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「日本酒文化の楽しみ方」/「デザインと大学の役割」

「日本酒文化の楽しみ方」/「デザインと大学の役割」

「日本酒文化の楽しみ方」7月6日(土)1時間目の授業を担当いただいたのは新城猪之吉さん、新城さんは末廣酒造株式会社代表、また會津熱中塾塾長、酒造りをなりわいとしながら人材育成にも力を入れて様々な活動をされています。末廣酒造の長男として生まれた新城さん、子供のころから跡継ぎという言葉を言われてきたのですが、実は跡継ぎになるのが嫌で俳優や医者なんかを目指した時もあったと言います。しかしながら小さいころから身近にあったお酒は大好きで、大学卒業後協和発酵へ就職しワインの販売を担当する事になったそうです。それからはやっぱりワインも大好きで、会社には日本酒がたくさんありますが、自宅にはワインが沢山あるそうです。その後醸造試験所での経験を経て末廣酒造で酒造りを始めます。ジョークを交えながらお酒について語る新城さんお酒が出来るまでブドウ糖を発酵させてアルコールと炭酸ガスをつくる酵母菌は自然界の至る所に生息しています。特にぶどうはそのままブドウ糖を含んでいるので、自然界の酵母に触れさせて放置するだけでワインを作る事が出来ます。また酵母菌と呼ばれる菌にも沢山種類がありそれぞれ異なる味や風味を生み出します。麦芽やお米については含有するでんぷん質を分解して麦芽糖やぶどう糖を作ってから、酵母によって発酵を促しビールやウイスキー、日本酒を作ります。古来日本ではでんぷん質を分解するために唾液を用いました、口噛み酒なんてのはそこから生まれた文化です。ただその後麹菌がでんぷん質を分解する事がわかり、麹菌を繁殖させた麹を使った酒造りが始まります。麹も米麹、麦麹など様々種類があり、お酒のできも大きく異なるそうです。おいしいお酒ってなんだろう新型コロナウイルスの影響で家庭内でのお酒の消費量は増えてきているけれど、やっぱり安いお酒ばかり売れているそうです。日本酒は飲食店や現地で買われる事が多くやはり大変な状況との事です。新城教諭が酒業界で働き始めたころ三増酒(さんぞうしゅ)という日本酒に醸造アルコールを加えたものが流行っていました。当時新城教諭もこれが流行っているのはおかしいと唱えたけれど、みんながおいしいおいしいと飲んでいるじゃないかと皆に言われたそうです。食べなれたものがおいしい、飲みなれたものがおいしい。そう感じてしまうと気づいたそう。最近はそういうのに取って代わってより安価に違和感なく飲める、第3のビール等の新しい商品が出来ています。一方で伝統的な酒蔵では若い人を中心に新しい価値を提供しようという発想も生まれてきているので古き悪しき蔵元の自己満足文化に囚われず、安酒とは違う価値の提案をしていきたいとのお話でした。赤玉ポートワインや粕取り焼酎といった昔のお酒の話から生活文化の話まで、酒蔵の歴史から今の酒文化の動きまで、日本酒の種類や種類毎の作り方美味しい飲み方等幅広くジョークを交えながら日本酒文化を楽しむ授業となりました。「デザインと大学の役割」2時間目の授業を担当いただいたのは中山ダイスケ教授、中山教授は東北芸術工科大学の学長としてデザイナーとしても現役で活躍されています。20代の頃からニューヨークでアーティストとして活動していた中山教授ですが、永住も考えて活動の拠点としていたNYで同時多発テロが起こります。NYのスタジオでは道に迷った留学生たちへアートだけでなくキャリアについて、相談に乗ったりする事も多かった中山教授は同時多発テロ以降NYが殺伐としてきた事もあり、日本に戻り知人と共に仕事をしたり講師として活動したりする事になります。中山教授の出身は香川県の丸亀市という事で東北にはあまり縁がなかったとの事ですが、東北芸術工科大学でも講師として仕事をするようになり現在に至ったそうです。デザインについて愛嬌たっぷりに語る中山教授山形でのデザインの仕事フルーツジュース、お菓子、お米や野菜、観光、スポーツや音楽関係、学校等、色んな分野で実際に手掛けられたデザインの仕事のお話でした。