にお会いしたのが11月9日の金曜日。別れ際に先生のご様子を伺うと、明日富山の病院に行かれるとのことだった。そして悲報は2日後の早朝に高岡熱中寺子屋の開事務局長からもたらされた。今日、先生に最後までお世話になった作品ともいうべき、シアトル熱中小学校のバナーがオフィスコロボックルに届いた。先生のご指導の下、田中裕子さんが先月、熱中小学校デザイン室担当に着任されており、今後とも心配はないようにされていた。そのシアトル校と、国内12校のすべてバナーをオフィスの駐車場に飾り、中村放送室担当にお願いして青柳さんにビデオを撮って頂いた。今その足で高岡のお通夜に向かっている。先生、お通夜の前ですが、ビールと日本酒を新幹線で飲んでしまいました。先生が言った。「堀田さん、いいんだ。あなたは経営者。デザイナーには向かない、感性の人なんだから」

堀田 一芙 2018年11月13日

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都会のマタギと田舎のマタギ その28 新入学生諸君! 熱中小学校第7期入学式式辞

都会のマタギと田舎のマタギ その28 新入学生諸君! 熱中小学校第7期入学式式辞

都会のマタギと田舎のマタギ その28 新入生徒諸君!熱中小学校第7期入学式式辞みなさん、入学そして進学おめでとうございます。熱中小学校は前期に3年を終了した卒業生を輩出し今日から7期目になります。この場には皆さんの後ろに、2期生から今期で卒業される6期生の方たちも座っています。私は3年前の入学式にご挨拶の機会があり、その時、どんな企てでも最初に集まった人は特別だ、という話を1期生84人の方たちにしました。用務員の私自身も当時この集まりがどんなことになるのか不安と期待でいっぱいでした。「皆さんは良く入学されましたね。」というお話をしました。そして熱中小学校のプロジェクトは今日から次の3年に向けて、新しいステージ、Version-2に入ります。今日の新入生は、その熱中小学校発祥の地のVersion-2の1期生という特別な方たちです。Version-2の内容は本日詳しくお話しする時間はありませんが、1.海外展開が始まる事 2.新しく加わる地域は熱中通販事業に参加する事(高畠はすでに参加しています) 3.学校の生徒さんの平均年齢を50歳以下、生徒数は70-100人くらいを目標にする事 4.民間の力をもっと活用する等が骨子です。さて、全国の校長、教頭先生の全国平均年齢は60歳代です。その中で、この高畠校は重松大輔校長、玉川憲教頭先生の年齢は今43歳です。‘熱中小学校の挑戦’本に就任のいきさつが書かれていますが、お二人は当時まだ先が解らないようなベンチャーの創業時期でした。この校舎が24年間使われて廃校になったことから、それを超える25年以上継続するにはその時にもまだ生存している可能性がある若者がいい、という思いでお願いしました。我々の目に狂いはなく、彼等は、3年後の今や自分の会社のみならず我が国の変化を推進するリーダーとなり、海外を飛び回り、こうした式典にも来られないような人物に成長しました。この前の卒業式には重松大輔校長先生のビデオメッセージでしたので、今日は玉川憲教頭先生メッセージを見ていただきましょう。(玉川教頭ビデオメッセージ)さて、熱中小学校発祥の地、高畠のVersion-2の目標は、起業家精神に溢れた卒業生を輩出し、その卒業生から重松校長、玉川教頭先生の後継者、つまり第2代校長、教頭先生を生み出すことです。本日入学した皆さん、そして在校生の皆さん、どんな事でも3日、3週間、3か月継続すると明らかに新しい形が生まれます。この廃校だった校舎も皆さんの活動で生まれ変わりました。その精神を継承していけるのは皆さん自身です。改めて、入学と進学おめでとうございます。(2018年10月13日山形県高畠町での熱中小学校入学式にて)

堀田 一芙 2018年10月13日

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都会のマタギと田舎のマタギ その20  熱中小学校初の卒業生に期待する事。

