96 view | 2018/10/20 00:00

都会のマタギと田舎のマタギ その29 OFFがあるからONがあるという働き方

都会のマタギと田舎のマタギ その29 OFFがあるからONがあるという働き方


熱中小学校の家庭科教諭で、料理研究家の山田玲子さんの‘定年ごはん’という本が売れているという。定年後はお金より、3度のご飯を自分で作れるかが大事という趣旨だ。

我が国の人手不足と年金行政の破綻の課題を同時に解決する方法として、70歳までの定年の延長や再雇用が議論されている。人生100年時代の到来という話題も、金融機関の方には消費より貯蓄というチャンスかもしれないが、おかげで消費は伸びない。

いったいいくつになったら休めるのか、と嘆いている人もたくさんいるのではないか?

これまで、会社の業績向上の為に長い間働き、サラリーマン人生を送ってきた一人としては、ちょっと待てよ、長期間働けるのはその仕事が遊びのように面白いか、あるいは仕事の合間に訪れるOFFの時間が楽しいかのどちらかだろう、と言いたくなる。

働き方改革は、遊び方の改革であってほしいのだ。

都会であっても、田舎であっても、働きづめの人生をさらに長い間行なわけれなならないとしたら、早いうちから、趣味の世界や仕事以外の友人、知人を育てていかなければならない。長い間働けるのも、OFFがあるからONが継続できるという事が現実だ。

働き方改革とは、OFFの時間、つまり遊び方の問題なのだ。


またまた温泉の話になるが、私は日本IBM時代に全国の中堅企業の担当や、パソコン事業の担当という立場を徹底的に使い倒して全国の古いひなびた温泉に部下と共に宿泊した。

それらの宿の由来はほとんどが元湯治場である。日本人の労働人口の多数派であった、農家の老人たちは秋の収穫が終わると、鍋釜と米、漬物をもって冬の間は長い湯治生活、つまり大きなOFFを温泉の恵みからいただいていた。

死ぬまで働く必要があったという人たちのOFFとONの切り替えを思うのだ。

しかし、そうした老人達の生活は、決してきれいというか清潔なものではありえないのも宿の現実だった。今の宿の担い手には耐えられないことだろう。

そうした湯治場が、もう少し部屋を広くしていただいて、地元の野菜やコメを必要な時に届けてくれて、‘定年ごはん’ならぬ、‘湯治場ごはん’の本をめくりながら料理をし、入りたいときにいいお湯にいつまでも浸かっていられる。

私はそんなOFFをいつ方始めようかと夢見ている。

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0堀田 一芙


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