中山教授の手掛けたお仕事は取り組みの魅力を引き出して多くの方に知ってもらうため、実際に人に関わってもらい有意義な取り組みをつくるため、デザインの力を最大限に活用されているのが印象的でした。ニューヨークでお金持ちのためにアート作品を作る頃から、日本に来て最初にジュースのデザインを作り始めて大きく変わったそうです。ゴミ箱に自分の作ったデザインの空き缶を見て、実際に色んな人の目に触れて手に届いた事を想像して、なんだか楽しくなってきたなんてお話もありました。東北芸術工科大学の目指すところ昔は人の営みの中で何かを思いついて表現する事はデザインもアートも区別なく1つでした。現在それらは表現としてのアートと商業としてのデザインが2つに分かれていますが、未来それらが一つに繋がっていってより大きな存在になるのではないか。そんな想いが東北芸術工科大学のロゴには込められているそうです。また東北芸術工科大学の英語名は、「TOHOKU UNIVERSITY OF ART&DESIGN」という事でデザインも名前に入っています。芸術大学の英語名にデザインが入っているのは実は珍しいそうで、ここからもデザインとアートを繋げていくそんな想いが垣間見えます。公設民営の大学として始まり現在30年目になり、実は建設時の想いなどがわかる資料等はあまり残っていないのですが、デザインに込められた意味や想いをくみ取って、中山教授もそれを実現すべく大学での取り組みを行っていきたいとのお話でした。東北芸術工科大学のロゴデザインと込められた想いデザインに求められるチカラデザインはモノとコトに分けられる事が多いけれど、モノもコトもどちらか一方だけでいいという事はありません。広義に考えれば法律や経済、インフラにもデザインの力が必要なはずで問題点は多く指摘されながらも相変わらず無計画な建設や営みが続いています。東北芸術工科大学では芸術、デザイン教育を通じて想像的な人材を輩出する新型の芸術大学を目指しているそうです。これは中山教授自身が東京の芸術大学にいた経験からデザインやアートをする人だけを育成すると、どうしても少数成功者とそれを恨む大多数の人が生まれてしまうのを感じており、そんな経験から創造的な人材にもっと多岐にわたる分野で活躍してほしいとのお話でした。山形は課題先進地域これまでは都市部が先進的な取り組みをしてきたわけですが、実はこれからの時代様々な課題にすでに直面している山形のような場所こそ、それを解決する方法を考えて生み出すのにうってつけの地域だと言います。そしてそれをちょっと変わった創造的な人材が解決していくのではないでしょうか。そうしてできた魅力的な地域の小さな暮らしの哲学や、自慢の地域を見せ合いっこするような時代がやってくるのではないか。地域で活躍できるよう東北芸術工科大学でも取り組んでいきますとお話をいただきました。高畠熱中小学校も里山の小さな学校という事もあり地域の課題や問題が見えてきます。柔軟に創造的に発想する人が集まり新しい発想を生み出す学び舎として活動していきたいですね。午前中はワインぶどう園地実習放送席を務めていた地域おこし協力隊の鈴木さんも今回で退任、おつかれさまでした!授業記録 7月6日(土)今回はオンラインオープンスクールという事で、山形県内外、シアトルからも一般の方にもオンライン参加いただきました。10:00~11:30 ワインぶどう園地実習今回は剪定、誘引、摘芯作業、草取り、園地整備全般を行いました。 13:00~13:20 一般向けガイダンス熱中小学校の概要や来期の取り組みについてご紹介しました。13:30~14:40 1時間目 新城 猪之吉(會津熱中塾塾長/末廣酒造株式会社 代表取締役社長)「日本酒文化の楽しみ方」15:00~16:10 2時間目 中山 ダイスケ(東北芸術工科大学学長)「デザインと大学の役割」

高畠熱中小学校 2020年09月01日

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「パーソナルプロジェクトをはじめよう」/転換期を迎えた世界の宇宙活動