都会のマタギと田舎のマタギ その20  熱中小学校初の卒業生に期待する事。

都会のマタギと田舎のマタギ その20 熱中小学校初の卒業生に期待する事。2015年10月3日、85人の生徒さんが入学して始まった山形県高畠町の熱中小学校。6か月を1期として6期、3年。ついに30人の第1期生が卒業された。8月19日(日)来賓の皆さん、先生方、在校生の出席を頂いて厳粛なうちにも笑い声の絶えない卒業式が行なわれた。東京、北海道在住の卒業生がいたのも最初の学校ならではの風景だった。卒業生の皆様が印象強く覚えていてくれたのは、入学式に先立って行った、自分で椅子を組み立てた作業だ。私の友人に金山杉の森林組合長さんがいて、数か月前に設計、材料の調達、事前加工、そして当日の組み立て指導までやってくれた。杉の木の乾燥時間など難しい問題はあったが、なんとかギリギリ間に合った。理科室のレーザ―加工機で作った杉材の名札を背に張ってあるので、22人の皆さんはご自分で3年前に作成した200年前の杉材料製の椅子に腰かけて、卒業式に臨んでもらった。寒河江高畠町町長の来賓挨拶は、心と力のこもったもので、町としてこの事業が一定の成果を上げてきているという自信と今後のさらなる期待を感じさせるものだった。一方、運営を担っているNPOはじまりの学校の佐藤理事長は、今後高畠町に恩返しするのは、人が移住する事や、起業を促進する事をもっとやって行かなければという話だったが、廃校2階のオフィスは満杯になり、東北一のジオラマ制作など3年の成果は徐々に上がっていると思う。なんといっても賑やかに使われている廃校校舎はピカピカに生きている。私は3年前の入学式での自分の用務員挨拶を思い出していた。「よく内容がわからないままでも最初に勇気をもって入学したみなさんは特別だ。1期生はどんな学校でも素晴らしい経験ができる。前例はないのだから、面白いことを自由にやっていこう」というようなことをしゃべったと思う。椅子の制作も、思いついてやりきったが、1期分の授業料と同じくらいの費用がかかった。学校立上げの為にと運動会やお祭り復活など1期生はその面白さを自ら企画実践してきた果報者なのだ。私が個人的に今後の3年間に期待したいのは、生徒さんが着手した葡萄畑の耕作破棄地の再生等農業分野の継続だ。卒業生代表の答辞を担った大越賢治さんは、東京のITベンチャーの社長さんだが、高畠のコメ農家さんとIoTの実験をしていて、最終期には先生の役もやって頂いた。また、‘共生’の西岡教諭の支援で行った、食用葡萄の水量のIoT実験などもある。また、卒業式に臨席されていた高畠ワイナリーの村上社長は‘生活’の教諭でもあられる。熱中通販に、巨峰とラ・フランスの100ジュースを出展している「くだもの畠」さんは地元若者4人の農業法人だ。耕作破棄地再生の活動をしながら、農業無経験者を新しい就農者の研修生として受けいれる活動をしている。彼等の「高畠町 三条自慢 ラ・フランスジュースは先日シアトル校開設の準備の渡米時、Japan Fairに持参して大きな反響を得たのも記憶に新しい。さて、来年3月には高畠町では2期目の卒業生、8月には、會津熱中塾、高岡熱中寺子屋と、卒業生を輩出してゆく。高畠で生まれた30人の初めての卒業生に期待することは、今やっている仕事や生活の中で、面白いことを探して自ら行動する事。そしてささやかな事でも時間がゆるす限り地元に貢献する活動を継続してもらいたい。3年で90人以上の先生に出会った事、生徒さんの交流で生まれた絆。そして何よりも「一期生は特別に面白い事を、ドキドキ ワクワク」 したのだから。

堀田 一芙 2018年08月23日

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都会のマタギと田舎のマタギ その18 山崎史郎氏のリトアニア大使就任

