273 view | 2019/12/02 14:45

全国熱中小学校の授業めぐり―その5 三島町出張授業@奥会津  市原美穂教諭の巻


 

ホームホスピス生みの親である市原美穂さんは宮崎から奥会津まで、1泊の長旅で来ていただいた。私と同じ団塊の世代で、2014年に普通の家で死にたいという想いある人達と家族の為に、5人の老人を5人のヘルパーが24時間見守る‘かあさんの家’を始められた。

 

みなさんはどこで死にたいですか?誰が面倒を見てくれると思っていますか?

ずばり、‘あいまいなままではだめです、今から子供たちと話し合って’‘人の最後は医療との折り合の付け方です’‘自分が食べられなくなったらどうするか、決めておかなければ’

。。直球勝負でこちらは防戦一方の状態だ。


ホームホスピスは、‘かあさんのいえ’で約5人の老人を見守りしながら、既存の介護保険、医療保険・訪問介護を利用してゆく新しい手創りの介護システムである。ゆるやかなにホームホスピス’の基本ルールを教えながら全国に55か所を数えるようになった。

 

ホームホスピスでは普通の自宅のように、家族のたたずまいや家庭の音が聞こえるように、医療機器に囲まれない形で終末期を迎えてほしいと努力されている苦労が伝わってくる。

市原さんはこれまでに100人以上の方を送り、実は、ここに来る前にお一人みとられてきたそうで、会場は時に空気が重くなるが、残された家族に‘死ぬことは誰かの心のなかで生き続けること’だという事を継承したいという想いも伝わってくる。

 

ここ奥会津は高齢化率は60%を超えて全国でも限界化が進行しているところだが、今でも集落ごとに組長がいて隣人同士で助け合って生きている。

想いは、私のような都会の老人たちの行く末だ。

市原さんが大切にしている、隣近所の声が聞こえるような関係がないところでは、個人や家族が、医療との折り合いをつけるのりしろが充分あるのだろうか?

 

懇親会までのわずかな時間だったが、名湯‘つるの湯’に入って頂いた。

露天にいた女性は月に一度親の様子を見に来られて、お湯に入っていたそうだ。

 

このところ会社の退職理由に、「親の介護」が少しずつ増え、われわれ団塊の世代が平均寿命に達するあと10年あまり、ホームホスピスは‘最後はどこで、誰に世話をされて死ぬのですか?’を問いかけながら、死から遡って私たちの生き方、社会のあり方を問い続けていくだろう。私達には、あまり時間が残されていない。

 


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