「パーソナルプロジェクトをはじめよう」/転換期を迎えた世界の宇宙活動

「パーソナルプロジェクトをはじめよう」6月13日(土)1時間目の授業をご担当いただいたのは遠藤諭教諭、遠藤教諭はパソコン総合誌『月刊アスキー』編集長を長く務め、ミリオンセラーとなった『マーフィーの法則』や経済学者の野口悠紀雄氏による『「超」整理手帳』も手がけました。現在は角川アスキー総合研究所主席研究員として活動をされており、最近では耳栓コレクターとして『マツコの知らない世界』に出演されています。遠藤教諭はオンラインにて授業いただきました。今回からは現地を開放してのハイブリッド授業趣味でも仕事でもないプロジェクトそんなパーソナルプロジェクトを皆さんはじめてみませんかというお話をいただきました。パーソナルプロジェクトをつくるコツとしては「できれば、世界中で自分しかやってない小さいけれど歴史を作りだすこと。」だそうです。企業内でやれることはどうしても制限があります。ただ何かやろうと思った時学校でおしえていることが古すぎるので実際に使いにくい知識が多い。そうすると専門家や友人から話を聞きながらプロジェクトを進めていく事になる。ごちゃ混ぜにしてやっているとごっこになってくる。でもごっこあそびでいい。それが学びになる。そして学びは自分もなにかできるという勇気になる。そんなパーソナルプロジェクトのススメのお話をいただきました。 地域にこそパーソナルプロジェクトを最近はプロジェクトをやるのに都合のよい道具やサービスが出てきています。たとえば「本」を作るのは昔から比べれば手間もお金もかからなくなった。企業のエンジニアが自身の技術の同人誌を作って交流会をおこなっている事例からパーソナルプロジェクトでの自身のスキル向上や新しいつながりづくりのお話をいただきました。遠藤教諭のパーソナルプロジェクトとして、フローティングペンというものがあるそうです。とりくみは子供に戻った気持ちでどきどきしながらクラウドファンディングで始めたのですが、メディアにもとりあげていただき小説の1シーンにも登場したりするようになったそうです。フローティングペンの詳細は下記から:http://www.mm-m.ne.jp/jajamaru/index-j.html 新型コロナウイルスの影響で変わってきた生活様式やニューノーマルとなる取り組み、遠藤教諭の身近な話や最近の話を交えながらの授業となりました。どうしたら実際に地域でパーソナルプロジェクトを始められるか具体的な質問が飛び交いました。 転換期を迎えた世界の宇宙活動6月13日(土)2時間目の授業は斎藤紀男教諭、斎藤教諭は1970 年宇宙開発事業団(現JAXA)へ入り、ロケット開発・打上げ、人工衛星開発、きぼう開発・利用、宇宙実験、地球観測や調査国際関係等に携わった後、地球科学技術推進機構常務理事、日本宇宙少年団(YAC) 専務理事を経て、現在はイベント等次世代へ宇宙への夢を育てる活動に関わられています。 斎藤教諭も今回はオンラインにて授業をいただきました。少し前までは宇宙って変わり者とか別世界というイメージだったのが、社会的な認知も高まってきてビジネスとかそういうイメージも強くなってきました。最初は宇宙クイズという題してお話をいただきアポロ計画で月面に着陸した宇宙飛行士の人数や、土星の輪は何でできているかというお話をユーモアたっぷりにお話いただくところからスタートしました。 宇宙クイズから授業スタート宇宙とは?言葉的な意味を捉えると「宇・・空間(四方上下)」「宙・・時間(往古来今)」という事で私たちは地球に住んでる宇宙人かもしれませんね。