546 view | 2020/08/08 07:10

熱中ライブラリー その3 社会科 山田昌宏教諭 日本の少子化対策はなぜ失敗したのか?


「日本の少子化対策はなぜ失敗したのか?」結婚・出産が回避される本当の原因

 

新形コロナの最中に脱稿された本書は、「パラサイト・シングル」、「婚活」などのユニークな言葉を世に送り続けて来た筆者が、日本の少子化対策の失敗を、「これまでの対策が、未婚者の心に寄り添った対策が取られなかった」と結論付けた書だ。

職住接近が必須の大都市勤務者の共働きに必然な2子目のあきらめ環境、もし地方に移住すればたとえ収入が減っても、スぺースと子育ての環境に恵まれて家庭の時間が取れる。。

という人生感を応援したいと思ってきたが、筆者はそれ以前に‘なぜ若者が結婚しないのか?’に関する掘り下げと政策がずっと欠けていたと論じる。

欧米では独立した男女が(日本は成人しても親と住んでいることは非難されない)、家賃や光熱費などの節約、経済性を求めて好きなひと同士が同棲し、子が生まれて結婚しない状態でも、また別かれても社会が寛容であり、女性と子供を支える施策が効果を生んでいる。、多数派である中小企業や個人事業など、地方に勤務する必ずしも高学歴が多数派ではない若者に寄り添うことなく、都会の高学歴で仕事の継続願望が強い女性の声が反映され過ぎていたのではないか?欧米志向、日本の伝統的な風潮への配慮が少なかったのではないか?筆者は特に女性のトレンドを論じてゆく。

それは、日本の若者が今から一生の生活不安を感じて、世間並みの生活を自分の子供に保証できないということから結婚、出産を避けるという、リスクを取れない日本社会の問題までをあぶりだす文化論になっているとともに、この分野で政府の委員を務めてきた筆者の政策立案プロセスの警鐘でもある。山田教諭はこれまで、八丈島、高森の熱中小学校で授業をされているがぜひ他の学校でも議論を投げかけていただきたい先生だ。

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あれから7年。

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堀田 一芙


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