都会のマタギと田舎のマタギ その18 山崎史郎氏のリトアニア大使就任

都会のマタギと田舎のマタギ その18 山崎史郎氏のリトアニア大使就任熱中小学校プロジェクトを進めるうえで元内閣府地方創生総括官、山崎史郎さんとの出会いは奇跡としか言いようがない。熱中小学校発祥の地、山形県高畠町の八巻企画財政課課長代理(当時は係長)が外部の朝食会で山崎氏と会話した事がご縁の始まりだった。その後当時の斎藤課長と3人で内閣府に説明に伺い、資料を見られて‘うん、これはおもしろい!’と大きな声をあげられた。それから、熱中小学校プロジェクトに山崎さんにはお忙しい中時間が許す限り、各地で講演いただいた。特に印象深かったのは4年前の高畠町での生徒募集のオープンスクールだ。閉鎖されていた廃校が再生され、5年ぶりに人が集まって賑やかになり、締め切っていた窓が開くと、人好きなつがいのツバメが舞い込んで来て校舎の教室や廊下をのびのびと回遊し始めた。ツバメは人のいる近くに巣を作って天敵から身を守る習性があるので見回りに来たようだ。ツバメは山崎さんの講演のときは体育館の天井近くにとまって満席の250人の聴衆と聞き入っているかの様で動かない。主催者としては、もしや糞が落ちてこないかと上ばかり気にしていたところ、山崎さんの声が突然止まった。演壇を見ると、しばらく目頭を押さえて涙をこらえておられるのが目に入った。それは、山崎さんが福島の原発事故の際、首相補佐官をされていた話に触れた時だった。日本がどこまで汚染されてしまうか、4年前の緊迫した時を思い出されての涙に、会場は一瞬静まり返った。「熱中小学校の果てしなき挑戦」の本の中で、仙道保健室担当(元山形大学学長)が「私はこれまでにこんなに心のある官僚を見たことがなかった」とコメントされている。もう一つの記憶に残る講演は會津熱中塾でのオープンスクールだ。山崎さんは山口県長州のご出身、多少の緊張があるのではないかとの私の勝手な心配もよそに、素晴らしい話を終え、その後の飲み会では大変盛り上がった。酒はいつでも愉快で明るい。こうして全国の熱中小学校の開校を支援いただき、昨年退官後はお約束どおり、特別教諭に就任いただいた。その山崎さんがリトアニア大使に就任されるといううれしいニュースが入ってきたのだ。第2次世界大戦中、リトアニアのカウス領事館に赴任していた杉原千畝氏がナチスドイツの迫害から逃れてきたユダヤ人にビザを本国の指令を無視して発給したこと等、今でも親日家が多い国だそうだ。そして山崎さんのリトアニア大使就任をひときわ喜んでいるのは八丈島熱中小学校の関係者だ。八丈島在住で熱中小学校の体育教諭をされている浅沼剛成さん((株)ウェルネスファームひょうたん島代表取締役)から、早速メールをいただいた。「昨年より八丈島の富士学校がリトアニアのナイセイ市。八丈島高校がビルシュートーナス市と交流を始め、来月には役場にリトアニアから青年が勤務します。11月には音楽学校の40人が来島します。ここに至るまでは前リトアニア大使の重松豊英様がホノルル領事当時、私が八丈の子供を全米少年柔道大会に連れて行ってお会いしてからのご縁です。山崎様がリトアニア大使になったという事は本当に嬉しいニュースです。」熱中小学校の宝である教諭、役場、事務局関係者の皆様には、毎月第3木曜日の夜、熱中さんもく教員室という、懇親会を開いており違った世界の方々との楽しい出会いの場になっている。6月、7月のさんもく教員室出席の皆さんで、山崎さんには名前入りの会津漆塗の万年筆をプレゼントした。そしてその席上、小松琴浦町長との会話でなんと山崎さんは離日4日前の「とっとり琴浦熱中小学校」でのオープンスクール講演を快諾してしまった。8月25日は鳥取県琴浦町で、―「人口減少と社会保障―「全世代型社会保障」と「地方創生」―をテーマに山崎さんのしばらく留守にする日本に対する危機感と愛情あふれる話を熱っぽく聞かせていただけることだろう。

堀田 一芙 2018年08月10日

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