宇宙の定義としては上空100kmからというお話があり、普段車で走る距離を考えるとそこまで遠くないように思えてきます。人類から見た宇宙を3つに分けて考えると特徴が違い分かり易く、1地球近傍、2太陽系、3太陽系を超えた宇宙に分けられるとの事で、今の子供達が働き盛りの頃は宇宙で働く時代が来るかもしれません。 1、地球近傍について水星、金星、地球、月、太陽、火星、小惑星が地球近傍の惑星とされています。火星は環境が地球に似ているという事もあり、積極的に探査が行われており生命または生命の痕跡がいないかどうかは世界中で興味を持って探査している内容です。星同士を比較してみた場合「地球は生きている!」とみる事ができるそうです。大気循環、水循環、海・深層流、地下の動き、エネルギー収支といった環境問題というのは星の生態かもしれません。太陽は地球の約109倍の大きさで温度も表面温度が6000℃、コロナは100万℃以上と何となく適当に見ていますが、途方もないスケールです。太陽の中心は核融合反応し、表面は常に小爆発しており、そのたびに地球にも太陽フレアとして降り注いでいます。ほとんどは大気や地場によって守られて届きませんが、大きな動きがあれば磁場にも影響を与えます。 2、太陽系について上記以外の木星、土星、天王星、海王星、冥王星は太陽から地球までの距離を1AU(天文単位)とすると木星は5倍以上離れています。(地球近傍の惑星は0.4~2倍の範囲内)10万AU程度の所が太陽の重力の及ばない太陽系の果てとされています。また太陽系の外側にも宇宙空間が同様に広がっており、お隣の恒星系として観測されるケンタウルス座α光の速さで4.3年くらいかかる距離です。火星と木星には結構距離がある 3、太陽系を超えた宇宙太陽系が属する銀河系(天の川銀河)の広さは光の速さで10万年位離れています。そして星系も銀河も宇宙に普遍的に存在する事は観測されています。1/3から半分くらいは惑星を持つ恒星があるとされており、E.T.のような地球外生命体の存在は可能性として示唆され続けています。宇宙活動略史ガガーリンが有人飛行したのが1961年アポロ11号が月に着陸したのは1969年、そこから考えると人類の宇宙活動は50年程の歴史しかなく実はまだまだ発展途上の分野です。 最近であれば今年の5月に米国のクルードラゴンが有名で、中国の新型有人宇宙船は無人で初打ち上げに成功し、インドも宇宙開発本格化、民間主体の宇宙開発が盛んに行われ宇宙ビジネスがゴールドラッシュ化しています。 2020年から宇宙進出は第3フェーズへ移行しています。宇宙開発から宇宙活動の時代へ、国主導から民間主体へ、宇宙開発の研究は地上での生活にも役に立つことが多く新宇宙ビジネスにも期待されています。特にwithコロナ時代において密閉空間での健康や精神状態の研究は有効活用できるのではないかと捉えられています。第3フェーズ、人類の宇宙進出本格期途中クイズや素朴な疑問を投げかけながらユーモアたっぷりの授業をいただきました。特に男性陣はさながら小学生の様に目を輝かせながら質問しているのが印象的でした。午前中はワインぶどうの園地実習を実施しました誘引作業をメインに行いました6月13日(土)高畠熱中小学校授業記録10:00~12:00 ワインぶどう園地作業13:30〜14:401時間目 通常授業 遠藤 諭 教諭角川アスキー総合研究所 取締役主席研究員「パーソナルプロジェクトをはじめよう」15:00〜16:102時間目 通常授業 斎藤 紀男 教諭スペースゼロワン代表、日本宇宙少年団(YAC)相談役、JAXA 元副本部長「転換期を迎えた世界の宇宙活動」

高畠熱中小学校 2020年08月28日

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いじめをテクノロジーで解決できるか/ハイブリッド終業式,卒業式

いじめをテクノロジーで解決できるか/ハイブリッド終業式,卒業式

いじめをテクノロジーで解決できるか8月8日(土)1時間目の授業をご担当いただいたのは、隈有子先生。隈先生は株式会社マモル代表取締役CEOとして「こどもがいじめで悩まない社会を目指して」をキャッチコピーに活動されております。元々IT関係の事業開発ディレクターとして、中高生向けサービスをリリースしていたそうですが、当時多くの保護者や子供と接点が多く、以前より関心があった「いじめ」を少しでもなくしたいという想いから株式会社マモルを立ち上げ現在も引き続き代表として活動されています。今回は先生はオンラインにて、生徒の皆さんは人数を制限して現地での授業となりました。オンラインから会場と議論しながらの授業いじめを取り巻く最近のお話SNS上でのいじめ、SNSでの誹謗中傷が増えてきており、隈先生もことあるごとに記事を書いたり、相談に乗ったりしているそうです。また子供を狙ったデジタル犯罪についても、やはり最近は相談の件数が増えています。海外の方から日本のいじめについて聞かれる事もあり、自殺率が高いからなのかいじめが多いのではないかと、海外からは思われたりすることが多いとのこと。実際にデータとしても、日本でのいじめの件数や自殺は近年増加傾向にあり、過去最悪の件数を更新し続けています。いじめについてみんなで考える2つのテーマについて生徒の皆さんと議論しながらの授業となりました。質問①:あなたが思う子どものいじめってどんなものですか?会場からの意見・その子がやってほしくないと思うことを、継続的に行うこと・無視すること、仲間外れにすること・ みんなと同じでなくてはならない、という意識がいじめを生んでいると感じる。・いじめの標的が、瞬間にして変わるのは、昔から変わらない。対象になる理由は特にない。・いじめが目に見えなくなって複雑化して難しくなっている。そんな意見が集まりました。法律的ないじめの定義いじめ防止対策推進法の第2条には「当該行為の対象となった児童などが心身の苦痛を感じているもの」とされていますが、心身の苦痛といっても人それぞれで大小さまざまで、実際の現場ではやはりなかなか判断と対応が難しいのが現状だそうです。質問②:いじめをテクノロジーで解決するってどんな方法があるんでしょう?会場からの意見・カメラ等でいじめの現場を監視する事・チャットで誹謗中傷の文字を検知する・感情を体験するテクノロジー・アナログな日常会話とかそちらのほうが実は大事なのでは・チャットなどが盛んだが文字でのコミュニュケーションは誤解を生む原因ではないかそんな意見が集まりました。隈先生からいじめを解決するテクノロジーの実例を紹介・トイレの騒音やたばこの煙を感知するテクノロジーでいじめを予防する・いじめを克服するゲームを通じていじめを学ぶ・人を傷つける言葉をポジティブな言葉に変換する「善意のキーボード」・悩みを話せる仮想空間を作っていこうという取り組み・AIを利用してネットいじめの言葉を探知する取り組み・脳波を測定してストレスを可視化するテクノロジー・防犯カメラをたくさんつけるのがいいという声もあるそんな実例を交えていじめを解決するテクノロジーについて紹介いただきました。マモレポについて色んな学校を見ている中でいじめが少ない学校や雰囲気のいい学校に共通していたのは、相談が先生にできるか、先生が状況を把握できているかという部分だそうです。また海外ではスマートフォンで匿名で生徒からいじめ通報アプリというのがあります。そんな状況を受けて隈先生も独自に「マモレポ」を作られたそうです。マモレポは今生徒を取り巻く状況や困っていることを聞き取ると共に、チャットで相談にのっていくそんなアプリです。テクノロジーもそうですが顔を合わせて話し合う事も大事にして、予防×対策の2本立てのアプローチでいじめ問題に取り組みたいとのお話でした。その他にも会場からは「最近はいじめも多様化していてチャットツールでの仲間外れ等難しい事が多い」「カメラを設置して監視しすぎるのはプライバシー的にどうなんだろう」「テクノロジーだけでなくコミュニュケーションについて考える必要がある」「実は昔いじめられていた時こんな風に乗り越えた」そんな話が飛び交い深い議論が行われました。ライフスタイルや価値観の多様化でいじめの問題についても、複雑化しており一概に解決するのは難しいかもしれません。それでも命に係わる問題をしっかりとらえて悲しい出来事が起こらないように、知恵を出し合っていけたらいきたいですね。2時間目は第10期終業式/第5期生卒業式今期は4月からオンライン授業、6月からは現地とオンラインでのハイブリッド授業という事で実施してきました。今期の式典もハイブリッドな形で実施しました。今年はイベントも少なく少しでもハレの日を楽しんでいただくために、現地参加の希望者で和装で集まる式典となりました。今回の卒業生は第5期の入学生8名、その中の6名が現地会場にお越しいただきました。第5期は地域のお祭りを復活させようという「熱中ブドウ祭り」からスタートしました。あれから3年経つと思うと早いもので懐かしいですね。今年は地域に人を招いてのお祭りの実施は難しそうですが、来年にはまた楽しく集まりたいものです。事務局としては暗中模索の中の第10期でしたが、それ故新しい取り組みも生まれました。生徒の皆さんとオンライン授業を作る「放送部」の取り組みを筆頭に、zoom勉強会、最新ソフト体験会、オンライン飲み会、オンライン茶話会、シアトルと交流授業、オンライン料理教室、大間ジロー先生の特別ネットライブ。授業以外でも逆に今の時期しかできないイベントや体験、そして学びがありました。来期の開始は10月からとなりますが、今の時世だからこそできる事や学べる事が実は沢山あると感じています。第11期もさらにパワーアップして活動していきますので、また10月から来期も皆さんと学び挑戦していきたいですね。9月末まで新入生も募集しておりますので、是非ご入学お待ちしております。来期の入学の情報はこちらからご覧ください。https://www.takahata.necchu-shogakkou.com/recruiting-new-students式典の様子理事長佐藤よりごあいさつ校長あいさつはオンラインにてユーモラスに教頭あいさつは現地にて式典が引き締まります今回の放送部は池田さん、豊嶋さんに担当いただきました。卒業生を交えて記念写真今期卒業生のみなさん授業記録8月8日(土)10:00~12:00 ワインぶどう園地作業 13:30~14:40 1時間目授業 隈 有子 教諭(株式会社マモル代表取締役CEO)「いじめをテクノロジーで解決できるか」 15:00〜16:30 第5期生卒業式/第10期終業式

高畠熱中小学校 2020年08月24日

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Charcoal-BASE~炭の可能性を広げるための拠点

Charcoal-BASE~炭の可能性を広げるための拠点

Charcoal-BASE~炭の可能性を広げるための拠点7月25日の1時間目を担当いただいたのは佐藤光夫さん、佐藤さんは宮城県で唯一の白炭職人としてすみやのくらしという取り組みを行っており、現在「Charcoal-BASE」という新たな拠点を作っています。炭の作り方を紹介する佐藤教諭佐藤さんとすみやのくらしすみやのくらしは東北、宮城県の七ヶ宿という高畠の隣町の山間の町で、炭(白炭)と炭のパウダーの入ったお菓子、パンの製造販売をメインに、自然の流れにそった世の中を願って暮らしている、佐藤光夫さんと佐藤円さん家族の屋号です。生まれは名古屋ですが、27年前に七ヶ宿の炭焼き職人と出会った事をきっかけに移住されたそうです。すみやのくらしのメインコンセプトとして「やさしく、なかよく、生きるために。やさしく、なかよく、暮らすために。」を掲げています。そんなすみやのくらしを取り巻く七ヶ宿の自然環境や蝶々や野生生物のお話から授業が始まりました。炭を使った色んな商品開発すみやのくらしでは炭自体はもちろんのこと、お風呂用炭、炊飯用炭、朴(ホオ)の木を使った炭(あかすり用)、防除等で用いる木酢液炭を用いたクッキー、炭を用いたパン等様々作っているそうです。すみやのくらしの商品はネットショップでも購入できます。すみやのくらしネットショップ:https://sumiyanokurashi.shop-pro.jp/白炭と黒炭の違い白炭は白と名前についているけれど、厳密には白くないとのお話。黒い炭の周りに灰が付着しており白く見えることから白炭と呼んでいます。周りの灰を払ってしまうとしっかり黒い炭が表れます。白炭の作り方は窯の中に木を入れて高温で炭化させるのは同じなのですが、白炭は高温で炭化させてすぐに外気を取り込んで冷やします。黒炭は炭化させたあと窯を遮断してしばらく置いておきます。白炭は火が付きにくいですが、火がつけば長い時間燃えます。白炭は黒炭より密度が高く硬質でガスが出にくいという特徴があります。火力は白炭の方がありそうですが、実は同じくらいとの事です。白炭のイメージ空き缶で作る炭実は身近に炭焼きというのは身近に体験できるとの事で、空き缶で炭焼きという動画を取ってきたものをご紹介いただきました。「空き缶で炭焼20200721ー杉の葉、松ぼっくり」https://www.youtube.com/watch?v=YMIh2aDByx0すみやのくらしのこれから炭出し見学、薪割り体験、半日火を見つめる、炭火料理を楽しむ、森への炭まき、炭染め体験、炭を用いるワークショップ等々、炭に触れてもらいながら新しい可能性を広げていく活動していく事を考えているそうです。その中心となる「Charcoal-BASE」は色んな方に協力いただきながら建設中で、今年の9月にオープン予定とのお話です。私たちの暮らしと森林のお話、炭と人の営みのお話、そして今の時代に合った自然と寄り添う暮らしとはなんだろうとそんな問いかけを交えながらやさしくお話いただきました。2時間目は起業コース今期4回目となる起業コースの授業、今回の授業も柴田孝先生(山形大学産学連携教授)にご担当いただきましたまずはパラダイムシフトという事で新型コロナウイルスの影響で激変する世の中の環境、実際にどのように生き抜いていくかそんなお話お話から始まりました。パラダイムシフトとは「その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や思想、社会全体の価値観など革命的にもしくは劇的に変化すること。」生徒の皆さんに質問を投げかけながらの授業これからのパラダイムシフトを生き抜いていく為にどんなビジネスを作っていくか、その手法としてpest分析、市場の再定義、スタートアップを考える上での注意点、スモールビジネスとスタートアップの違いについて、D2Cの販売方法等、多岐にわたるアイディアや実際に今成功している企業が用いている手法のご紹介をいただきました。柴田先生に担当いただいていた起業コースの授業は一旦今回で終了となりますが、生徒の皆さんからの個別の相談は熱中小学校2階のオフィス「リーンアプローチ」にて随時受付しているとのお話でしたので、御用の際は高畠熱中小学校へお問い合わせください。授業記録7月25日(土)10:00~12:00放送部部会※今期の放送部の取り組みを振り返りとこれからのオンライン企画を話す会を行いました。 13:30~14:401時間目 佐藤 光夫 宮城県で唯一となった白炭職人 「Charcoal-BASE~炭の可能性を広げるための拠点」 15:00~16:302時間目 起業 柴田 孝 山形大学産学連携教諭「リーンスタートアップ」

高畠熱中小学校 2020年08月20日

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熱中ライブラリー その3  社会科 山田昌宏教諭 日本の少子化対策はなぜ失敗したのか?

熱中ライブラリー その3 社会科 山田昌宏教諭 日本の少子化対策はなぜ失敗したのか?

「日本の少子化対策はなぜ失敗したのか?」結婚・出産が回避される本当の原因 新形コロナの最中に脱稿された本書は、「パラサイト・シングル」、「婚活」などのユニークな言葉を世に送り続けて来た筆者が、日本の少子化対策の失敗を、「これまでの対策が、未婚者の心に寄り添った対策が取られなかった」と結論付けた書だ。職住接近が必須の大都市勤務者の共働きに必然な2子目のあきらめ環境、もし地方に移住すればたとえ収入が減っても、スぺースと子育ての環境に恵まれて家庭の時間が取れる。。という人生感を応援したいと思ってきたが、筆者はそれ以前に‘なぜ若者が結婚しないのか?’に関する掘り下げと政策がずっと欠けていたと論じる。欧米では独立した男女が(日本は成人しても親と住んでいることは非難されない)、家賃や光熱費などの節約、経済性を求めて好きなひと同士が同棲し、子が生まれて結婚しない状態でも、また別かれても社会が寛容であり、女性と子供を支える施策が効果を生んでいる。、多数派である中小企業や個人事業など、地方に勤務する必ずしも高学歴が多数派ではない若者に寄り添うことなく、都会の高学歴で仕事の継続願望が強い女性の声が反映され過ぎていたのではないか?欧米志向、日本の伝統的な風潮への配慮が少なかったのではないか?筆者は特に女性のトレンドを論じてゆく。それは、日本の若者が今から一生の生活不安を感じて、世間並みの生活を自分の子供に保証できないということから結婚、出産を避けるという、リスクを取れない日本社会の問題までをあぶりだす文化論になっているとともに、この分野で政府の委員を務めてきた筆者の政策立案プロセスの警鐘でもある。山田教諭はこれまで、八丈島、高森の熱中小学校で授業をされているがぜひ他の学校でも議論を投げかけていただきたい先生だ。

堀田 一芙 2020年08月08日

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熱中ライブラリー その2  田澤由里社会科教諭 在宅勤務が会社を救う

熱中ライブラリー その2 田澤由里社会科教諭 在宅勤務が会社を救う

2014年2月出版されたテレワーク草分けの書、現在AMAZON Kindle版が無償で提供されています。2014年山形県高畠町の廃校再生資金を得るために、総務省のサテライト実証実験に役場と応募して出会ったのは、全国のプロジェクト責任者だった田澤さん。この本を読み、何回もご指導を受けてなんとか7つある2階サテライトオフィスやWIFIなど整備して、現在も満室となっている。当たり前のことですが国の実証実験の後もちゃんと継続しているのは高畠熱中小学校の頑張りです。この本でいくつかのテレワークの必要性の一つとして取り上げられている‘災害時の事業継続’がコロナの影響で一気に来てしまったが、テレワークの目的や導入プロセスなど、この本を読んだほうがよろしいでしょう。田澤さんは、北海道教育委員会委員に就任以来、教育のネット利用にも取り組んでおられます。高畠、更別、口熊野の熱中小学校で授業していただきました。

堀田 一芙 2020年08月08日

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熱中小学校ライブラリー その1 大平まゆみさん

熱中小学校ライブラリー その1 大平まゆみさん

(この情報は2020年5月8日現在のものです)熱中小学校の先生や生徒さんには出版された方々が沢山いらっしゃいます。エピソードと共に連載します。大平まゆみ音楽教諭 「100才まで弾くからね」2014年21年7か月にわたり札幌交響楽団コンサートマスターされていましたが、昨年春からALS(筋萎縮性硬化症)にかかられ、11月に退団されました。大平さんは、高畠熱中小学校開設前に廃校の音楽室の音響テストをしていただいて以来、熱中小学校は高畠、会津、徳島、更別で授業していただいています。現在、リハビリしながら北海道内でコンサートされています。最近の活動のニュースです。https://m.youtube.com/watch?v=kHRc1bBzIWw

堀田 一芙 2020年08月08日

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「ひとよしくま熱中小学校」開校支援クラウドファンディング開始1

「ひとよしくま熱中小学校」開校支援クラウドファンディング開始1

とにかくまずは内容ご覧ください!その上で、ご支援、拡散をよろしくお願いします!https://www.dreamraising.jp/projects/necchu-shogakkou/www.dreamraising.jp

【サポーター募集中!】熊本県南部の豪雨被災地に、 復興の力を集結したい! - ドリームレイジング - クラウドファンディング

【熊本県のクラウドファンディング】

亀田 俊 2020年07月25日

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【内閣府の関係人口創出事業に採択されました】

【内閣府の関係人口創出事業に採択されました】

17日、内閣府の「関係人口創出・拡大のための中間支援モデル構築に向けた調査・検討業務」として「ふるさとみつけ塾」が採択されました。参加する11の熱中小学校、所在自治体とともに、Dialogue for Everyone社とガッチリタッグを組み、10月からの実証スタートに向けて、充実したプログラムを仕上げていきます。熱中コミュニティの皆さまにも、プログラムの拡散、候補者への働きかけ、新しいアイディアのご提案など、是非ご協力をお願いします。■ふるさとみつけ塾https://necchu-shogakkou.com/top/furusato.html

亀田 俊 2020年07月18日

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